キセキの葉書

7.4/10
合計23件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   90分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   仁瀬由深
劇場で   11月04日 2017
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キセキの葉書 プロット

うつ病と認知症を併発した郷里の母のため、笑える絵葉書を毎日送り続けた女性の実話を映画化。テレビ番組「エチカの鏡」で紹介され書籍化もされたエピソードをもとに、「邂逅」のジャッキー・ウー監督がメガホンをとった。兵庫県西宮のマンモス団地で家族と暮らす38歳の原田美幸は、脳性麻痺を抱える5歳の娘の介護や育児に追われ、心のバランスを崩してしまう。そんな中、自分が娘の病気のせいで不幸になったと思い込んでいたことに気づいた彼女は、昔からの夢だった児童文学作家への道に進むことを決意。ところがある日、故郷・大分で暮らす65歳の母・喜子が認知症とうつ病を同時に発症したことが判明し……。タレントの鈴木紗理奈が主人公・美幸を熱演し、マドリード国際映画祭で最優秀外国語映画主演女優賞を受賞した。

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キセキの葉書コメント(12)

ibbaeg
ibbaeg
このご本人と家族を知って居るだけに、別な人間が演ずるのは最初は違和感がありましたが、実情を知ってはいてもプライバシーの視えない部分を垣間見てその苦労や悩みを知り感動しました。
また、物語の中での出来事についても知って居るだけに更に考える事がありました。
名もない個人の人生が映画になると言うのは不思議なものです。
Naligphcmees
Naligphcmees
ネタバレ! クリックして本文を読む
タレントの鈴木紗理奈が、マドリード国際映画祭で"最優秀外国語映画主演女優賞"を受賞した作品。

彼女が"女優"ではなく、"タレント"と紹介されるのは、露出頻度の問題だけだが、国際的な映画賞とのギャップは、話題性十分である。折しも、フジテレビ「めちゃめちゃイケてる」の放送終了が発表された週末、本作は初日を迎えることになった。

でもコレ、配給が弱く、東京都心で映画館を探すのが大変。全国上映館は郊外ばかりで、さらに上映が1日1回だけとか。しかしむしろ、口コミでロングランするかもしれない逸品。

これは実話ベースの映画である。

鈴木紗理奈が演じるのは、主婦・原田美幸。阪神淡路大震災からの復興ムードの兵庫県西宮市の団地に家族で暮らしているが、脳性麻痺を抱える5歳の娘の介護と、長男の育児で心身ともに追い込まれている。

そこに大分の実家に住む母が、うつ病と認知症を併発。娘の介護もあって実家に戻れない美幸が始めたのは、毎日、絵ハガキを送ること…。

美幸の絵ハガキは手書きで、たわいのない日常が描かれており、クスッと笑える。

そんな絵ハガキが、徐々に母の病状を改善させていく。その数はなんと13年間で5,000枚に及んだ。本作はその過程を描いている。

介護は、とかく"専門家のサポートや専門施設"といった解決方法と短絡的に結びついてしまう。それは仕方のないことだ。しかし、この映画は、困難なときも他人のせいにせず、前向きに生きる主人公の姿と、その驚くべき力を見せてくれる。

美幸が、同じ団地に住む女性に尋ねた言葉が印象に残る。"気持ちだけで、人を救える方法ありますか?"

女性は少し間をおいて、こう答える。"それ以外に方法はあるんですか?

美幸は、介護施設に母を押し付けることなく、また実家の母のもとに戻ることなく、自身で出来うる気持ちをこめた行動で、母の病気を回復させ、家族全員をつないでいく。

鈴木紗理奈の、まるで"地"かと思ってしまう自然体の"関西かあちゃん"に魅せられてしまう。

もうひとつ。この映画を観るべき理由。脳性麻痺の娘・望美を演じた、八百市屋 天満(やおちや てんま)ちゃん。これが演技?ぜったい信じられないはずだ。

(2017/11/5 /イオンシネマ シアタス調布/シネスコ)