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プロット
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キャッシュトラックコメント(18)
ワイルドカード・MEGザモンスターはちょっとガッカリでしたが、今回はとても満足できました。
54歳ですが、まだまだアクションも行けますね。これからもがんばって欲しいです。
少なくとも原題だと、ややネタバレっぽくなるので、こちらの邦題の方が良いと思います。
ガイ・リッチー監督は本作も前作「ジェントルメン」と同様に、映画会社の新生ミラマックス(Miramax)とタッグを組んでいます。
冒頭で、突然、現金輸送車が武装された強盗に襲撃されます。
その直後のオープニング以降は、「章立ての構成」になっていて、最初は「悪霊」となっています。
そして、その現金輸送車の武装警備を専門とする警備会社にジェイソン・ステイサムが面接試験を受けに来ます。
ここまでは現金輸送車に襲撃事件が起こったりもしますが「通常の風景」となっています。
そして、「3か月後」と時間が流れ、この辺りからジェイソン・ステイサムが何やら特殊な動きをしていきます。
次に「しらみつぶし」という章に変わり、「5か月前」という表記と共に5か月前の出来事が描かれます。そして、次は「3週間後」という表記と共に3週間後が描かれます。
そして、次の章は「野獣ども」といった感じで、舞台が変わります。
このように本作は、ガイ・リッチー監督らしく時間軸がどんどん動いていく構成ですが、キチンと表示が出て、しかも分かりやすく章立てになっているため、混乱せずに「謎解きクライムアクション映画」として楽しめる仕掛けとなっています。
そして、終盤の舞台は、感謝祭(11月の第4木曜日)翌日の金曜日の「クリスマス・セールが始まり、お店の売り上げが急激にあがる日」である「ブラック・フライデー」となります。
この日は文字通り「アメリカで最も現金が動く日」となるため、現金強盗には狙い目となるわけです。
たまたま公開時期が「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」という超大作映画とぶつかっているため比較せざるを得なくなりますが、このような超大作映画と比べてしまうと、やや派手さや世界観が弱いのは仕方ないと言えるでしょう。
とは言え、本作は予備知識が一切要らないので、気軽に良質なアクション映画を楽しみたい人に、とても適した「エンターテインメント作品」だと思います。
2004 年のフランス映画「ブルー・レクイエム」のリメイクだそうだが、オリジナル版は未見である。予備知識など一切なくても楽しめる作品である。アウトレイジのような雰囲気であり、一見ギャング映画のように思えるが、実は昔よく見た西部劇を彷彿とさせる復讐劇である。現代的な道具立てで遂行される犯行は非常に緻密な計画に従っていて、警察の動きまで見透かしたような行動は、頭の悪いマフィアとかには到底無理なプロジェクトであると思わせられる。犯人像が明かされるとなるほどよ思えるが、犯人グループのメンバー構成に重要なファクターが潜んでいる。
故セルジオ・レオーネ監督あたりが存命ならこんな映画を作ったかも知れないという思いに駆られた。復讐する側も善人ではないので、ひたすら暗い緊張感が持続する。金のためなら仲間だろうと手を下し、生き残った者が勝ちという冷徹な価値観は、ロシア近代史でも見ているかのようであった。混戦の中で復讐の相手が死亡してしまう可能性もあった訳だが、それくらいは大目に見てあげよう。
役者はステイサムのアクションがとにかく見事だった。「トランスポーター」シリーズのような演出過剰なアクションではないのがまた気に入った。その辺りは、かつてアクションたっぷりの「シャーロック・ホームズ」を見せてくれたガイ・リッチーらしさと言えるだろう。
音楽担当は聞いたことのない人だったが、同じ音程を執拗に繰り返しながら低音部に重要な旋律性を持たせるという作り方が、エンニオ・モリコーネを彷彿とさせるものであったことに嬉しくなった。あと少しメロディアスな曲があって聴く者の胸を揺らしてくれればという思いもあったが、とにかくこの映画の持つ雰囲気をしっかりと観る者に植え付ける手腕には感服した。今後も注目したい作曲家である。
演出は画面の隅々にまで注意が行き届いていて、期待を裏切らない作りであった。この話をシリーズ化するのは無理だろうが、別な作品でこの監督とステイサムの組み合わせを見たいものである。
(映像5+脚本4+役者は5+音楽4+演出5)×4= 92 点
最近使われだした "TORTURE PORN" ...
この言葉をググればエッチなサイトが今でも一番先に現れる。
言葉は、ホラーのサブジャンルを表し、今の世の中を示すようにエピソードなど物語を伝えることに重点を置くストーリーテリングがビジュアルよりも重要だった古き良き時代を覚えていない人のためのもので手足をもぎ取ったり、目玉をくりぬいたりと残虐性だけを追い求め、ストリー性なんて存在は見いだせない代物... この映画では冷徹なイメージを植え付ける前半部分の人を人とは思わない拷問シーンに当てはまり、銃で撃たれた後の弾痕からの出血する精巧なギミックに代表される。
The Afghanis treated us better than our own. I wish I was back
in the unit.
"Boredom's more dangerous than bullets."
映画の特徴として、しかも面白い演出なのが、二つの異なった目線から映画のスレッドが構成されている。ここで一言... 今書いているコメントの途中までこの映画『キャッシュトラック』なんて他愛ない題名のためか製作していたのがガイ・リッチー監督とは知らなかった。個人的なことでどうも失礼。
"H" ことパトリック・ヒルを演じているジェイソン・ステイサムが、非常に寡黙で眼光だけが鋭く、素性が謎だらけなところが、いかにもただ者でなく、しかも作中、彼の行動が時系列を無視したノンリニアーナレイティブいわゆる非線形の語り口と呼ばれるあちこちに話が飛ぶ演出方法の為に、話の流れをつかみ難くなる欠点を逆手にとって、視聴者が話に乗り遅れないようにするために映画に見入る、没入型へとシフトしている。
もう一つは、アフガンで戦ったユニット(7~14人編成)のサージ(軍曹)と呼ばれるジャクソンを中心に現状に満足していない彼ら退役軍人が、現金輸送車を襲うきっかけとパトリックの息子を殺してしまういきさつや、そのことでパトリックが怒りを暴走させ復讐の鬼へと変貌してしまうプロセスを分かりやすく描いている。この過程で話のツジツマがスッキリするスレッドとなっている。
We need somethin' super-sized. So we can walk away for good.
We want the jackpot.
いくら退役軍人である彼らがプロの強盗集団ではないにしろ、素人臭いからこそ計画や準備を重じるなら、身元もはっきりしないパトリックを最後の大一番のラストを飾る計画に彼を急に仲間に入れる脚本はどう考えてもおかしい?変過ぎる?ってさすがガイリッチー監督の脚本ならではのカシと言える。どうしても主人公のパトリックがエンドロール前に死んでもらっては困るし、ラストの復讐を遂げるまでの銃撃戦にいてもらわなければならないのは分かるにしても...ギャンブルでの非常に大きな見返り、特に利用可能な最大の見返りのジャックポットって、こじつけがまし過ぎる。
それとアメリカの小売業の総決算祭のブラック・フライデーで集まった1億5000万ドルを奪取する計画なんだけど、それも見ていてさらに違和感がある。
1億5000万ドルって重さに換算すると1.5トンなんですけど... 何か?
いろいろな車が映画には登場していたけど最後に現金を積み込む逃走用の車として日本が誇るハイブリット車、でもその燃費の優等生ぶりが車を男性と例えるなら"オベッカ使い"として日本以外では嫌われているプリウスが一台だけ登場する。この車の最大積載量は人も含めて275㎏なんですけど... 彼には、いつもどこかで興ざめさせられる。
Strange things happen to men when they smell that much cash.
全編に流れる弦楽器のベースの低音を基調としたフィルスコアが特徴的なネオノアールと呼べる映画スタイルを貫き、そのスタイルに影響を与えたのが、クエンティン・タランティーノとセルジオ・レオーネだと監督自身が過去に公言していたのを思い出すけれども、彼の脚本はとても面白くできていて見ていても意外性もあり、話の展開もジッピーに早い。特にステイサムの代名詞であるマーシャルアーツの格闘シーンを封印したことが初めて彼を起用したときの回帰的な雰囲気と印象も残しているし、真新しい演技へ重心を置いた彼の姿も見れたのもこれから役者としてハイブリッドな活躍も期待できるかもしれない... プリウスが登場しただけに?
ラストにかけては『アメリカン・アニマルズ』のような計画と現実のギャップ感をジャクソンが入念な逃走計画を打ち合わせている場面を各プロットの前に見せ、その後に現実にはどうなったかのソゴを比較することでより一層、緊迫したハラハラ感を味わえるガイ・リッチーらしい演出といえるかもしれない。
Scott Eastwood Says He ‘Tries Not to Think About’ the Pressure of
Being Clint Eastwood’s Son
クリント・イーストウッドの8人の子供の中でも比較的知名度の高い、息子のスコット・イーストウッドがかなり重要なキーマンとして映画に出演していたけど彼はもちろん父親の映画にはオーディションを受けて出演しているけどその偉大な父親との関係を簡単に語っていた。そんな彼よりも強盗団のリーダー、ジャクソン役のジェフリー・ドノバンがTVシリーズ『バーン・ノーティス』で見せたように顎を若干引いたようにしゃべるスタイルや姿勢の良さはこの映画でもある意味好印象を残している。
以前鑑賞したこの映画のもとになっている2004年のフランス映画『Le Convoyeur(Cash Truck)』はリストラに揺れる警備会社を舞台に外傷性てんかんを持つ普通一般男性アレクサンドル・デマールの復讐劇を病気のことを隠しながら仲間との人間関係から警備の日常を通して、最後に息子の仇である強盗団をかたずけて息子を亡くした場所で彼も息絶えてしまうスレッドが、ありふれた日常に起こる普段着のような華やかに見えない陰のあるフランス流のネオノアール・フィルムとなっていて、銃撃戦の泥臭さやギミックの少し稚拙感などチープな表現しかできないところが反ってリアリティを求めたようなニヒリズムを象徴する映画作りがされているのが特徴と言える。
『キング・アーサー』からガイ・リッチー監督は悟ったのかもしれない... 興行成績 ≒ 良い映画と、それは視聴者にカタルシスを与えなければいけないことを前提にだからフランス映画のようなラストの視聴者に興ざめさせる製作者の一本筋が通ったような映画作りを避けている。そこにはこの映画の歪めたスレッドに代表されている。
例えに出して失礼するけど... リュック・ベッソンのように売れなくられば、新人の女優を使う低予算の女性アサシン物を作ることで小銭を稼ぐような態度と共時性を強く感じる。ベッソンの場合は彼が自分で立ち上げた映画製作プロダクションを抱えている責任があるためで仕様がないけど...
amazon.comではすでにVOD配信されていて、35,000件近い "global ratings(全般評価)" が寄せられている。さすがガイ・リッチー監督、☆4と☆5を88%の方が評価をしているので、参考にされてはいかが⁉