フジヤマコットントン
プロット
日本
02月10日 劇場で
ボーはおそれている
プロット
アメリカ
02月16日 劇場で
英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2023/24 ロイヤル・バレエ「くるみ割り人形」
プロット
イギリス
02月16日 劇場で
犯罪都市 NO WAY OUT
プロット
韓国
02月23日 劇場で
K‐9 L.A.大捜査線
プロット
アメリカ
02月23日 劇場で
神探大戦
プロット
香港・中国合作
02月23日 劇場で
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007 ノー・タイム・トゥ・ダイコメント(20)
ー ダニエル・クレイグが新ジェームズ・ボンド役に決まった際に、世間から出た言葉。
・金髪じゃないか!
・瞳が青いじゃないか!
ショーン・コネリーが演じるジェームズ・ボンドのイメージが強すぎたのだ。
だが、ダニエル・クレイグは、第1作の「カジノ・ロワイヤル」で、見事にそんな声をねじ伏せ、その後も大作から佳品も含めて、新たなジェームズ・ボンド像を着々と築き上げてきた。ー
◆感想
・レビュータイトルにも記載したが、第1作の「カジノ・ロワイヤル」でエヴァ・グリーンが演じたジェームズ・ボンドが真の恋に落ちたヴェスパー・リンドや、第4作の「スペクター」で印象を残したオーベル・ハウザー(クリストフ・ヴァルツ)や、ボンドが新たな恋に落ちたマドレーヌ(レア・セドゥ)を始めとして、過去作で重要な役柄の人物、多数出演作である。
ビリー・アイリッシュの今作のテーマソングも良く、期待は高まる。
◇冒頭、雪の中現れた能面男が、”ある家に入り込み”復讐するシーン。
だが、氷が張る湖に落ちた女の子にわざと逸らせた銃弾を撃ち込むシーンと、現代シーンとの繋ぎの巧妙さ。
・ダニエル・クレイグがボンド役に抜擢され、早15年。
シリーズ作の宿命かもしれないが、劇中、
”この人は、第何作で何を演じた人だっけ・・”(私の場合は、フェリックス・ライター・・)と言う方に少し気を盗られてしまった分、やや物語にのめり込めず・・。
ー 今作が、ダニエル・ボンドシリーズ初見の人は、可なり厳しいのではないかなどと、余計な事を思ってしまったよ。ー
・最序盤のMI6を辞め、穏やかな生活を営むボンドと、マドレーヌの姿。
そして、ボンドが”過去を清算してくる・・、朝食までには戻る・・。”とベッドで微睡むマドレーヌとキスを交わし、向かった先に会ったヴェスパー・リンドの墓の前で、彼が紙に書いて燃やした言葉。
ー その後の、激しいアクションと、誰もが聴いたことがあるテーマソングが流れる中の、激しいカー&バイクアクションで、一気に007の世界観に引き込まれる。ー
・嬉しかったのは、キューバの新米諜報員パロマを演じたアナ・デ・アルマスの初々しい姿が観れた事かな。
ー 記憶では、彼女の出演を熱望したのは、ダニエル・クレイグ自身だったという記事を読んだ事を覚えている。(違っていたらスイマセン・・。)
ダニエル・クレイグ、綺麗な奥さんがいるのに、抜け目がない男である・・。ー
・そして、能面男で、細菌男のサフィン(ラミ・マレック)の再登場で、物語は一気に全容が見えてくる。
ー が、この辺りの大国間の駆け引きの描き方や、”M”(レイフ・ファインズ)の姿は、少し分かりにくい気がした。後は、微妙な和風の美術・・。ー
<感染したため、愛する女性と娘に触れない哀しさ・・。
だが、それまで長い長い間、孤独の中暮らして来たボンドが、自らが愛したマドレーヌの幼い娘マティルドの、自らと同じ青く澄んだ瞳を観た時に、彼は、今まで経験した事のない幸福感に包まれたのではないだろうか。
孤独に死んでいくと思っていた自分の血を引く可愛い娘の、無垢なる表情を見て・・。
その気持ちが、ロケットが飛んでくる中、大空を見つめ、晴れ晴れとした微笑みを浮かべる表情に現れている気がした作品である。>
シリーズ最長の上映時間、2時間44分は確かに長い。、所々で脚本の不備が気になる箇所もある。
しかし、これが最後のダニエル・クレイグを堪能したいファンにとっては、時間は思いの外足早に過ぎ去る。鍛え上げた体には若干の劣化が、顔には深い皺が見られるものの、危険な場面でビクともしない鋼鉄の表情と、マドレーヌに対して見せるリアルな感情表現との対比は、思えばかつてのボンドアクターにはなかったもの。時には深刻な怪我を負いながら、出演した全5作を通して、人間ジェームズ・ボンドの物語を演じ切ったクレイグのために用意された"花道"としての『ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、期待に違わぬ内容だった。
ボンドシリーズをダニエル・クレイグと共に楽しんだ15年間が、これで終わる。世代やタイミング、そして好みの違いはあるだろうが、幸運にもクレイグ本人に2度取材するチャンスに恵まれたこともあってか、自分は今、正直予想していなかった喪失感の中にいる。
作品は一年半待っても損のない作品でした
まさか朝番組でボンドやりたい❗️って言っていた東山紀之さんに次のオハーなんてよしてよ~
最後だからこその掟破りで初めてづくし!これは反則だって…これは真似できない。史上最長の本編尺にふさわしい最長のOP前アバンパートから怒涛の展開。ボンドに歴史あり。予告編で見たことあるシーンの(オーバーじゃなく)半分くらいはOP前にあったのではないかというレベルで見せ場に次ぐ見せ場。公開が延びて延びて延びたことで本編見る前からすっかり聴き慣れていたビリー・アイリッシュによる同名曲への流れ・入り方も完璧。エモすぎるだろ。
時は来た。待ちに待ったこの瞬間、ここまで長かった!コロナ前からずっと楽しみにしていて、何度も延期されてきた本作。結果的には公開された今日は緊急事態宣言明け初日&台風直撃のファーストデー。ジェームズ・ボンドに起用された当時は30代でまだツヤツヤとしていた彼も歳を重ね、顔には克明にシワが刻まれた。正直、その長い上映時間があっという間に感じられるほどずっと"最高!"というわけではなかったけど、思わず前かがみになるほど食い入って見てしまうような見応え十分なアクション・スタントシーンと上述したようなサプライズの多さや、捻りのきいたクレバーな脚本が、この超大作のドラマ性に深みをもたらしていて非常に充実していた。何より終わり方が素晴らしくて、これは引きずる…。
ラミ・マレック演じる悪役サフィンは予告編からあまりに謎めいたカリスマ性漂い、強烈なインパクト残しすぎて「サフィン様〜♪」という感じにもはやなっていた分、登場はそこまで多くなかった。
アナ・デ・アルマスも個人的な経験則から死亡フラグかなどと勘繰っていたけど引き際あっさり潔し。序盤で出てきた同じ構図のショットが作品終盤で繰り返されることで、終わりが近いことを示すような方法はあるけど、それが本作では爆発による聞こえ方、音の世界というのは印象的だったかもしれない。
カーチェイスやアクションもワクワクするものが多くとても満足出来る作品でした!