クロッシング・ザ・ブリッジ サウンド・オブ・イスタンブール
プロット
トルコ・ドイツ合作
03月24日 2007 劇場で
ブリッジ
プロット
アメリカ
06月16日 2007 劇場で
21ブリッジ
プロット
中国・アメリカ合作
04月09日 2021 劇場で
ミスター&ミセス・ブリッジ
プロット
アメリカ
11月30日 1991 劇場で
アイ・スパイ
プロット
アメリカ
04月26日 2003 劇場で
スパイ・バウンド
プロット
フランス
01月29日 2005 劇場で
このサイトは、映画のポスター、予告編、映画のレビュー、ニュース、レビューに関する総合的な映画のウェブサイトです。私たちは最新かつ最高の映画とオンライン映画レビュー、ビジネス協力または提案を提供します、私達に電子メールを送ってください。 (著作権©2017-2020 920MI)。メール
ブリッジ・オブ・スパイコメント(20)
続編もないだろうし、やはり人生って、まとめられないほど濃くなりうる。
それは主人公の内面葛藤ドラマがあまりないという点にある。普通、映画脚本と言うものは主人公が抱えている心の中の問題を主人公がどう乗り越えるかというところに話の芯を持ってくる。そうしないと話が持たないのが普通である。しかしこの映画は違っていた。主人公は自分自身の中に心の問題など何も抱えていない。ただひたすら与えられたミッション、やるべきことに対する信念、自分の職業的立場としての責任を遂行するために猛進する。このようなシナリオ構成にすると実は脚本を書くのがとても難しいのだ。だがこの脚本家と監督とカメラマンと俳優と音楽家と全てのスタッツは見事にやってのけた。
ストーリーを分析してみると話がに二つに分かれている。最初の1時間ぐらいのところでパート1が終わってしまう。この後どうするのかと思って見てるとパート2として違うミッションが出てきて主人公はそれに向かって突き進む。そしてその行動の中にミッションの必要最小限を超える挑戦的な部分がある。それが人間性が高い行動であり思わず応援したくなる・・・そのような構成になっていた。崇高な挑戦に人は見せられるのだということを今回の映画で学んだような気がする。マッド・シャルマンと言うオリジナル脚本を書いた脚本家に拍手を送りたい。
そして、トム・ハンクスが見事に役にに嵌っていた。トム・ハンクスにも配役担当者にも拍手を送りたい。脚本が良いとは書いたが、なぜ主人公がその人間までも救い出さなければいけないのかという動機付けが脚本ではしっかり書かれていない。単に説明しただけの形をとっている。それでも主人公がその人物を助けようと頑張るのが、見てる側に響いてくるのはひとえに主人公のキャラ作りが成功しているからである。おそらく後半部分の脚本だけ読んだら面白くないんじゃないかと思う。見てるものは主人公の無茶行動に共感できなくて。その弱点をカバーするために後から前半の部分を書き足して主人公のキャラを売り込むというシナリオ的戦略を断ったのではないだろうか?それを指示したはたぶんスピルバーグだろう。きっとそうに違いない。いや絶対そうだということにしておこう。スピルバーグすげえ。
クライマックスがまた、シャレている。クライマックスというものは普通ドンパチがあるのがクライマックスだ。だがこの映画はとても静かなクライマックスだった。 静かで緊張感があり、そして感動があった。その辺のカメラワークの扱いや音楽の入れ方がとても品が良くて見事だったと思う。特に彼がこちらを見たときの悲しそうな雰囲気、それがロングショットで捕らえられてたところが・・・
カメラと言えばこの映画は写真がすごくいい。カラーの良さと言い、構図の上手さと独創せいさえも感じられ、うっとりとするものがあった。 ヤヌス・カミンスキーというカメラマンはどうもスピルバーグのお気に入りらしい。高得点映画をたくさん撮っている。だいぶ、お年だがこれからもがんばってほしいものだ。そしてこれからもずっとフィルムカメラにこだわっていただきたい。
実話ということでかなり引き込まれる。冷戦後、時代を経たのでできる映画だろう。
Sスピルバーグとトムハンクスがタッグを組んだポリティカルサスペンスでね。流石に外さない素晴らしい映画でした。
映画は、2部構成。前半がスパイの弁護、後半は捕虜交換のネゴシエーション。それぞれをメインストーリーに、主人公の「使命感」「苦悩」「活躍」、そして相手方との心の交流を描きます。
スパイ役のマーク・ライランスが素晴らしかった。恐怖を問われ「それが何か役に立つのか?」と聞き返すスパイ。朴訥とした容貌の中にしっかりとした芯が垣間見える・・・そんな彼が主人公の真摯な弁護に心を溶かす様は、観ていてとても嬉しい気持ちになりました。
後半、ネゴシエーション相手となる東ドイツの弁護士役のスコット・シェパードも素晴らしかった。敗戦後の弱小東ドイツの悲哀と、独立国家の矜持を垣間見せながら主人公とぶつかる様子は、緊迫感のある素晴らしい演技でした。
当然、二人の熱演に負けない演技をトム・ハンクスは見せてくれていて、映画を盛り上げてくれています。
やや時間が長すぎる印象もありましたが、実質2部構成のおかげでまったく気になりませんでした。
私的評価は、文句なしの満点でした。
ドノヴァンとアベルの関係が凄く良かった。