クロッシング・ザ・ブリッジ サウンド・オブ・イスタンブール
プロット
トルコ・ドイツ合作
03月24日 2007 劇場で
ブリッジ
プロット
アメリカ
06月16日 2007 劇場で
21ブリッジ
プロット
中国・アメリカ合作
04月09日 2021 劇場で
ミスター&ミセス・ブリッジ
プロット
アメリカ
11月30日 1991 劇場で
アイ・スパイ
プロット
アメリカ
04月26日 2003 劇場で
スパイ・バウンド
プロット
フランス
01月29日 2005 劇場で
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ブリッジ・オブ・スパイコメント(20)
全然意味が違うじゃないか。
日本の映画屋って、とにかく、あざとい。
あざとすぎる。
あざとい結果として、まじめな映画ファンが背を向けていくことに気がつかないのでしょうかねぇ。
さて、あくまでスピルバーグが現実の枠組みだけを使って想像の翼を拡げた作品であるならば、これは実に良くできた作品です。
すなわち、人間を非人間的にしてしまうシステムに対する異議申立なのです。
なにも、共産主義や全体主義だけに罪があるわけではありません。
米国というシステムそのものにも同じ罪がある。そのことに、米国人は気がつかないのではないか。
そこへの異議申立なのです。
なぜ世界の多くの人たちが米国を嫌うのか。
日本人なら「米国という国が持つ体臭」と言えば理解できると思うのですが、米国人の多くは、自分の国に体臭があることに気がつかない。
そんななか、スピルバーグが、自分たちの体臭に気がつき、「体臭の発見」を映画にした、そういう作品だと思います。
このことを浮き彫りにするために、敵(ソ連のスパイ)を、きわめて魅力的な人間に描いています。
実際のスパイがどうだったのかは知るよしもありませんが、スピルバーグが造形したこの人物は、ほんとうに魅力的です。
どのような政治体制のもとでも、人間の魅力というのは変わらない。
人間は人間なのだ、ということでしょう。
この造形を見るだけでも、一見の価値があると思います。
何もかも もどかしい時代。
マーマレードをお土産にとお願いする奥さんも素晴らしい