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アントマンコメント(20)
この世界観が好きだ。
エンドゲーム後にみると、いかに大事なストーリーなのか分かる肝の作品である。
「MCU」シリーズの第12作にして、『アントマン』シリーズの第1作。
物体のサイズを自由に変えることができるスーツを手に入れた泥棒のスコット・ラングが、世界最小のヒーロー「アントマン」として平和のために立ち上がる。
製作総指揮/原案/脚本を担当したのは「スリー・フレーバー・コルネット」三部作や『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』のエドガー・ライト。
スタン・リーも引き続き製作総指揮を務めている。
主人公スコット・ラング/アントマンを演じたのは『ナイト ミュージアム』『ウォールフラワー』のポール・ラッド。ラッドは脚本も担当している。
スコットの友人ルイスを演じたのは『ミリオンダラー・ベイビー』『フューリー』のマイケル・ペーニャ。
MCU過去作品よりアンソニー・マッキー(ファルコン)、クリス・エヴァンス(キャプテン・アメリカ)、セバスチャン・スタン(ウィンター・ソルジャー)が出演している。
日本国内では知名度が皆無に等しいヒーロー、アントマン。
特撮ヒーローのような地味なルックスと体が小さくなるという地味な能力。
はっきり言って、本作に期待していた人ってほとんどいなかったんじゃないかな?
正直、自分もあまり乗り気じゃなかった。『エイジ・オブ・ウルトロン』であれだけ規模がデカい闘いを繰り広げておいて、次回作がこんなショボそうなヒーロー映画で良いの〜?とか思ってました…。
いや〜、舐めてた!すげ〜面白かった!
シリーズが進むにつれどんどん闘いのスケールがデカくなっていったMCUを一旦リセットするという意味でも、このサイズもスケールも「小さな闘い」を繰り広げるアントマンというヒーローを主人公に持ってきたのは大正解🙆♂️
派手さこそないものの、まとまりの良い脚本と笑えるギャグ、意外性のあるスモール・ワールドの描写が映画的な面白さを十分に引き出してくれています😆
何より主人公のスコット・ラングが良い!
泥棒家業から足を洗いたいが、逮捕歴から仕事も見つからずズルズルと犯罪に走ってしまうという、ヒーロー映画にあるまじき主人公。
養育費が払えないため別れた家族にもまともに会うことが出来ないという、涙無くしては見れない設定は見事。嫌でも彼に感情移入してしまう。
バスキン・ロビンスでのバイトシーンとか、あまりに切なくて直視出来ないです…😖
スコット・ラングは特殊部隊出身とか、放射能を浴びたアリに噛まれたとか、実は宇宙人とか、超人血清を打たれたとか、そんな設定ではない。有能だが普通のオッさん。
そんな中年男が世界を救うためのミッションに挑むという活躍に説得力を持たせるために描かれるべきもの、それは修行シーン!
本作ではこの修行シーンを、コミカルかつ丁寧に描いている!
最初はダメダメだったオッさんがだんだんと強くなっていくという少年漫画的王道シーンをしっかりと描いてくれるだけで、作品として好印象。
こういう修行シーンを面白いものとして仕上げてくれるのは、少年漫画やカンフー映画ファンとしては非常に嬉しい!😆
コメディ映画としてのクオリティは過去最高と言っても良いのでは?ギャグの面白さは『GotG』を越えてきた!
マイケル・ペーニャ演じるルイスというキャラクターが最高でしたー😂
基本暴力で解決するという短絡さと、話しが脇道に逸れすぎて何言ってるのかわからないというアホっぽさが最高に噛み合っていた。
口笛の件とかめちゃくちゃ可愛い😍
本作でマイケル・ペーニャに惚れた!という人は是非『それぞれの空に』という映画もご覧になってみて下さい!
このマイナー映画のマイケル・ペーニャも超魅力的なので!
クライマックスのバトルシーンのバカバカしさも見もの!
アタッシュケース内でのバトルシーンの音楽の使い方、最高です。
卓球のラケットでペシっとしたり、おもちゃの電車でバシッとしたり、小物の使い方もすげ〜良い🤣
まさか『きかんしゃトーマス』がMCU入りを果たすとは…!
ラストの亜原子の描写はまるで高尚なSF作品のよう。全編にわたりバカっぽい展開を繰り広げておいてからのあの描写なので、縮み続けることの恐怖とか神秘性みたいなものがよりいっそう強調されていました。この辺りも巧みだと思います。
単体の映画としてもよく出来ているが、「MCU」との繋がりも興味深い。
誰もが思う「アベンジャーズに任せれば良くね?」という疑問に答えてくれます。どんだけスターク一族嫌われてるんだ…。
ピム博士が『エイジ・オブ・ウルトロン』での大乱闘についての皮肉を口にする事で、それとなくアベンジャーズの世間的な立ち位置を表していましたね。なんとなくアベンジャーズの前に暗雲が立ち込めているような…。
それにしても、ファルコンさん…。あんたなんて不甲斐ないんだ…。そんなんだから単独映画作ってもらえないんだゾ。
『ジュマンジ』とか『スパイキッズ』みたいな、子供の頃に見ていたキッズ・ムービーの精神を受け継いだ、正に少年のための映画。
大感動大作とか、歴史に残る名作とか、そんな感じの映画じゃないですが娯楽作品としては申し分ない出来の良さ。MCUシリーズでも上位の良作だと思います。
アントマンのスーツとかガジェット、日本の特撮ヒーローを思い起こさせる。アメコミファンだけでなく、特撮ファンにもおすすめ!
他の作品と比べるとアクションも少なく地味な印象ですが、ストーリーはシンプルで分かりやすく面白かったです。
アリのように小さくなって戦うという設定が斬新でしたし、セリフで所々クスッときました。子分みたいな3人がいい味出していました。
ファルコンが出てくるのもテンションがあがります。
これからどういう風にアベンジャーズと関わっていくのか楽しみです。
なんとそれを着たら、Ant Man に変身~。
色々とツッコミどころがありますが、
ヒーローって、ある意味《憧れ》の象徴でもあるので細かい所は気にしないで観ています。
ですので、
これから御覧になる方は
細かい事は気にせず楽しんで下さい。
今回の憧れは
1cm程に小さくなれる人間(アントマン)
そのうち透明人間なんかも出るのでは?(冗談)
小さいサイズを利用して
敵のアジトに潜入し、破壊するのが目的
でもですね、
でもですがね、
わざわざ潜入方法を
自分達で難しくし過ぎだと思うんですよ。
普通に誰かの肩に乗るとかではダメだったんですかね?
あ、細かい事を気にしてしまった(汗)
あと蟻の様に小さくなれるからアントマン(蟻人間)ではなく、様々な蟻に命令が出来るからアントマン(蟻使い)だったんですね
これは意外性ありました。
ストーリー自体もマーベルらしく、
笑いあり、感動ありと凄く面白いですし、
今までのマーベル作品の知識を持っていなくても楽しめるので初めてマーベル観るよ!って方にもオススメです。
【2021.5.10鑑賞】