ベストセラー作家・有川浩の人気小説を、「Kis-My-Ft2」の玉森裕太の映画初主演で映画化。ドラマ「スイッチガール!!」「ホテルコンシェルジュ」など主演を務めてきた人気モデルの西内まりやが、ヒロイン役で実写映画に初出演を果たした。監督は、有川原作の「阪急電車
片道15分の奇跡」も手がけた三宅喜重。高校時代に大好きだった「フェアリーゲーム」という本について、何気なくネットで検索していた向坂伸行は、「レインツリーの国」というブログを見つける。そこに書かれていた感想に共鳴した伸行は、ブログの管理人のひとみにメールを送る。数日後、ひとみから返信が届いたことをきっかけに、2人はパソコンを通じて親しくなっていく。やがて伸行は、ひとみに直接会いたいと思うようになるが、ひとみには伸行に会うことができない理由があった。
レインツリーの国コメント(20)
ある本をきっかけに出会う健全男子と難聴女子の物語。
最初は障害ありき純情まっしぐら恋愛映画かと思いましたよ。
「美男美女だから成り立つのですよ」と言われればそれまで。
ですが、私としては俳優から放たれる「言葉」を重視して途中から観る様になっていた。
最初の本の感想から「ただの男女という異性の違いによる意見の相違か?」と思ったがそれから発展、ここまで障害者と健全者の想いをお互い語る映画だと思わなかった。
言葉が映画に詰まっていて考えさせられる事が多かった。
誰もが相手に「なんでこのニュアンスで捉えるんだろうか?」「どういう考えでこれにたどり着くのだろうか?」思う事があるだろう。健全者同士でも答えが出ない事もある。
育った環境、今の生活、全てが絡む。
全て理解しろとは言わないが、今の社会はそこの考察力がホント足りないと思える。
そして諦める。面倒なヤツには寄り付かない。どうせ自分だけと殻に閉じこもる。
健全者と障害者なら尚更だ。
分かり合えない部分もある。
だけどお互い心をぶつけ合う事も大事。
それが正だとしなくても。理屈無しで。
この映画はそれを教えてくれる。
殻を破りスッキリさせてくれる。
言葉で伝え合うっていいな。
勇気にも希望にもなって行く。
心温まる映画に仕上がってます。
障害者さんにも是非観て頂きたい。
観て良かったです。本当。
玉森の事少し嫌いになった
”レインツリー”の花言葉 ”歓喜、胸のときめき”
この名を冠したブログの管理人 ひとみ(西内まりや)と、ある事を調べていた向坂(玉森裕太)がひとみのブログに辿り着きメールでの交流が始まる・・。
ひとみは高校生の時の事故で感応性難聴を患い、自分の殻に引きこもり、立ち上げたブログでは生き生きとした姿を見せていたが・・。
ひとみが自分の状態を隠しながら、勇気を振り絞って向坂とデートに出掛ける際の不安そうな顔、そしてデートの最中にひとみから告げられる
・食事は静な店でお願い・・。
・映画では(観たい映画を変更してでも)字幕がいい・・。
という言葉に戸惑いを覚える向坂。
で、エレベーターでのある出来事で、怒りを爆発させる向坂の目に入ったひとみの耳・・。
<じれったさ満載の映画であるが(失礼ながら、主演二人の演技も含めて)、最後には感動してしまった作品である・・。>
<2015年12月12日 劇場にて鑑賞>
でも原作読むとその映像化が気になるのでレンタルで観ました。
映像化…良かったです!
恋愛映画自体好きなのですが、退屈しないのと流れる雰囲気が好きでした。
観て良かったです(´▽`*)