海辺の金魚

6.7/10
合計18件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   76分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   小川紗良
劇場で   06月25日 2021
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海辺の金魚 プロット

映画「ビューティフルドリーマー」で主演を務めたほか、自主映画の制作や文筆業など幅広く活動している小川紗良の長編映画初監督作。児童養護施設で暮らす少女たちの世界と心の成長を描いた人間ドラマ。児童養護施設で育った花は18歳になり、施設で暮らせる最後の夏を迎えていた。そこに新たに8歳の少女・晴海がやってくる。晴海にかつての自分を重ねた花は、晴海と多くの時間を過ごすが、そのうちに今までになかった感情が芽生えてくる。主人公・花を演じるのは、山本政志監督の「脳天パラダイス」や深田晃司監督の「よこがお」などに出演してきた小川未祐。鹿児島県阿久根市の協力のもと同市で撮影され、晴海役は阿久根市で行ったオーディションで選出された花田琉愛が務めた。養護施設長を芹澤興人、花の同級生を福崎那由他、花の母親を山田キヌヲが演じる。撮影は、小川監督が学生時代に師事した是枝裕和監督の作品も手がける山崎裕。

海辺の金魚 オンライントレーラープレイ

海辺の金魚 俳優

海辺の金魚 写真

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海辺の金魚コメント(20)

Xsopmkinsgh
Xsopmkinsgh
ビューティフルドリーマーに主演した彼女が監督!?
しかも、是枝監督に学生時代師事していたらしい。
是枝作品は、社会の底辺や、それにまつわる不幸、犯罪にスポットを当てた作品が多い。
この作品も、虐待を受けた子供や、親が犯罪を犯した子供を保護する施設が舞台となる。
ストーリーは、親から虐待を受け、保護された晴海の施設での様子と、主人公の花と母親との回想シーンが並行して進んでいく。
施設での描写は花と晴海、そして、花とタカ兄とのやり取りが中心だ。
現在の花と母親や、晴海とその母親との間の描写はなく、ストーリーに厚みを欠く。子どもたちを流しそうめんに誘った男の子と花との親しくなるきっかけや関係性も、描き方は薄い。
しかし、低予算で、初監督作品であることを考えると、悪い出来ではないのかもしれない。
ラストシーンで花は海に金魚を放した。小川監督自身が、観賞用として退化し、海で生きられなくなった金魚を、海に返したかったらしい。
金魚は海では生きられない。この映画の結末も、金魚とともに、海の藻屑となり、波間に消えていった。
Nspmsgioxkh
Nspmsgioxkh
若手女優としても有望株である小川紗良の初商業映画監督作品。児童養護施設で18才を迎えた主人公・花が、新しく施設に入ってきた少女・晴海とのふれあいを通じ、葛藤し、成長していく姿を描いている。
主人公を演じた小川未祐の真っ直ぐなまなざしが強く印象に残る。横顔が二階堂ふみに似ている感じで、これからの活躍が期待大。
子供たちの自然な演技を引き出す小川監督の演出力は、師匠の是枝裕和譲りか。フレームの切り取り方に上品なセンスを感じさせる。ローカル鉄道、砂浜、流しソーメン、夏祭りなど、ロケーションも好ましい。
ラストシーンは、母親からの呪縛を脱し、自分の力で生きていこうとする主人公の覚悟を示しているよう。
エピソードの一つ一つをもう少し深掘りしてほしいという物足りなさはあるものの、今後、もっと長尺でじっくり描いた作品を届けてくれることを大いに期待したい。
Xhssmnpoigk
Xhssmnpoigk
海の近い田舎町の児童養護施設、星の子の家で暮らす18歳の少女花と、そこに新たにやって来た8歳の少女晴海の話。

自身の置かれた状況から将来を不安視すると共に、施設に入るに至った経緯からの痛みを抱えつつ、やさぐれ少女の問題に気付き、気になり寄り添っていくストーリーが、苦しかったり健気だったり、響いてくる。

振ったネタの割に、最後まで描かれないものが多々あり、物足りなさは感じたけれど、みせてくれたものはなかなか良かったかな。
Xisnmkgoshp
Xisnmkgoshp
児童養護施設の存在は知ってたけど、主人公のハナのような立場の子がいることを想像していなかった。

良い子にしないと親が迎えに来ないと言われるハルミ。

良い子にしても絶対に親が来ないハナ。

好きだった母親と今ある現実から解き放たれたい気持ちを金魚で表現するところが良い。

朝早い回で観ちゃったけど、後は寝るだけとなるラストの回で観たほうが余韻に浸れる気がする。
Ophnmgixssk
Ophnmgixssk
長編処女作だそうで。
ここまでの作品として仕上げられるって
すごいですね。女優もやりながらって
恐るべき才能ですね。
それも25歳。いやはや、びっくりです。

さて、本作。
安全な金魚鉢の中を泳ぐ金魚に
例えた少女の成長の一端を描く物語。
ストーリーはとてもわかりやすく
高校3年女子の小さくも強い決断を
肩肘はらずに鑑賞できます。
彼女(花ちゃん)のこれからが
気になりますね。

静かに、短編小説のページをゆっくり
読み進めるように展開していきます。
この空気感好きです。優しい。
あまりセリフに語らせず、説明も
少なめでリズムよく静かに
展開していきます。
故にちょいちょい出てくるイベントの
不穏度が上がるんですよね。
なかなか良いです。

それと、子供達のキャスティング、
見事なのではないでしょうか?
演技とリアルの間を引き出す
手腕は見事だったと思います。
演者さんたちとの空気感も自然
でしたしね。

ただ、綺麗すぎるかな?
不憫な子供達の闇が見えてこない。
そんなアッサリいくかい?って。
花ちゃんもしかり。
「こう言う子だった」だけでは
乱暴かな?葛藤が形だけで心情が
伝わらないんですね。
深みが足りないんです。
監督がイメージしてるだけ
なんじゃないかな?それを描いて
るだけなんじゃないかな?

あと大事な花の動機がイマイチ
響いてこないんです。
その行動の根拠は?ってとこ。
こう言うことがあって、こんな心情
になりましたの描写があっても
良かった。
あと、男子生徒うまく使えば
もっとよかったのに。

重箱の角突きますが、ラストの
あのシーンは、学術的にペケな
気がするから、ちょいと萎えました。

次回作に期待。