白蛇:縁起

7.6/10
合計36件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   99分
言語   英語
劇場で   07月30日 2021
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白蛇:縁起 プロット

中国古代の四大民間伝説の1つとされる「白蛇伝」のヒロイン・白娘の前世の物語を、フル3DCGで描いた中国の長編アニメーション。晩唐の時代、国師が民間人に蛇を大量に捕まさせていた。見た目は美しい少女の白蛇の妖怪・白(ハク)は国師を刺殺しようとするが失敗し、記憶をなくしてしまう。捕蛇村の少年・宣(セン)に救われた白は、記憶を取り戻すため宣とともに旅に出る。旅の中で2人は恋に落ちるが、白が実は妖怪であることが徐々に明らかになっていく。やがて国師と蛇族の間に戦いが起こり、白と宣の恋にも大きな試練が立ちはだかる。中国のアニメ会社・追光動画とワーナー・ブラザースがタッグを組んだ中米合作アニメで、中国国内では日本円にして70億円以上の興行収入を記録した。日本では2019年9月に中国語版(日本語字幕)で小規模公開された後、2021年夏に三森すずこ、佐久間大介(Snow Man)らの出演による日本語吹き替え版で公開される。

白蛇:縁起 オンライントレーラープレイ

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白蛇:縁起コメント(20)

otgoafn
otgoafn
3DCG映像が素敵で楽しめたな。
500年続く純愛って、これも素敵でした。
Isponsgkhxm
Isponsgkhxm
女性キャラがみな魅力的。
特に狐の妖怪・宝青坊の主が妖艶かつプリチィー。

作りが丁寧だし、動きが良い。
CG作画のメリットを活かした人間体と妖怪体の変化や、アクションの数々など、画面を観ているだけで引き込まれます。

2019年9月に、池袋のイベント上映で『羅小黒戦記』と続けて観たのですが、あの時はカタコト誤字だらけ、簡体字混じりの字幕でつらかった。
(しかも小黒に全部記憶と気持ちを持っていかれて、印象が薄かったし)
やっとまともな吹替で観られ、「力」を追う相関関係がわかりました。

主役の男の子の吹替を、ジャニーズのユニット・Snow Manの子がやってんのね(日本語版主題歌もSnow Man)。
棒気味でしたが、結構頑張ってて違和感はなし。
女性主人公「白」の三森すずこや、脇の声優陣が演技面を全てフォローし、最後まで安心して観られました。
RensCeodphi
RensCeodphi
中国に古くから伝わる白蛇伝説が元になっている作品。
その第一作が私が小学1年生の時に、講堂に大きな白布が吊るされて映し出された「白蛇伝」でした。もちろん生まれて初めて観る長編アニメ。大嵐の中の巨大ナマズと、フィナーレで宙返りして元の金魚?に戻って水中に姿を消したお供の少女が、ハッキリと目に焼き付いています。

エキゾチックだった白蛇伝のキャラクターに比べて、「白蛇:縁起」の登場人物はだいぶ洋風を加味されていたけれど、親しみがある割に瞳にも力があって良かった。

二人のヒロインが魅惑的でした。白は人の時も大蛇に変身した時も、切なさが堪りませんでした。宝青坊の主はあり得ぬぐらい蠱惑的で、ここなら生涯住んでも構わないとしみじみ思ったりして。

そしてやはり「千年の恋」の魔力は凄い。一筋の想いは消え失せることなく、輪廻して転生してロマネスクを繰り返す。とにかく手枷足枷の多い人の身としては、この無限に思える時間感覚の中で、橋上の再会が実に心地良かった。
Slshelpefr
Slshelpefr
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丁寧な吹き替えで没入できました。見た目以外に、二人が惹かれ合った理由が分かりませんでした。妖怪になる決断が何か軽く、また白蛇になっても愛してくれますかという事だと思うのですが、すぐ人間の姿に戻れたり都合が良過ぎました。終盤があっさりしていて、また師匠や国師などの脇役に魅力的な人物がおらず物足りなかったです。三森すずこさんは長い台詞が無くて堪能できませんでしたが、悠木碧さんの演技はいつもの三割増しの濃度で良かったです。
Nibfigclrmoe
Nibfigclrmoe
なんとも、美しい。
日本語吹替え版で観賞。

中国の民族衣装独特の長い袖と裾が、ハイスピードのバトルシーンで流麗に風を切り激しくはためく様が実に美しい。
『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』を思い出した。

中国の民間伝承である白蛇伝説は、そもそも娘に姿を変えた白蛇の化身が人間の男を喰ってしまうものだ。物語化された大抵のものは、とりつかれた男が死ぬか、妖怪退治で白蛇が葬られるかという結末。
これが、白蛇の化身が人間の男と恋に落ちる悲恋物語に形を変えて様々なストーリーが作られたのは、近代になってからなのだろう。
本作では白蛇の化身は蛇族の「妖怪」とされ、蛇狩りを民に強要する国師と蛇族との戦いを背景に、妖怪と恋に落ちた人間の若者が戦いに巻き込まれていく物語。
最新3DCGアニメーションにふさわしいスケールの戦いが描かれていて、今までで最もエキサイティングな白蛇伝になっているのではないだろうか。導師
ただ、国師もその部下の導師も不思議な術を使うので、妖怪も人間もあったものではない。
ともすれば邪術を擁する人間の方が強く、妖怪蛇族は抑圧され虐げられた存在のようだ。

ヒロイン「白」や妹の「青」など女性キャラクターが離れ眼で切れ長なのは、西洋から見た東洋美人のイメージを意識しているのだろうか。京劇のメイクに寄せているのかもしれない。
なんとなく岩田剛典似の村の若者「宣」に狂言回しの犬が付添うあたりは、ディズニーの作劇術をうまく採り入れている。
白と宣のラブシーンも織り込まれ、中米合作らしいエンターテインメント作品だ。

やはり悲恋物語というのは、二人に立ちはだかる壁が高ければ高いほど面白い。それを乗り越えようとする二人にまた壁が現れ、そして結局成就しない結末が得も言われぬカタルシスをもたらす。
この物語における壁は相当に高い。
白を愛するあまり宣は驚きの選択をする。一見破滅的な選択の様だが、妖怪世界でともに生きようとする行動であって、前時代的な自己犠牲とは異なる。
だがしかし、白を取り戻すどころか、罪のない村人を救わなければならない正義感から孤独な戦いに突入する宣。妖獣と化して制御不能となった白に対して、ゆるぎない想いを貫く宣の姿は、悲痛でもあり凛々しくもある。
欲望の権化として肥大化した国師、一族防衛の一心だったはずが征服欲に目覚めた蛇族の首領、混沌と化した戦いの中で二人が結ばれることはないのだ。
・・・そして、後日譚が描かれて幕となり、我々は来世での二人の再会を願うのだった。