ドライブ・マイ・カー

7.5/10
合計34件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   179分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   濱口竜介
劇場で   08月20日 2021
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ドライブ・マイ・カー プロット

村上春樹の短編小説集「女のいない男たち」に収録された短編「ドライブ・マイ・カー」を、「偶然と想像」でベネチア国際映画祭銀熊賞を受賞した濱口竜介監督・脚本により映画化。舞台俳優で演出家の家福悠介は、脚本家の妻・音と幸せに暮らしていた。しかし、妻はある秘密を残したまま他界してしまう。2年後、喪失感を抱えながら生きていた彼は、演劇祭で演出を担当することになり、愛車のサーブで広島へ向かう。そこで出会った寡黙な専属ドライバーのみさきと過ごす中で、家福はそれまで目を背けていたあることに気づかされていく。主人公・家福を西島秀俊、ヒロインのみさきを三浦透子、物語の鍵を握る俳優・高槻を岡田将生、家福の亡き妻・音を霧島れいかがそれぞれ演じる。2021年・第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、日本映画では初となる脚本賞を受賞。ほか、国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞の3つの独立賞も受賞した。

ドライブ・マイ・カー オンライントレーラープレイ

ドライブ・マイ・カー 俳優

ドライブ・マイ・カー 写真

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ドライブ・マイ・カーコメント(20)

Epaarvleolup
Epaarvleolup
歩む事は
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向き合う事
Igntreeinsrntigb
Igntreeinsrntigb
ネタバレ! クリックして本文を読む
妻の名前が音というのが(映画オリジナル)、変わっているなと思いましたが、もちろんちゃんと意味があるんですね。
車の中に流れる音のセリフの声はまるで呪縛のようです。
妻の話とは何だったのか。
それにしても家福と高槻は対照的ですね。高槻は白黒はっきりさせる性格。それに対して家福は音の浮気現場を見ても何も言わない。おそらく子どもを亡くした時も二人はつっこんだ話をしなかったのではないでしょうか。
音がセックスのあとにしていた、空巣にはいる女子高生の話。その続きを高槻から聞かされるシーンが圧巻です。これは夫に対する音の思いを代弁するものだからです。なぜ何もなかったふりをするのかと音は訴えたかったのでしょう。高槻はそんな夫婦関係を察していたのでは。
その話のあと、家福は初めてみさきの隣にすわります。
二人が車で北海道をめざすシーンでしばし音がなくなるのが印象的でした。
みさき役の三浦透子さんは車の免許を持っていなくてキャスティングが決まってから取得されたとか。濱口監督も車の運転をしないと聞いて驚きました。
韓国手話で話す夫婦もいいですね。
チェーホフの舞台の最後の手話のシーンでは思わず涙がこぼれました。手話だからそこには音がない。家福が喪失を乗り越えていく希望を感じさせます。
字幕を見ないと「ワーニャ伯父さん」の最後の台詞の意味はわからないのですが、それでも表情と手の動きで伝わってきます。
考えてみたら理解しあうのに言葉は大事だけどそれだけじゃないんだと思いました。犬とだって気持ちは通じることだしね。
三時間の映画なので迷いましたが、見てよかったです。
emqixvc
emqixvc
出だしから惹きつけられ、最後まで目が離せませんでした。

手話を含む多言語のチェーホフの舞台、実際に鑑賞したいなと思いました。
2人のタイプの違う韓国女優さんたち、それぞれ存在感がありました。

本当に大切な人だから、失うかもしれないと思うときちんと向き合えない。
本音を言えない。
そういう気持ち、分かります。
でも、かけがえのない相手ならなおさら、その人を信じて、踏み込んで、ちゃんとお互いに分かり合う努力をしなきゃと思いました。
そこでリスクを取らずに逃げ回って、結局関係が破綻したら、死ぬほど後悔するよね…。
失うかもしれないから近付けないと思うほど、好きな人なんて人生で一桁だと私は思います。

静かに、心にメッセージが届く映画です。
大好きな人に会って、ただ抱きしめたくなります~。
Rchceaseatlv
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先に原作を読んだらどんな感想になるだろうという好奇心による原作既読。

30分で読める短篇がここまで、3時間の尺に発展させられるとは、一つの驚き。
村上の作った線画が、濱口の手によって色と背景を付けられ、具現化されたという喜びの発見だった。そしてその長い脚本に、無駄な力入れは一つもなかった。

映画は、小説と違って時間線に沿って物語を伸ばしていき、家福の視点から問題を投げ出し、またそれを解くドライブに観客を誘った。
後の工程は玉葱の皮剥きのように、芯までどんどん深まっていく。その鍵となる人物は、高槻とみさきだった。

家福と高槻の違いは、観客には分かりやすかった。高槻はたしかに自分のコントロールができなく、現実上、芝居と同様に人の深いところまで突き止める。家福はその反対。

高槻が車で言ったことは正直で、胸に響いた。小説で村上が書いたまんまだ。そして最後に警察に連れられたときまでも、彼の言ったように空っぽかもしれないけど偽りなかった。

そんな高槻の逮捕によって課題は家福に残された、家福は自分の問題に直面しなければならなかった。そしてオリジナルの北海道の旅は更なる救いで、もっと直接の答えになった。本当の自分と向き合えるのだ。そんな自分を持って人と向き合うのだ。演劇祭の人たちのように、言語がちがっていても。

最後の手話のシーンが良かった。声がでなくても、ちゃんと強く伝わったことがあるんだ、と思えた。全編を収束した力強いシーンだった!

最後に言及しなければならない二つのメタファーは観客の助けにもなった。音のミツメウナギの話と劇中劇...前者は音にまつわる伏線、後者はストーリーを貫通する家福の心理劇....どっちも表現が素晴らしかった。
芸術性を追求する一方の分かりにくい映画より、このような誰にとっても大事な心得を誰でも分かるようで、また吟味させて考えさせるような面白い表現で伝えた方がずっとテクニカルだと思う。振り返って見ると、ちょっとの遠回りかもしれないが、いい景色だった。
kzbnbtx
kzbnbtx
上映時間3時間?!

出演している役者、作品の雰囲気と内容。色んな所が気になった。でも、一番気になったのは、なぜ長尺でなければならないのか。

その理由が知りたかった。

そして、実際に観終わってから納得した。内容を理解するには必要な時間だった。所々で出てくる、日常のありふれた音と風景だけの映像すらも。

少しでも気になるのならば見て損はないと思います。観終わった、帰りの車の運転はきっと安全運転なはず。 笑