FLOWERS フラワーズ

6.6/10
合計13件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   00分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   藤本周
劇場で   06月12日 2010
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FLOWERS フラワーズ プロット

蒼井優、鈴木京香、竹内結子、田中麗奈、仲間由紀恵、広末涼子の6女優が、昭和から平成にいたるまでの3代の女性たちを演じる群像劇。監督は「タイヨウのうた」の小泉徳宏。昭和11年、封建的な家長制度で生まれ育った凛(蒼井)は、親同士が決めた結婚を受け入れられず、花嫁姿のまま家を飛び出す。時は過ぎ昭和30年、凛の長女・薫(竹内)、次女・翠(田中)、三女・彗(仲間)は高度経済成長のなか、たくましく成長していた。そして平成21年、そして平成21年、彗の長女・奏(鈴木)は、平凡ながらも幸せな生活をおくる次女・佳(広末)を優しく見つめながら、人生の岐路に立たされていた。

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FLOWERS フラワーズコメント(20)

kjxijhk
kjxijhk
ネタバレ! クリックして本文を読む
蒼井優扮する物語の初代が典型的家父長の父親に反発して、結婚式の当日花嫁衣装のままで家を飛び出す。そして、その子や孫である二代目、三代目の女性たちの生きざまを、今をときめく主役級女優たちの豪華な共演により、1930年代、60年代、70年代、そして21世紀と、それぞれの時代的制約の中で自分らしく生きるために葛藤し、家族、兄弟、夫婦愛のありかたを、時系列を無視して、まるでなぞ解きをするかのようにして描いている。
そのあたりは見事で、観る者を飽きさせず、命の大切さ、家族愛の深さに触れて心が暖かくなる。
それぞれの女優の個性的な美しさや可愛らしさを優しい映像で引き出し、随所に映像美がちりばめられていて素晴らしい。
しかし、結局は時代の制約に妥協し、女性の幸せを子どもを産み育てることに限定するかのような結論のあり方に、「少子化対策国策映画」のような臭いを感じたのは僕だけだろうか・・・
Ersnentyaelce
Ersnentyaelce
正直言うと女が観る映画でしょって感じでいたのですが、若干無理やり観てみたら、おいおいスゴイぞこりゃ。
日本映画のカタマリみたいに次々懐かしい映像が。
通じゃないとわからないかもしれないところも満載で魅せるみせる。
昭和の男には案外たまらない一本かもしれませんよ。
Eimueieemdlvb
Eimueieemdlvb
なんかいいかなぁ~と思って借りました。こんなにいい映画だとは思いませんでした。

彼女たちがつながっていると気付いた時には、こんな映画の撮り方もあるんだなあと感心しました。

何より俳優陣がいい。

蒼井優さん、鈴木京香さん、竹内結子さん、田中麗奈さん、仲間由紀恵さん、広末涼子さん。みんなすばらしい。

大沢たかおも、いのっちも。

見てよかった。こんな映画が好きです。
Hnoxmpkigss
Hnoxmpkigss
世界で初めて小惑星探査機8年振り帰還,
日本サッカーW杯で初めて勝利,
こんな時、映画は,いじめ,復讐,バイオレンスじゃないでしょう
【Flowers】で自立して行く,強い,優しい女子力で行きましょう。

6人の女性の生い立ちを交叉に描き、時代時代のタイムスリップを通じて、6人の個々の人生から、
女性全体の生きざまを描くことに成功した。
昔の見合い結婚、自由恋愛の波と、男女雇用均等法などへ到る、現代社会をうまく表現できていて、
庶民の歴史t大河ドラマを見ている様で、共鳴し、共感するところが多かったですね。

病院で父親と広末との間の会話のシーンがとでも感動でした。
広末涼子が、母の決心を辿ったトラウマから立ち直り、明るく、前向きに生きる事を
決心した心理を抑制された演技で圧巻でした。

翠(田中麗奈)と河本(次長課長)が当時流行っていたトリス・バーの話:
新入社員はトリス,
若手はレッドかホワイト、
次長課長は角瓶かオールド,
部長はリザーブ、
役員はローヤル、
思いだしましたネ。庶民の時代を。

Huntingに外の世界に出掛けて行く男性世界の速さ、冷酷さに閉塞感が出て来た今、
家族を繋いで行く女性世界が、ゆったりした時の流れの中に、
普通の女性の普通の営みの方が、一人一人に時に激しいインパクトがあり、時に奥深い優しさで、
動いたり、立ち止まったりして,自らの小さな人生を自ら切り拓いて行き、次につないで行く
久し振りの、 "い~い"映画でした。

6人の女性の生き方が、それぞれの時代、時代と自然主義的風景を綺麗に調和させて、
謂わばそれぞれの時代を確認しながら、6人の人生を”クリップで撮って”行き、時代性を軸にして
女性の全体像を描いて行く、と言う、非常に印象的な映画でした。

自分の辿ってきた経験、これから辿るであろう子供たちの経験に共感、共鳴 する様に、
節目、節目にさざなむ、そよ風の音が聞こえて来る様に、ゆったり描いている点本格派だと思います。
刺激、インパクト、どぎつさ だけでヒットしても人の心は掴めないから、、。

音楽的にはオリビア・ニュートンージョンの「そよ風の誘惑: Have you never been Mellow」は70年代の曲ですが、
2度の石油ショック、ローマクラブの資源・成長の限界で、世界が揺れ動いた時代背景に生まれた、
現代にも通じる応援歌として効果的にBGMしていた。

文芸的分析として「罪と罰」”誰よりも自分をうまく欺せる者が、誰よりも楽しく暮らせるってわけですよ”とスウ゛ィドリガイノフが言う。
悪事をして、仕方ない、と自分を欺せる者。真面目に生きたい、でも俺は悪事が好きだ、と思えば楽しい。
反社会的な題材、映像のを取り上げるのは、社会的な意味があるから、と内なる良心を宥めるインパクト商業主義は
愛するドウーニャに銃を向けられた、そんな映画は、最後には自分でこめかみを撃つしかないだろうに、、、、

そこで、バイオレンス、いじめ,復讐などは映画の観客が現実の社会はこんなに恐い、残酷なんだ、と教えて、
と要求するから、それを提供するんだ、と。
でも映画「Flowers」は真面目に、強く生きて行きたい、それぞれ問題を抱えるが自ら決断して、
幸せを掴み”次はあなたの番ですよ”と女性の力で家族をつないでいく、前向きに、
本来の人間の営みを語っている映画だと思っています。

こういう"い~い"映画がヒットする事が、この停滞した日本を元気に出来る、と思いますネ。
Nirysagled
Nirysagled
ネタバレ! クリックして本文を読む
これは予告編で既に、6人の女優さん達それぞれの年代が明らかにされている。その際蒼井優の出演場面だけがモノクロになっており、彼女からの命のリレーの作品で在るらしいのが解る。

そうなると興味は、誰が誰の子か?となるのだが、それは映画を観て行く内に徐々に明らかになって行くのだが…。
観終わってしまうと「あれれ?」ってところは在る。特に田中麗奈と竹内結子のその後が不明だったり…と。まあ!それはそれ…って感じか。でも田中麗奈の眉毛と、竹内結子の不気味な笑顔はちょっと…って、感じだが(笑)

基本的にこの作品で描かれるのは《昭和の女性》。時代は平成に跨ってはいても、昭和を生きた女性の《日本の母親》としての理想像を考えたと思って良いかと思う。
その昔は10代で親に決められた相手と、婚礼の式当日に顔を合わせて結婚させられる女性が多かった。それが当たり前の時代で、親の決定に逆らう事等有り得ない事だった。
それだけに、彼女の産んだ子供が、昭和の戦後から高度成長期に至る時期、男女の差別に懐疑的な性格の設定を施しているのには納得する。
この女性を演じているのが田中麗奈。おばあちゃんのお葬式の時に、「美人の家系だからなぁ〜」と語る螢雪次郎(←だったと思ったのだが…)が、後に結婚する河○にあたるのだろうか?となると、その傍に居たおばあさんが彼女になるのだろう?この辺りは、まだ映画が始まった始めの内だけに、たった1度観ただけでは理解出来なかった。
おそらく竹○結○にあたる女性も、その場には居たのかも知れない。

蒼井優が親に逆らい走り出す。時代は変わり平成。走っているのは鈴木京香。この時のジャズの音楽には少し腰が砕けた。意図が判らんわ(笑)
高度成長期の時代には明るい曲で、平成大不況の現在だから?それとも彼女の抱えている悩み事を反映して…なのだろうか?
そうこの作品の女性達は、それぞれでそれぞれの恋愛事情に悩んでいる。1番幸せな家庭を築いているのは広末涼子だが、彼女は彼女で母親の愛を知らずに生きて来た女性である。
彼女なりの悩み事をひた隠しにしながら、明るく振る舞って来た女性だ。
今は、お姉さんの子供が逆に父親の愛を知らずに産まれてこようとしている。彼女はその事を気に病んでいる。
鈴木京香は、今人生の帰路に立ち、どうすれば良いのか1人で悩みを抱えていた。

仲間由紀恵は、何不自由無く幸せな結婚生活を送っていた。そんな彼女に魔の手が押し寄せて来る。彼女はその不安を振り切って手紙をしたためる。

この作品で1番存在感が不明な女性が竹内結子だろう。彼女の悩み事は寧ろ1番分かり易い。
分かり易いだけに、その後がはっきりとは描かれてはいないので、やや不満が残る。彼女は彼女で、その後の人生で辛い思いは払拭したのだろうか?…と。

ところでこの作品はロボットが関わっている。それだけに昭和の時代背景に拘っている様ですが、所々に「あれ?どうだったかなぁ〜」と言った箇所が幾つか有った。
確信が持てないので、目くじら立てる程でも無いのかも知れないが…。

何だかんだ言いつつも、CMから発生した企画ながら、巧い事纏めたんじゃないでしょうか。最年少の蒼井優を上に据え、最年長の鈴木京香を下の世代に据える命のリレーのアイデアも悪く無かったと思いますよ。また新たなリレーも繋がった事ですしね。
個人的に1番良かったのが、頑固親父役の塩見三省。終盤での“あのセリフ”は泣けましたね〜。真野響子のお母さん役も凄く良かった。でも…。

ドリカムの歌は要らない。

(2010年6月15日TOHOシネマズ西新井/スクリーン10)