雨降って、ジ・エンド。
プロット
日本
02月10日 劇場で
QUEEN ROCK MONTREAL
プロット
アメリカ
02月22日 劇場で
ハンテッド 狩られる夜
プロット
アメリカ・フランス合作
02月23日 劇場で
熊川哲也 K-BALLET TOKYO 「熊川版新制作 眠れる森の美女」 in Cinema
プロット
日本
02月23日 劇場で
ARGYLLE アーガイル
プロット
イギリス・アメリカ合作
03月01日 劇場で
ポーカー・フェイス 裏切りのカード
プロット
オーストラリア
03月01日 劇場で
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FLOWERS フラワーズコメント(20)
資生堂シャンプーTSUBAKIの映画版。
特別協賛はもちろん資生堂。
こんなに豪華キャストを揃えてしまったから、宣伝にあまり金が回せなかったのか、映画の存在が世の中の中に浸透していない気がする。
今の時期だと、やはり「告白」が強い。
一族の命の繋がりを軸に、
日本の美を伝えていく。
蒼井優
仲間由紀恵
竹内結子
田中麗奈
広末涼子
鈴木京香
このキャストたちそれぞれ命のつながりがあって、
一族として続いていく。
それぞれの時代、それぞれの人生で、力強く生きていく。
それぞれの時代のそれぞれの風習の中で生きていく命の力強さ。
嫁ぐ、ということ、
求められてた男らしさ、女らしさ、
失った愛、
亡くなった命、
だけど、家族はいつまでも家族。
途中で「パーマネント野ばら」の「わたし狂ってる?」というあのシーンのDejavuを感じながら、観ていた。
日本の古きよき美しさ、しきたり、
そういったものに反発しながらも、しなやかに生きる日本人の美が描かれている。
豪華キャストを起用しまくってるわりには、派手さはやく、口数少なめに日本の美を厭味なく描いた点は素晴らしい。
今の時代にはなんだか物足りなく、地味かもしれないけど。
でも、こんな時代だからこそ、こういう映画を撮ったのかもしれない。
映画は、豪華キャストを使えばいいってわけでもないし、
金をかければいいわけでもないし、
涙を誘えばいいわけでもない。
だけど、大金かけたこの映画は、金をかけてキャストを揃えただけのことはある。
だけど、なんでわざわざここまでするの? とも思う。
映画製作について考えを巡らさせる映画でもある。
映画製作において何に比重を置くのか、
何を描くために映画を作るのか、
日本映画とはなにかを観客にぶつけてくる映画であった。
こんだけ豪華なキャストでありながら、厭味な派手さはなく、
淡々と描かれるこの映画は、まさによき日本映画だ。
ひとことで言ってしまうと、この女優陣を見るための映画かなあ。2時間の資生堂のCMと言えなくもないですが、その割には頑張っていたと思います。…が、やっぱり総合的には星2つってところでしょうか。
ストーリーは、それぞれの女性の、恋愛、結婚、出産、仕事等にまつわる不安や悩みや決意を描いたもの。
正直、それぞれのエピソードに対して、深い心理が描かれているという感じでもなく、割とサラリと通過していく印象でした。まあ、あまりじっとりしすぎず、カラッとしているので、そこが見やすいといえば見やすいと思いました。
映像は意外と凝っていて、一番古い蒼井時代はモノクロ、昭和40年前後の竹内・田中・仲間時代は、それらしく色あせた画像処理をしているようでした。
そして音も、蒼井時代だけモノラルだった気がします(ちょっと自信なし)。音については、BGMがなくセリフも少ないシーンが結構多いせいか、水の流れや波の音、足音、着物の擦れる音などがはっきり聞こえて印象的でした。
また、単純に時系列にエピソードを並べずに、頻繁に時代を行き来しつつ展開していく構成。悪く言えば、その位しないと話がシンプルすぎてもたないのかもしれません。
そして、椿の花が何度も写っていたのは、やっぱりアレのCMってことですかねえ(^^;)
時代順の方が解りやすくて素直に楽しめた気もします。
田中麗奈が良かったかな、お着替えもかわいかったです。
三姉妹のメイク、まさに母の若い頃の感じ、お白粉の香りがしてくるようでした。懐かしくて泣きそうでした。
それぞれの女優に設定された物語は奇を衒うことなく、極めてシンプルな展開を持ち込んでいる。しかし、この作品の場合に重要視されるのは脚本の転がし方ではない。現代の日本映画界にあって、女優という「商品」の価値を見つめ直すこと。それが、本作に託された役割ではないのか。
傍らにビールやら、生命保険やら、金鳥の夏やらが置かれていそうな映像の洗練さに、まずは驚かされる。それもそのはず、資生堂がスポンサーに名を連ねる本作、製作陣に大手広告会社アサツー・ディー・ケイが加わっている。作家の夢、理想を描き出す映画という世界にあって、「商品」を極限まで美しく輝かせることに目的が置かれるコマーシャルの分野が手を貸すこと自体、違和感を感じる。
だが、裏を返せば、広告会社が製作に入り込まなければいけなかったのだ。
ブルーシートの前で、無機質なワイヤーに吊られて、3Dで飛び出て作り出される現代映画界。その中にあって、女優という「美」の象徴は本質を見失いつつある。素朴な風景の中で、ありふれた日常の中で、煌びやかな舞台で女優の内側から輝きだすものを「美」と呼んでいたはずの観客の意識が、変わり始めている。それでは、これまで観客が映画に見てきた「美しさ」とは、何だったのか。
それを探し出すために、時代時代に取り入れられてきた技術を、コマーシャリズムという時代の流行を徹底して取り入れ、素直に女優という商品を売り込もうと挑んでいる。物語を超えて、過剰な演出を超えて、もう一度日本の「女性」が持っている本質的な輝き、魅力を捉えることに心を砕いている。安っぽいかもしれない。刺激的ではないかもしれない。でも、そうやって日本映画は人間を見つめてきたはずだ。それが、正しい時代があったはずだ。
本当に、今の女優は真に美しいといえるのか。正しいといえるのか。その素朴な好奇心が生み出した本作。しかし、現代の映画界がいずれ通らなくてはいけない道ではなかったかとも、思う。
余計なものを削り、削り、必要な魅力だけを丁寧に掬い上げる。フルCGに慣れきった観客を試すような企画の大胆さ。そして、したたかさ。もう一度、クラシックな映画に燦然と輝く女優の魅力を再確認したくなる意欲作である。
いつの時代も、彼女達は映画の中で笑っていたはずだから。きっと、美しかったはずだから。
資生堂とのタイアップ映画じゃないかと思ってしまうと
それなりに、ということになるんだろうが、ドラマとして
そんなに酷い作りではないし、むしろ昨今では除外視?
されてしまった結婚観をもう一度考えさせられる作品だ。
見たこともない相手と結婚しなければならなかった時代、
女性の自立などあり得ない時代、どんな思いで彼女らは
嫁いでいったのだろうか。ルーツを探る意味でも面白い。
女性の生き様というのは常にその時代の鑑としてお手本
として語られてきた。だから昨今の自由奔放な恋愛観を
羨ましいと見る趣もあるんだろうが、もしもあの時代が
なかったとしたら、私たちは生まれていたんだろうか…^^;
親の決めた相手に嫁いだ祖母には三人の娘が生まれた。
それぞれの娘はそれぞれの恋をして結婚した。
長女は相思相愛の恋愛結婚、次女はキャリアウーマンと
して結婚と仕事の間で揺れ動き、三女は郊外の団地で
幸せな母親となっていた。そしてもう1人を身籠っている。
現代に移り、その三女の娘たちが祖母の葬式で再会する。
姉の方はどうやら妊娠しているらしいが結婚はしていない。
妹は幸せな結婚生活を送っているようだ。
話の断片からそれぞれの時代へと映像が切り替わり、
姉妹それぞれの恋愛・結婚生活を映し出していく。
まるで時代を切り取ったかのような懐かしさが面白い。
どちらかというと昭和の風情がたっぷり味わえるので、
その時代に生きた(私も^^;)女性にはこの上なく懐かしい。
確かに時代は移り変わり、女性の恋愛観も変わった。
家族としての生活環境も昭和と平成では大きく違う。
それでも、根底に流れる絆のように、夫や妻や家族を
大切に思う気持ちと健康に対する願いは変わらない。
どうか元気で、長生きして、たくさんの幸せに出逢って
もらいたい。そんな思いで母親は子供をこの世に産出す。
生まれた子供は、親の願いを背負って背負って(爆)
一生懸命に勉強やスポーツや仕事や恋愛に頑張るのだ。
そんな風に繋がってきた歴史を大切にせねばと思う。
生きてるだけで楽しいんだよ。という台詞があるが、
そんな風に思いながら生きられることがなによりなのだ。
確かに人生は花、かもしれない。
(できれば長女と次女のその後も見たかった。せっかくなので)