つみきのいえ

7.2/10
合計22件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   12分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   平田研也
劇場で   03月07日 2009
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つみきのいえ プロット

第81回アカデミー短編アニメーション賞や2008年アヌシー国際アニメーション映画祭グランプリを受賞するなど、高い評価を受けた短編アニメ。監督は「R」「或る旅人の日記」など短編アニメを制作してきた加藤久仁生。海の上に建つ積み木のような家に住んでいるおじいさんは、海面がどんどん上がってくるので、家を上へ上へと建て増し続けていく。そんな不思議な家に住んでいるおじいさんの、家族との思い出の物語。

つみきのいえ 俳優

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つみきのいえコメント(11)

Mgsnshxpiok
Mgsnshxpiok
ネタバレ! クリックして本文を読む
人生、家族の変化、暮らしが詰まったいえ。温暖化で海面が家に迫っては、家に石を積んで階上に新しい家を作り、住み替えて生活を積み上げてきたおじいさん。家の下には過去の家が積み上がって海の中。
そこに潜ってどんどん下に潜っていくと、家を遡るとともに過去も遡って蘇り思い出が溢れて来る。
1人が夫婦になり、夫婦が家族になり、娘が結婚してまた夫婦に戻り、一緒に過ごしてきた妻を看取ってまた1人のおじいさん。積んである家の大きさが、家族の頃は大きいけれど、新しく家を積むと元より小さい面積になるから、どんどん小さくなっているのがおじいさんの人生と重なる。
寂しそうに見えるけれど、最後に注いだワインはおばあさんの分と2人分。この人生一緒に色々あったねって事なのかな。若き日のおじいさんとおばあさんで一緒に積んだ事もあった家の上に、今のおじいさんの暮らしは成り立っている。
海面上昇のために、昔おばあさんと走り回った野原はもう深い海の底で、家の周りは全部海。人との交流にも船が必要。そういう世界にして良いものか、考えさせられる。一方、海面上昇の設定があるから、おじいさんの人生の変化が縦に詰まれてわかりやすい。
終始色鉛筆のタッチがおだやかな懐かしさと寂しさを表現していて、俯瞰で描かれた街の風景は海バージョンのスノーマンや、魔女の宅急便を彷彿とさせる。
Hensifhrse
Hensifhrse
過去への道を閉ざせば、現在は今と未来でできている事になる。

今から未来へと目を向けるために、それも必要な事である場合もあるかもしれない。

ただ未来へと目を向け今を作り上げる事に行き詰まったなら、過去を振り返るべきなのかもしれない。

その過去を積み上げてきたのは紛れもなく自身なのであり、振り返る事が今の自分と向き合い、今を生きる事につながるだろうから。
Emieapldst
Emieapldst
水辺に浮かぶ家。この家は水没する前に積み重ねられて作られた家だった。お気に入りのパイプを水に落としてしまったことでそれを取るために水にどんどん潜って行く。潜ることで過去の家があり、そこには思い出がある。その主人公の人生を潜るたびに振り返る。いま一人暮らしのおじいさんの心温まる思い出が描かれていて感動した。絵もレトロで、言葉もなく音楽と音だけなので余計おじいさんの心情が入ってきやすいと思う。また、水没する家や街は今の環境問題も扱ってるのかな?とも思った。12分という短い作品だが、感動できる作品だった。
Ebwafavulteiu
Ebwafavulteiu
ナレーションの長澤まさみが良いね。
もっと他の作品が見て見たい。
そしてもう少し長い作品も見たいな^^;
Teylhreahatt
Teylhreahatt
デザインとアートの軸で言ったら、日本の映画はデザインの軸に分類されるものが多い。しかし、この作品に関しては完全に「アート」である。
この映画は何も語らない。長澤まさみのナレーションもあるらしいが、個人的には無い方をお勧めしたい。ビュワーの想像力に委ねられている作品であり、見る人に統一された感想を持たせない多義性のある素晴らしい映画であると思う。
ストーリーとしては、そこまで難解で複雑なものではないのだが、そこに先ずは「デザイン」としての断片を感取でき、好感度がある。音楽は栗コーダーカルテットの近藤研二を採用しているが、これ以上ないピッタリの音楽を映像にマッチさせてくれているし、1つ1つの環境音やそのタイミング、編集にも脱帽。絵的な観点からしても、場面ごとに黄色と青色の美しい色調を綺麗にまとめあげていて、効果的な演出へと繋げている。
「アート」でありつつも、「デザイン」を置いてけぼりにしていない、誰が見ても感想を言える多義性に富んだ素晴らしい作品だと思っています。