マダム・ウェブ
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SR サイタマノラッパーコメント(18)
「SRサイタマノラッパー」は、入江悠監督作品であり、数々の映画賞を受賞したものである。
本作は、埼玉の田舎町に住む主人公IKKU(駒木根降介)を中心にHIP HOPという音楽を通して青春を描く物語である。ストーリーはIKKU達が結成したSHO-GUNGのライブ活動をしようとするところから始まる・・・。
内容としては、しがないニートラッパーが夢を叶えるための日々を描きますが、実際ある程度の歳になると日々の生活に追われ夢を叶えるチャンスってどんどん減っていくんだなーと痛感させられます・・・。
本作の夢追い人IKKUは夢を叶えるための努力が週刊誌や新聞を読むくらいで、ただダラダラ仕事もせずに生活しているだけですが(笑)
夢を叶える為には少しずつ努力や苦悩を重ねて貯金していくしかないですが、それがうまくいかないのが人生であり、この映画はそのうまくいかない様を淡々と描く。
正直青春ムービーとしては沸点の設定が他の青春映画に比べて低いため、退屈感が否めない人がいると思うがこれが現実に近いと自分は思います。
だから今の自分がうまくいかない人や過去に夢を諦めたり、うまくいかない人は自分と重ね合わせるとぐっときてしまうと思います(自分は前者です(笑))
特によかった点としては断然、小暮千夏役のみひろですね。ひとりだけ役者としての存在感が凄いです。(舞台を中心にしているみたいですがガンガン映画とか出てほしいですね)
過去に好きだった人や仲良かった人を変に言われるとなんかやるせない気持ちがでるとかツボですね(笑)(ああいう空気読めず言う先輩とか友達いますよねー)
IKKUの千夏への思いが過去と変わらず伝えられないとかせつない!でも何も変わってないIKKUにはそれが現実ですね。(CDとプレーヤー、ヘッドフォンを渡すのが精一杯)
あのあと、千夏が電車(窓際)で曲を聴きながら自然に笑みがでるカットとか欲しかった。
自分的には続編(二作ありますが)でなんらかの形で再会という展開を望んでいましたが、なかったですね・・・(続編二作観ましたが)
悪かった点としては、1シーン1カット作品を売りにしてますが、少し単調感がありますしドキュメンタリーチックな要素がありなんか少し観づらいですね(マジックアワーみたいな1カットが理想)
まあ、あと友情や先輩後輩の関係の崩壊がもろ過ぎですねー。
曲まで作った関係性で地元の仲間ならそんなもろい関係性ではないと思います(結局はIKKUとTOMは陰で見下されていたわけですが)
ラストのシーンは賛否が別れそうですが、あれがラッパーという唯一の武器を持っているIKKUとTOMが自分の思いの吐き出す事のできるフリースタイルラップというツールであり長回し一本でエンディングに続く形は良かったですね。
一見の価値ありです!!
※劇中の曲やOP・EDの曲が最高すぎる!!さすが、TKD先輩(笑)
底辺の日常を受け入れ安穏とした日々に満足して、声を上げるでもなく安いプライドを守る為嘘で誤魔化し何かと理由を付け逃げる。握った拳を振り上げられないのは優しさじゃなくただの弱さ。それでも何故だろう。ラスト1カットからエンディングまででホロリとさせられるのは。
会議室のシーンは笑った。あとみひろが同級生とか羨ましいなおい。
あたがオーディション受けるために予習
これの3か~ クソな映画だな~ としか思わなかった、、、
その後…もう一度ちゃんと見たら なんと切ない…
そして和声ラップに目覚める
そしてその後のその後…あたが3に出て、撮影中のエキストラにも参加して
スタッフで作るメルマガやインターネット配信のラジオも聞いて
入江さんのシナリオ小説も読みーの
よー出来た作品だな、これがあっての2、3だな、と思ったわけで
レコード店もない埼玉の田舎町。そんな閉塞感と、若者を押し込めてしまうかのような雰囲気がよく伝わってくる。ただ、夢だけを持っている若者の物語。やがてMIGHTYもTOMも去ってゆくが、IKKUがようやく定食屋でレジ打ちのバイトを始めた頃、TOMが作業員の仲間と店にやってきてラップのやりとりをするラストシーン。現実に気づかないIKKUの最後のあがきでもあったが、まだまだ若い彼ら。頑張ってもらいたい・・・