1票のラブレター
プロット
イラン・イタリア合作
01月25日 2003 劇場で
世紀の取り引き
プロット
アメリカ
01月01日 1900 劇場で
しのび泣き
プロット
フランス
02月01日 1949 劇場で
私の頭の中の消しゴム
プロット
韓国
10月22日 2005 劇場で
素晴らしき、きのこの世界
プロット
アメリカ
09月24日 2021 劇場で
愛のむきだし
プロット
日本
01月31日 2009 劇場で
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引き出しの中のラブレターコメント(20)
つっこみどころ満載ですが、全体を流れる人間賛歌、家族賛歌、人間のつながりに涙する良い映画です。
第二の主役は高校生役の林遣都さん。単純な好少年を地のままと思うくらい自然に演じてます。こんな青春時代があったなーと懐かしく胸きゅんとなります。
J-WAVEラジオが聞きたくなるのはうまい戦略です。
映画「引き出しの中のラブレター」(三城真一監督)から。
ストーリーは複雑じゃないけれど、なぜか心が動かされた。
手紙のメッセージ力、いやラジオを通した「言葉の力」を再確認した、
そう表現する方が正しいのかもしれない。
タイトルだけで想像すると「ラブレター」の言葉が一人歩きし、
恋愛作品と勘違いされてしまいがちだが、誰かに伝えられないでいる
自分の想いを文字にする時、それを「ラブレター」と呼ぶのだろう。
それを確かめようとメモをしていたら、タイミング良く、
伊東四朗さん演じる、ラジオ会社社長の台詞にぶつかった。
「恋人宛の手紙だけが、ラブレターじゃないんだよ」
そして、その想いをラジオという媒体を通して、
主演の常磐貴子さんが、優しい声でリスナーに語りかける。
「心の引き出しにしまってしまった想いは、そのままでは届きません。
たとえ大切な人が遠く離れていたとしても、ちょっとだけ勇気を出して、
一歩を踏み出してみてください。想いはきっと相手に届くはずです」
「ラブレター」を「恋文」と訳すから、相手が異性になってしまうが、
「大切な人へのメッセージ」と訳せば、誰にでも書ける。
これからも「手紙」をテーマにした作品、観続けていこうっと。
P.S.
巷を騒がせた「中島知子」さんが出演していたが、いい味を出していた。
この作品の根底に流れるメッセージを、彼女はどう受け止めたのだろう。
自分も書いては見たが出せない手紙がある。映画とは全く逆。あまりにも大切な人だから出せなかったラブレター。
受験勉強の時、その人を忘れるためにコンパスの針で左手首に入れ墨をいれた。ラジオの深夜放送を聞きながら。入れ墨を見るたびに、その人を思い出しどうしようも無かった。
十数年ぶりのクラス会。そこには変わらぬあの人がいた。酔った勢いでラブレターの事、入れ墨の事、全て話そうかなと思ったけれど言えなかった。思い出が汚れそうな気がして。
父が死ぬ数日前、日記に家族の事を書いていた。葬儀が終わり遺品整理をしていたとき日記を見つけた。引き出しの中の『日記』だった。不器用だけど、裕福では無かったけど、父の子供として生まれたことが誇りに思えた。今でも父に手紙を書いている。頭の中の引き出しに『ラブレター』はしまっている。たぶん父には『ラブレター』は届いてしまっているのだろう。