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ロシアン・エレジー プロット ロシア 12月16日 1995 劇場で
ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌 プロット アメリカ 11月13日 2020 劇場で
エレジーコメント(13)
B・キングズレーをどうやって「オトコ」として見ればいいか、
そちらに苦労してしまう作品…。だってガンジーなんだもんx
歳の差云々よりも、彼がエロ爺ということに、多くの違和感が
感じられて仕方ない。はたして…彼の濃厚演技が観たいか?
否か?そこにすべてが集約されている気がする。
ちなみに私の感想は、彼は脱いでも神聖。嫉妬までも美徳。
男女の情念の世界では、女を覆い尽くすほどの存在感が必要。
内容的にかなりセンチメンタルな描き方で、互いの情熱よりも
いつ、どこに惹かれ合ったのか、そこがイマイチ理解に苦しい。
特に学生だった(そう見えるからスゴイ)ペネロペが、
ガンジーのどこに?尊敬以上のものを感じたのか分からない。
それでも中盤以降~ラストの彼女の演技力には脱帽する。
「赤いアモーレ」「ボルベール」にはまったく及ばないが
あのアイドル顔で、見事に「女」を演じきれる数少ない女優だ。
(しかしエレジーとはニクイ表現。男女の未練心が切々と。。)
いわずと知れた「イージー・ライダー」の監督、脚本、主演の大御所です。
主演の2人の恋愛は、切ない。
一つ、質問があるのです。
ペネロペが演じたじし学生が、初めて ベンのアパートに行った時に、ベンが演奏したピアノの曲 (懐かしのアメリカン・ポップスだったと思う)
Twenty-Ten is Fortytwo years far away ・ ・ ・
この歌のタイトルは、何だったでしょうか?
ご存知の方は、教えてください。
映画「エレジー」(イサベル・コイシェ監督)から。
年齢差は30歳、生まれも育ちも社会的立場も違う2人が、恋におちた。
大学の学生と教授として出逢った2人だから、
学生の彼女が、教授の男と付き合うことで、大人の女に成長していく、
そんなストーリーを予想していたら、正反対だった。
30歳年上の主人公が、彼女(と付き合い始めて、人間として成長した。
そんな印象が残る、やや重たい映画であるが、けっこう楽しめた。
作品の冒頭、2人は階段に座りながら、自己紹介をする。
その時の会話の一部だったと思う。教授が学生に感じたことを語る。
「君には、相手を礼儀正しくさせる何かがある」と。
それが何かは私にもわからない、だけど、そんな気がする・・程度の
ちょっとした台詞だったが、気になってメモをしていた。
お固い、頑固、厳格、近寄りがたい・・そんな意味ではない。
うまく言えないけれど、なぜか一緒にいると「礼儀正しく」なってしまう、
こんな誉め方は、素敵だと感じたからだろう。
「君って、礼儀正しい人だね」と言われて、恥ずかしがってはいけない。
「礼儀」とは、
人間関係や社会生活の秩序を維持するために人が守るべき行動様式。
特に、敬意を表す作法のことを言う。
人間にとって「礼儀正しい」は、一番大切な生き方かもしれない。
PS. あれ?「礼儀正しい」と「行儀正しい」、同じ意味だろうか?
大学教授デイビットとダンディズムに惹かれる女子学生コンスエラ。
歳の差がありすぎる為、そのうち捨てられるということがわかっていながら、あまりの美しさに負け、そして嫉妬に駆られ、自分を見失う教授。
美しすぎる故、理性を失ってしまうという淫靡な前半です。
不倫が理由で子供もいるのに離婚し、結婚は向かないと体だけのセフレがいる教授。
愛し合っているからちゃんと普通に家族にも紹介したいコンスエラ。
普通に別れます。
コンスエラとの別れ、親友の死があり、空虚に人生を送る教授に再びコンスエラから連絡が入る。
乳がんだと。
泣き崩れるデイビッド。
1度目見たときはなんだ、この知性派ぶったエロじじいは!
という感想でした。
映画中に10年経つと、同じ本でも解釈が変わる。。。というセリフがありましたが。。。
そうですね。
初めて見た時から見方が変わりました。
セフレと割り切っていると思ってたけど、子供を作りたかったデイビッド。
コンスエラと本当に愛しあってるのに臆病すぎて踏み出せなかったかわいそうな爺さんという感想に変わりました。。
主人公の大学教授はペネロペに心底惚れていながらも、「こんな年寄りではあまりにも不釣り合い」「彼女は自分のことが本当は好きでないのでは?」と疑心暗鬼になり、結果自ら関係を破綻させてしまいます。
老いによる自信の喪失、一歩踏み出せない人間の弱さ、そして離別への恐怖など、人間の機微な感情を丁寧に表現した良作と思います