コドモのコドモ

6.3/10
合計14件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   122分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   宮下和雅子
劇場で   09月27日 2008
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コドモのコドモ プロット

小学生の妊娠・出産を描いたさそうあきらの同名コミックの映画化。監督は、前作「神童」に続いてさそう作品の映画化を手掛ける萩生田宏治。性に対する意識もないまま、幼なじみの男子と“くっつけっこ”をした小学5年生の春菜が妊娠。しかし、周囲の大人たちは春菜の言うことなど信じてくれず……。主人公・春菜を演じるのは新人の甘利はるな。その他、麻生久美子、宮崎美子、谷村美月ら実力派女優が揃い、主題歌は初めて劇映画への楽曲提供となる奥田民生。

コドモのコドモ 俳優

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コドモのコドモコメント(10)

eiikma
eiikma
ネタバレ! クリックして本文を読む
本作はタイトルが示すとおり、のお話である。

責任者でてこい。
てめえの売名行為でしかないような映画である。

そもそもこの題材で映画にする理由が映画の中に見当たらない。
コドモにコドモができて、コドモたちだけで産む。
なんだそりゃ?

麻生久美子演じる教師のあり方を批判するでもなく、おばあちゃんしか気付かなかった少女の妊娠という事実で現代の社会事情の批判をするわけでもなく、ただうさぎの世話やうさぎの出産に携わるかのようなお気楽描写に気持ち悪さを感じる。

映画で問題提議をしろ、とは言わない。しかし誰が考えてもそれを題材にするのか、と一瞬戸惑うような、いわゆるタブー視される題材を撮るのなら、作り手なりの意見を明確に表現すべきだ。

それから逃げてちゃ
「エヘヘ、こんなん撮りましたけど、グヘヘ」
と言ってるだけにしか見えないぜ。

そんな曖昧なことをしているから、娯楽映画にもならず、問題作にもならず、子供達の演技がさぶいものにしかならず、大人たちの演技もさぶいものにしかならない。

日本の子役の演技力は決してアメリカの子役に劣ったりなんかしない。使う側がバカなだけだ。
つまらない大人の発想や後付けの妄想や、持ってもいない架空のノスタルジーや後悔の念でコドモを描くな、ばかもんが。

奥田民生がエンディング・テーマになっている。彼は高校の先輩だが、彼の一貫したビートルズ的な曲作りには尊敬するが、彼のスタンスはこういう映画に使われるスタンスでもあるんだよなあ、とも思うと正直泣ける。(もちろん悪い意味で)
Noxhigskmps
Noxhigskmps
小学校5年生の春菜。
学校の性教育の授業を受ける前、性への知識もないまま幼馴染のヒロユキと「くっつけっこ」という遊びをして、それが原因で妊娠してしまう。
姉の友人が中絶したのを目の当たりにした春菜は、自分は赤ちゃんを産もうと決意する。
しかし大人に知られると「大変なことになる」と思い、ひた隠しにする。

大人が、いかに子供と違う方向を見ているか。
大人が、いかに子供を理解していないか。

未成年、しかも小学生の出産というタブーに切り込んだ割にはすごくポップかつコミカルで、BGMも終始軽快、というのに個人的に違和感を禁じ得なかった。
え?そんなテンションでいいんすか?
それこそコドモが観たら「出産とかけっこうイケんじゃね?w」とか勘違いしそうですけど。

出産とは本来日常的なものであり、医師や専門家の立会いのもと厳粛に行うべき非日常なイベントとは限らない、という一つのメッセージなのかもしれないけれど、そんな重い主題を掲げている割には緊張感も重厚感も皆無でとにかく軽い!!
いらないカットも多い(たいして重要人物でもない校長が体育館で呆然とするシーンとか)。
何も伝わってこない、すっからかんという印象。

麻生久美子扮する新任教師は、先生としての前にそもそも人としてカス過ぎてギャグですか?
保護者たちから袋叩きにされるシーンも、いくらなんでももう少し何か言い返せるでしょう、とげんなり。

宮崎美子扮する春菜の母親も、姉が箪笥にしまってあったお金を盗んだときには「あんたたちのことは顔色でなんでもわかるのよ!」なんていきがっていたくせに、10ヶ月間も春菜の妊娠に気付かないなんてリアリティがなさすぎる。
あの生活環境で忙殺される意味がわからなかったからだと思う。
おじいちゃんちょっとボケてるけど付きっ切りで介護が必要なレベルじゃないし、畑が~って言ってるけど学芸会とかはちゃっかり来ているわけだし、何がそんなに大変なのか疑問。
物理的に時間がないわけじゃなくて、ただ見てない。
見てない自分自身にも気付いてない。
ただのおたんこなすだな。
嫌だああああこんな母親になりたくないいいいいい

センセーショナルな映画が観たい気分だったからこれを選んだけど、超少子化のいま観ると違和感しか残らない作品でした。

ってか春菜役の子の親、よく娘にこの役やらせたな。
台本とはいえ、私はなんか嫌だわ。。。
Mgxonkipssh
Mgxonkipssh
子役達、主演の甘利はるなが好演。ばらばらだった子どもたちが、徐々に一つになっていく様子が面白かった。
残念だったのは、序盤の展開がばたばたしたこと。

おばあちゃんの「よくがんばったね」の一言が、この作品の絶大なる光だろう。
Torgleaats
Torgleaats
昔「14歳の母」というドラマがあったが、
それを上回る「10歳の母」の話。

こーゆー話は、産むか産まないか、が第一段階だが、大人にダンマリする事で周りからはスルー出来るけど、当の本人はもっと怖がっても良いんじゃない?葛藤とかするんじゃない?結構アッサリと「ウチ産むから」と決める件は肩透かし。
第二段階は産んだ後。ここもまあ同級生の和気藹々で過ごしてしまう。先生たちももっと悩めよ。一緒に飯食ってる場合かよ。

こんな事あっても良くない?、とまでは思ってないだろうが、いくら出生率低下してるとは言え、若年出産礼賛してる様に見えてちょっとなあ。
どうせならコメディに振り切るとかにして欲しい。

子役たちの頑張りには拍手。
veoyfcp
veoyfcp
コドモがコドモを妊娠し、コドモたちだけで出産しようとする。
事実を素直に受け入れるのは、
コドモたちと、おばあちゃん、おじいちゃん。

春菜(甘利はるな)は小学5年生で11歳。
仲が良くて幼なじみの、いじめられっこヒロユキ(川村悠椰)を
いつも助けているような、元気で、
ちょっと勝気で言葉使いもイマドキの女の子。
ある日、公園にヒロユキと一緒に行き、ヒロユキの立ちションを観ながら、
あっけらかんとアソコのお話をしちゃったりし、
“くっつけっこ”という遊びを興味本位で始めてしまう。
そして、担任の八木先生(麻生久美子)が行った性教育の授業により、
“くっつけっこ”がどういうことかを知り、
しばらくして春菜は妊娠してるのではないかと思う。
お母さん(宮崎美子)にも、お姉さん(谷村美月)にも、
おばあさん(草村礼子)にも、お父さん(斉藤暁)にも、
おじいさん(榎木兵衛)にも、大人たちには相談できないまま、
お腹はだんだん大きくなっていき、
最初は優等生の美香(伊藤梨沙子)に知られてしまう。
そして、友人たちにも知られ、ミツオ(帯金遼太)、真由(大熊彩花)、
珠(須藤瞳)、ダイゴ(竹森雄之介)、万作(山田清貴)は、
コドモたちだけでコドモを守ろうとする。

小学5年生の女の子が妊娠し、
出産するという さそうあきら のコミックを、
神童 に続いて 萩生田宏治 監督が実写で映画化。
賛否両論は覚悟の上でしょうし、
設定を変えないで話題になるのも計算済みか、
と思わなくもなかったけども、
ファンタジーで包み込んでしまっていいのかと、
思わなくもなかったけども、それでも、
コドモたちのコドモが出来てしまったという事実に向き合い、
素直に受け入れ、何とか成し遂げようとする姿に、
それを真摯に描こうとする姿勢には、
僕も素直に受け入れたくなってしまう。

“くっつけっこ”と表現されているセックスシーンはもちろんありません。
児童ポルノではありません。
性教育の授業シーンではある程度説明されてますが、
PG指定もR指定もありません。
コドモだけで観てしまうのはいいのか、悪いのか分かりませんけど、
親子で観て、大いに語り合うのには結構なことだと思います。
コドモがこの作品を観て、どのように感じるのか、
興味がある所でもあります。
実際に会場では親子連れもチラホラ見受けられました。

女子の前で立ちションをしてる時点で、
もう僕にはありえなかったことで、ファンタジーだよ。
そんな感じでラストまで、あっけらかんと、のびのびと、
のほほんとした感じでいっちゃうのです。
コドモは事実を素直に受け入れ、頼もしいと思えるほどの、逞しさや、
力強さを感じさせるのです。
過激な設定にもかかわらず、嫌な感じなど受けず、
面白く観る事が出来るのです。不思議といえば不思議であります。

映画 JUNO では16歳。連ドラ 14歳の母 ではもちろん14歳。
この作品は11歳。実際に11歳で妊娠は出来るのでしょう。
相手が同じ学年でも出来るのでしょうか、それは分からん。
張り切っていた先生も妊娠に全く気付かず、
コドモの変化は見逃さないような描写もあった母親も、
家族の誰もが出産近くまで気付かない。ありえないよなぁ。
いくらガツガツとご飯を食べてたって、いくらなんでも気付くだろう。
洋服とか平気だったのかな。
周りが誰も気付かずに・・・という、
いや~なニュースをたまに目にしますが、
小学生のあの小さな体で、う~ん。
よく小学生が身重の体で平気で普通に歩けてたよな。
優等生の美香は真剣に春菜の事を心配するけど、
春菜も含めてコドモたちは、理解出来ているのか、出来ていないのか、
とても楽観的で、それもまた面白いとさえ思えてしまう。
そして、よく出産できたよな。安産だよ。奇跡だよ。
そんなことを思っていても、出産シーンでは無理だろうと思っていても、
雪の中のオンボロな小屋で追い詰められ、頑張っている姿に、
頑張って命を産み落とそうとしてる姿に、コドモたちの頑張りに応援し、
安堵してしまう。

教師も母親も気付けない中で、おばあちゃんは感じ取り、
よく頑張ったねと、春菜を褒めてくれ、泣ける。
そして、コドモが出来るということは、妊娠するということは、
コドモを生む準備が出来ていたんだよ。というようなことを言ってくれる。
妙に納得してしまう自分が居る。
それだけを聞くとアホかと思うでしょうが、
作品を観てる時の僕はそんなことを思わなかった。

そう、おばあちゃんは素直に受け入れる。
おじいちゃんも、宝だ、と受け入れる。ちょっとボケ気味だけど・・・。
知識の乏しいコドモたちも、多くの経験を積み重ねてきて、
人生で多くのモノを背負ってきたはずの、
おばあちゃんも、おじいちゃんも、同じなんだよ、と言わんばかりに、
素直に受け入れる様子には、親もPTAも騒いでいる姿が、
バカバカしくも見えてきて、面白い。

面白い、面白いと言っている僕は、
設定だけで批判してしまうような良識派の方たちにとっては、
アホな大人に映るのかもしれないけども、
批判するなら観て欲しいと思います。

命を前にし、純粋にその命を守ろうとし、考える前に、動く。
それが批判される要素でもあるし、
考えないで動くことが出来るコドモたちの素晴らしさでもある。
この作品を批判するオトナの周りでは、小学生はないとしても、
いや小学生でも、ホントにありえないことでありましょうか。
好奇心旺盛なコドモたちを、
情報が溢れかえっている現代で生きるコドモたちを、ちゃんと理解して、
見守れているでしょうか。
あって欲しくないことですが、考えさせてくれる作品で、
コドモたち目線で、真摯に作られている作品だと思います。
興味がある方は、是非ご覧下さい。

僕はこの作品のコドモたちを演じたコドモたちの、
ナチュラルな演技に魅了されっぱなしでした。

コドモどころか、結婚も出来ず、
自分のダメダメな遺伝子なんか残さないでいいと思っているような、
オッサンの感想でした。

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