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おもひでぽろぽろ プロット 日本 07月20日 1991 劇場で
おろかもの プロット 日本 11月20日 2020 劇場で
おぼろ駕篭 プロット 日本 01月13日 1951 劇場で
おもちゃ プロット 日本 01月15日 1999 劇場で
ちひろさん プロット 日本 02月23日 2023 劇場で
恋におちて プロット アメリカ 03月21日 1985 劇場で
おろちコメント(10)
29歳を過ぎたころから顔や手に現れ始める痣、ですが、痣というよりなんだかタコの吸盤みたいな感じで気持ち悪いです。こんなのが顔に出てきたら確かに怖い・・・。しかし門前家の女は必ずそうやって美貌が崩れ化け物のように朽ち果てていく運命にあり、逃れることはできない。
階上の開けてはいけない部屋。そこには醜く変わってしまった母が閉じ込められていた。”それ”が始まったら最後、門前家の女はその部屋に入れられる。
美しい娘二人、一草と理沙。一草は母・葵の生き写しかのように葵そっくりに育ち、母と同じように女優となった。一方理沙は母の世話をしながら姉・一草を支えるように生きていた。そして葵が死ぬ間際、理沙にある重大な事実を告げる。
これは美しくありたいと願う女の美に対する執着心が起こす悲劇でもあります。ともかく理沙が母親に告げられた重大な事実を一草に告げてからの姉妹のバトル、というか、一草の暴行がすごすぎる。妹の理沙に対して、殴るは、蹴るは、髪は引っ張って引きずるは、物は投げるは・・・。よくそこまで出来るもんだとある意味感心。そしてそれに耐えている理沙が健気なようでもあり、怖くもあり。
確かに祖母や母を見て、自分もああなってしまう運命にあると知っているからこそ、その恐怖と戦わなくてはいけないのはわかる。女だったら誰だってあんな醜い姿にはなりたくないから。だけどそれは誰のせいでもない、彼女達の運命。それを人に当たるというのはお門違いなんですけどね。でも仲間がいれば許せるけど自分だけというのはやっぱり許せないものなのでしょうか。それは嫉妬であり、妬みであり、美への執着であり、執念であり・・・。だけど醜くなったのはその姿よりもその心だったように思います。
つくづく女って怖っと思いましたね。正直ラストへの展開は予想できましたけど、だからこそ本当女は怖い。はっきり言ってこの姉妹、本当狂ってます。相手のことを考える余裕なんてゼロ。自分が一番かわいい。自分が一番大事。あー怖っ。
そんな姉妹を木村佳乃と中越典子が見事に演じてます。ただ谷村美月の”おろち”の存在がなんだか中途半端だったように思いました。目覚めた時に佳子になってたのもちょっとよくわからなかったし。
山本太郎はかなり微妙な感じでした。もっと違う俳優を起用できなかったのかなぁ??女性陣3人がなかなかはまっていただけに残念な感じでした。
門前家には血の秘密があった。
29才になると体中に醜い痣が出来、精神に異常をきたしていく。
29才の母親には双子の娘がいた。
母親は自分がくち始める前に一人前にしようとするが…
時代は飛び、双子の姉妹がその年齢に差し掛かった時、
醜い姿に変貌した母親から妹は出生の秘密を知り、
姉に告げる。
それ以来、姉の性格は一変、妹に辛く当たり散らす。
しかし、
妹はそれでもかいがいしく姉に尽し、ある企てを姉に告げる。
ここから、
さらにいくつかのプロットが用意されていて、
最後にはこの映画の監督に騙された事に気付くでしょう。
そして様々な疑問点が解決すると思います。
一度見るには楽しめる事を、受け合います。
姉妹の秘密も知ってしまえば「ああ、そうか」となる程度。
別段ホラーでもない。
それよりも借りたDVDが図書館にあったのが一番の衝撃。
日本的なねっとりとした女の妬みがホラー感となってでててよかったです
綺麗な女優さんもでてて、年代の風景も好きでした
楳図かずお原作の映画化といえば、『漂流教室』(1987)が有名ですが、正直なところ、楳図ワールド(原作のパニック恐怖感)があまり表現されておらず、原作への思い入れも深かったため、非常にがっかりしました。(映画を観たのはずいぶん昔なのに、残念感はずっと胸に残っている)
そんなこともあって、この『おろち』も、ガックリ来るのではないだろうかと心配していましたが、そこそこ楳図な世界がきちんと表現されていて、ちょっとホッとしました。観てよかった。もっと早く観たらよかった。
昭和の富裕層の館の開かずの間のような
誰も入ることが許されない奥の部屋。
得たいの知れない何か(誰か)が棲んでいる
座敷牢のような禁断の場所、
誰にも語ることの出来ない門前家の「秘密」。
木村佳乃といえば、『僕のヤバイ妻』(全9回の2016年の連ドラ)をわりと最近に見ました。文字通り、本当に「ヤバイ」のですが、この『おろち』でも、美が崩れていく女の狂気に支配された心がヤバイぐらい恐ろしく、目ヂカラもすごかったです。木村佳乃の株が自分の中でまたまた上がりました。
楳図かずおは、女性の美に対する執着からくる嫉妬や憎悪などを著した作品が多く、これもその一つ。漫画本の「おろち」を読んだのは、ずっと昔。詳しいストーリーとか忘れていますが、漫画はもっともっと「おどろおどろしい」感じで、動き(ヘビ女が這っているような)があったように思います。
AmazonのKindle本でサンプルを見て、
思い出してきましたぁー!
もう1度、紙の漫画をじっくり読みたくなってきました。
姉妹の演技がすごかったせいか、おろちの谷村美月がやや食われがちで、おろちの「立ち位置」が多少、弱かったかも。おろちは人間世界を傍観する謎の少女なので、あまり人間的であってもよくないので、映像化になると難しいかもしれません。でも、谷村美月は、独特の暗さを表現できる女優さんで、少女のあどけなさも残しており、よかったです。
家政婦として人間世界を観察するという点では、筒井康隆の「家族八景」の七瀬も思い出しました。
あ、それと、山本太郎って、男優だったんだ。笑