虹の世界のサトコ
プロット
ソ連
12月14日 1953 劇場で
デュー あの時の君とボク
プロット
タイ
07月02日 2021 劇場で
僕の、世界の中心は、君だ。
プロット
韓国
08月26日 2006 劇場で
マザー・テレサとその世界
プロット
日本
05月25日 1979 劇場で
君が世界のはじまり
プロット
日本
07月31日 2020 劇場で
ガープの世界
プロット
アメリカ
01月01日 1983 劇場で
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君とボクの虹色の世界コメント(3)
基本的には監督兼主人公のクリスティーン(ミランダ・ジュライ)の恋愛劇。彼女は高齢者用タクシーの運転手をするかたわらで、デジタル・アーティストを目指している独身女性。ショッピングモールにて、最近離婚したばかりの靴売り場店員リチャード(ジョン・ホークス)に恋してしまう。会って2日目から猛アタックするがちょっとストーカー気味。
リチャードは白人だが二人の息子は肌が黒い。この息子たちもおとなしいけどチャットにハマっているという不思議な設定なのです。エロ会話に対して兄ちゃんは「どうせネカマだろう」と冷ややかだが、6歳の弟はウンコネタをぶちかますほどのオトボケ兄弟ぶり。
その他、靴売り場の同僚、二人の女子高生、隣人の母娘と、どことなくおかしな性格なのに妙に親近感のわくキャラクターばかり。オフビート感たっぷりで、くすくすと笑ってしまう内容には大満足。失敗してもくじけずに人間関係を修復する様子は、争いごとを好まない女性らしさの表れなのでしょうか、こんな町に住みたいと思えるかもしれません。ちょっと憎たらしいキャラに対しては、可愛いオチが待ってます。))<>((
ストーリー: 70
キャスト: 70
演出: 85
ビジュアル: 70
音楽: 65
特別大きな事件は起きず、殆どのことが誰でも経験するような日常の事柄を中心に物語は流れる。多くの人が登場し、それぞれが日常生活をおくる。一連の物語性がはっきりと示されるわけでなく、派手なアクションもない。有名な俳優が出るわけでもないし、出演者が特別美形なわけでもない。
だがそのような日常の小さなこと一つ一つに対して、人は様々な感情を持ち様々な反応を示す。コミュニケーションや思いの齟齬があり、だからこそちょっとしたことで苦しんだり悩んだりする。
ハリウッドお得意の人をひきつけるために派手な活劇や事件を導入するのではなく、このような小さなことに意味を持たせるというのは才能である。そのようなことをきっちりと描写出来る監督のミランダ・ジュライの才能がしっかりと現れている。派手なアクションなしでしっかりとした映画を作るという意味では、少しタイプは違うがウッディ・アレンに共通する部分がある。今後の彼女の成長が楽しみ。