フル・ブラスト
プロット
アメリカ
11月29日 1997 劇場で
フル・ブラッド
プロット
香港
09月03日 1994 劇場で
フル・スロットル 烈火戦車
プロット
香港
05月03日 1997 劇場で
フル・ティルト・ブギ メイキング・オブ・フロム・ダスク・ティル・ドーン
プロット
アメリカ
04月28日 2001 劇場で
ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実
プロット
アメリカ
03月05日 2021 劇場で
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フル・フロンタルコメント(3)
ハリウッドの名プロデューサーであるガスの誕生日会を中心に描かれる、6人の男女による群像劇。
主人公の1人、女優のフランチェスカを演じるのはジュリア・ロバーツ。
映画監督のデヴィッド・フィンチャーとブラッド・ピットが本人役でカメオ出演している。
監督・撮影は『オーシャンズ』シリーズのスティーヴン・ソダーバーグ。
観終わってすぐにどんな内容だったか忘れてしまうような、中身のない映画。
ここまでキョトンとしながら映画を観賞したのは久しぶりな気がする。
監督のソダーバーグいわく、『オーシャンズ 11』とは正反対の低予算でミニマムな映画を撮ることを目指したらしいが、映画自体がつまらなければ本末転倒である。
とにかく、普通の映画とは違うことをしてやろうという、実験的な精神に燃えている映画である。
6人の主人公による群像劇。
撮影はデジタルカメラで行われているためチープな映像。そのため「これはモキュメンタリーなのか?」という疑問が頭をちらつき続けたが、どうやら正確な意味でのモキュメンタリーでは無いよう。
何故かジュリア・ロバーツ演じるフランチェスカと、主人公の1人である黒人俳優のカルヴィンのパートだけは映画用のカメラで撮影されており、カットやアングルも普通の映画のよう。
この理由は中盤で明らかになるが、最初はとにかく意味がわからなかった。
ストーリーの意味不明加減とも相まって、とにかく冒頭から飲み込みづらい。
物語の推進力は終盤まで皆無であり、他人のホームビデオをずっと眺めているよう。
映画の内容を簡単に言えば、中年夫婦の倦怠期脱却物。重要なのはリー&カール夫妻の物語なので、ぶっちゃけ他の4人の主人公は脇役と言ってもいいと思う。
わざわざ群像劇にする必要があったのか疑問である。
このリー&カール夫妻というキャラクターに全く乗れなかった。
ある意味リアルとも言えるのだろうが、社会的地位も金もあるが冷え切った夫婦の物語に興味ないし、そもそも妻であるリーのキャラクターがエキセントリックすぎるので、こんな女なら別れた方がいいんじゃないのかという疑念が頭をよぎる。
夫婦間の中が修復するきっかけもそれっ!?って感じだったし、マジで何がしたいのかわからん。
モザイク状の群像劇に加え、劇中劇という入れ子構造も持っており、オチはまさかのメタフィクションという、映画の脚本技法をこれでもかと詰め込んでいる作品。
マジで飲み込みづらいし、BGMなどもほとんどないためとにかく静かで退屈。
こういう映画が好きな人もいるのでしょうが(いるのか?)、自分にとっては修行のような2時間でした。
ただ一つ、フランチェスカとカルヴィンのキスシーンの時に唇が隠されていたり、ラストでは頬をくっつけるだけだったりと、映画上で指摘していた黒人と白人のラブシーンが映画には存在しないのだという人種問題を上手く演出していた。
これは入れ子構造だからこそできたことであり、さすがソダーバーグという感じでした。
あと、ウィッグを被ったジュリア・ロバーツが凄く魅力的だった。
褒められるところはこのぐらいかな?
『コンフェッション』の路線を続けようとしたのか、結局は失敗に終り、もう一度原点に戻って映画作りを考え直そうという表れなのかもしれないけど、何のために作ったのかわからない映画だなぁ。
よくある感じのショートストーリーがちょっとずつ繋がりをもっていてみたいなタイプの作品。
映画プロデューサーのガスの話だけ因果関係みたいな感じになっているが、他の話はキャラクター同士のつながりで近い場所での出来事だけれど内容はバラバラ。リストラの話がイチャモンで酷い。劇作家のパートが全然面白くない。ハシシ入りのケーキの話だけファニー。
映画プロデューサーのガスがマッサージ師のリンダに500ドルやるから手でしてくれみたいなこと頼んで、その時に袋とってくれとかいう。どうゆうこと?と思ってると最後のエピソードで理由がわかる...けど良い内容ではない。ブラピちょこっとでてエンド。