ストーカー(1979)
プロット
ソ連
10月31日 1981 劇場で
私は猫ストーカー
プロット
日本
07月04日 2009 劇場で
勇者ストーカーの冒険
プロット
アメリカ
09月12日 1987 劇場で
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ストーカーコメント(11)
ストーリーは退屈。
彼の演じる役は、どれも明るく楽しい人物が多く、好感度大で害が無いイメージ。
ハッピーな気分になりたい時は出演作を選べば間違い無い、という感じで何本も観てきた。
そして、この映画を観て…
大きな衝撃を受けた。
こんなにシリアスでゾッとするロビンは初めてだ。
目の奥に狂気を秘めた、あの独特の表情が凄い。
孤独な初老男性の歪みが暴走していく様は、恐ろしくもあり悲しくもある。
しかし、ストーカーという邦題はしっくりこない。
そのまま「One Hour Photo」のほうが良かった。
スーパー内でのカメラワークも、良い。
冷蔵庫に自分の写真が貼って有ったのを見つけた表情が素晴らしい演技だと
ロビンウィリアムズは最高の俳優だね!
1人に執着するんじゃなくて家族のストーカーってとこが斬新〜✨
・大型スーパー内の写真現像ショップで働く主人公サイ。彼は20年以上写真の仕事一筋。昔ながらの技術で写真を現像しているため、お客さん1人1人の人生を知り、それを楽しみに働く心優しい人。そんな彼はお客の一人「ニーナ」とその子供に対して、他のお客以上に心を寄せる。理想の家族像に心惹かれている感じです。しかし、ある日突然、彼は仕事を解雇され、同じタイミングでニーナの旦那が浮気をしている事実を知ってしまう。その事実にプラスして彼の過去のトラウマがプラスされて、理想の家族像を壊わす旦那に対しての異常な執着が始まる。 という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
1.主人公の気持ちを推察する楽しみ
2.タイトルからは想像つかない内容
3.主人公サイの一言「どんな仕事も…」
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
[物語]
・ゆったりとしたヒューマンドラマです。トラウマを抱える主人公が、些細なきっかけで、どのように心や行動が変化していくのか。それをじっくりと愉しむ物語だと思います。
・主人公サイのナレーション「どんなバカでも2日間のセミナーを受ければ、1時間未満で美しいプリントに仕上げる技法をマスターすることができると思う人がいる。しかしもちろん、大部分の仕事がそうであるように、現像は見た目よりはるかに難しい作業である」は、観ている人たちが実世界で働く自分自身の仕事に誇りをもてる素敵なセリフだと思いました。
[演出]
・主人公サイの心の動きを丁寧に描いていて、淡々とした物語であるにもかかわらず、最後まで見入ってしまう素敵な演出だと思います。
[映像]
・特に際立って印象深かったことはありません。
[音楽]
・特に際立って印象深かったことはありません。
[演技・配役]
・さすが、ロビン・ウィリアムズです。弱弱しく、トラウマを抱えた主人公を、動作一つ一つでとても繊細に表現していると思います。鑑賞中は、ハリウッドの名優ロビン・ウィリアムズではなく、本当に「可哀そうなサイ」にしか見えません。安定のキャスティングですね。
[全体]
・邦題「ストーカー」、ちょっとはずれな気がしました。笑 原題は「ONE HOUR PHOTO」。なぜ、ストーカー、に祭り上げたのか💦 確かに、サイは「異常なほどの執着心」は持ちますが、支配欲に基づいた行動やエスカレートしたサイコパス的行動までは、決して起こしません。あくまでも「理想の家族」を壊す父親が許せないなかで、彼自身の理性にもとづいた行動。ただ、映画の見どころのためにか、彼の行動をサイコに演出していますが、冷静に見れば「可哀そうで孤独な男の精一杯の行動」でしかない気がします。最後には、「孤独」「哀れみ」を感じる彼に共感して、彼の今後を祈ってしまいます。そんなサイの心の動きをゆっくりと楽しむ映画だと思いました。ありがとうございました。
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