スイング・ホテル プロット

「我が道を往く」のビング・クロスビーと「カッスル夫妻」の フレッド・アステアが主演する歌と踊りにつづられた音楽映画。音楽は「世紀の楽園」のアーヴィング・バーリン作詞作曲し、映画も彼の原案に基づき、劇作家エルマー・ライスが書き上げ、「トップ・ハット」のマーク・サンドリッチが監督製作したものである。ダンス振付はダニー・デーア、撮影はデイヴィッド・エーベルの担任。助演ではマージョリー・レイノルズ、ヴァージニア・デールの二新人と、「三銃士(1935)」のウオルター・エイベルが活躍する。

スイング・ホテル 俳優

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スイング・ホテルコメント(4)

snahqvv
snahqvv
ストーリーテラーな作品で無駄がなく簡潔。
歌・タップ・ドラマも完璧!
ずーっとずーっと観ていたい。
ずーっとずーっと聞いていたい。
ホワイトクリスマス!
Posimnskgxh
Posimnskgxh
ネタバレ! クリックして本文を読む
唄の得意なジム(ビング・クロスビー)と踊り上手のテッド(フレッド・アステア)の腐れ縁、いつも恋の鞘当てばかり、本当なら決闘になってもおかしくないのにあっけらかんとステージに立つから理解不能、もっともショービジネスの世界では男も女も仕事が恋人なのかも知れませんね。
今でこそクリスマスソングの金字塔「ホワイト・クリスマス」ですがビング・クロスビーがアービング・バーリンから聞かされた時は「まあまあだね」位の評価だったようです。もう一つ有名なのが原題のHoliday Inn、映画では祝祭日しかオープンしないリゾートホテルなのでホリデイインとしたのでしょう。商標登録まではしていなかったのか後にケモンズウィルソンがメンフィスに建てたモーテルに本作の名前をあやかってつけたのがホリデイインチェーンの始まりだそうです。
何と言っても歌と踊りが見どころです、ビング・クロスビーの甘い歌声やフレッド・アステアの軽快なステップワークが観せ場ですがマンネリを嫌ってか酔っ払って踊ったり、花火とタップなんて遊び心が素敵ですね、エンタティナーぶりを遺憾なく発揮しています、馬車タクシーのガス(アーヴィング・ベーコン)やメイドのマミー(ルイーズ・ビーバーズ)と子供たちなど脇役も出番は少ないですがいい味だしていましたね。
Epedsouall
Epedsouall
ビング・クロスビーのホワイトクリスマスで決まり!
Nkpsiooihk
Nkpsiooihk
ネタバレ! クリックして本文を読む
今から25年以上前に輸入ビデオを購入して、作品自体は何回か観てはいたが、何分にも英語が解らない為に細かいところまでは理解出来ずにいた。

それでも明るく楽しいミュージカルの王道を行く作品ゆえ、詰まらない筈も無く。今回字幕が入ったプリントを観れて、更に満足感に浸れた。

実は製作された時代が時代だけに、終盤に“ショー・ザ・フラッグ”の精神が盛り込まれた場面が有り、このシーンだけはどうしても好きには為れないのだけれど…。
まぁ、『This is the Army』を始めとする国威発揚映画等で、数多くの軍隊ソングを提供したアービング・バーリンミュージカルだけの事はあるんですけどね。
それだけに後にリメイクされた時には、時代背景に朝鮮戦争が絡んでいたのがなる程…と言ったところ。
ミュージカル映画自体が国威発揚を目的に進化して行った歴史が、アメリカ映画界には色濃く残ってはいるとは思いますが。

それより何より、本作品は“あの”名曲♪ホワイトクリスマス♪を生んだ作品としてあまりにも有名。
本編の出だしからフレッド・アステアとビング・クロスビーの、漫才の様な掛け合いから始まるジャブの応酬は、この♪ホワイトクリスマス♪をクロスビーが歌う場面で前半のクライマックスを迎える。

中盤でいきなりアステアが、『青空に踊る』での♪One for my baby♪を彷彿とさせる酔っ払いダンスを披露。本作品でのヒロインであるマージョリー・レイノルズとのダンスとなる。

この時のアステアの、酔っ払いながらのダンスの素晴らしさたるや、もう圧巻の凄さ。
物凄い数の細かなギャグを散りばめて構成されており、ダンステクニックの凄さと併せて比類する人が居ない程です。

アステアとレイノルズはこの後で、クロスビーの♪Be Careful it's My Heart♪の歌と、バレンタインデーのハートのセットに併せて、再度エレガントなダンスを披露してうっとりとさせる。

マージョリー・レイノルズはアステアとのコンビはこの作品のみだったが、まずまずのコンビ振り。
尤もアステアとは名パートナーだったジンジヤー・ロジャースと比べられてしまうと…と言ったところ。
アステア自身も当時は、RKOを離れてのパートナー探しの時代だった。完璧主義者の彼の事だけに、色々な思いがあったのだろう。この後同じクロスビーとのコンビで『ブルースカイ』撮影終了後に、自ら鬘を取って地面に叩き付けて、やがて引退をしていた時期があった。

ところでミュージカルとゆうと、どうしても突然に歌い出すと…とゆうイメージが付き纏うが、元々ミュージカルは《バツクステージ物》として進化して来たから、舞台で歌い踊るだけの必然性があった。

この作品でもクロスビーがピアノを弾きながら歌う設定かあるので、それ程の違和感は無い筈。
それでも本編には2曲だけクロスビーがいきなり歌い出す場面がある。その中の1曲が、名曲の♪Easter Parade♪で、後にMGMがアステアの復帰作品として歴史に残る名作となるんですが…。

そうそうクロスビーですが、突然歌い出すとゆう違和感!これはもう《キング・オブ・ボップ》クロスビーですから。彼の甘い歌声に騙されたと感じながら、何気なく見過ごすのが最良な選択と思うのですが、如何なものでしょうか。

そして映画は、ミンストレルショーを思い起こさせる♪Abraham♪等を挟んで、いよいよアステアの世界遺産間違い無しの♪Let's Say it with Firecrackers♪へ。

この場面に関して言えば、これまでビデオで何百回も繰り返して観たが。全く持って“飽きる”とゆう感情とは無縁。本当に何度観ても初めて観る時の様な、ときめきと清々しい気持ちにさせてくれる。

クライマックスでハリウッドへ行ってしまったレイノルズをクロスビーが追い掛ける。そのほんの少し前の場面で、クロスビーに忠告をするメイミー。♪Abraham♪と重なる良い場面です。
それはまた、冒頭のステージシーンとラストのステージシーンとが重なり合う伏線にもなっている。

映画のマジックとして、クロスビーが移り住む《Holldy in》を、そっくりそのままハリウッドでの映画撮影風景として、敢えて観客にバレバレなのを承知の上で使用する大胆な手法。あの本格的に映画の撮影裏話とした『雨に唄えば』よりもかなり前に製作されているのだから。

あっと言う間の至福な時間を堪能しました。