君を見つけた25時
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05月22日 1999 劇場で
きみがぼくを見つけた日
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10月24日 2009 劇場で
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小説家を見つけたらコメント(17)
グッドウィルハンティングの監督
そこに居てくれるだけで映画になるショーン・コネリー
アマデウスでサリエリを演じたマーリー・エイブラハム
でも私がこの映画を好きなのは、オーディションで選ばれたというロブ・ブラウンが、映画の中でどんどん輝きを増していく所。
そして、そんな若者と心から楽しそうに演技するショーン。
小さな鳥カゴのようなブロンクスの街で生まれ育った黒人の少年(ロブ)と、アパートの部屋から出ると人ゴミでパニックを起こす世捨て人の小説家ひねくれた老人(ショーン)。
教えを授けるつもりで家に迎えたが、互いに高めあえる友人である事に、ショーンの方が気づいていく。
議論で言い負かされた時のショーンの嬉しそうな顔が演技を超えていい!
自分に理解できないものを潰そうとする世間の代弁者として教師(マーリー)。過去に味わった挫折を導く糧ではなく才能を潰すことに使う。
こういう奴居るよ私の周りに、と笑いつつ、もしかして自分も地位がないだけで世間体の塊だよなぁと思ったり。
ほんのチョイ役でのマット・ディモンにウフッ監督ってばって思ったり。
平凡な毎日で十分満足な私は、この映画の主人公達のようには外の世界に羽ばたけないだろう。
でも見終わるといつも、生きるって一人ではなくて誰かと関わる事なんだよって肩あたりがふっと暖かくなる。
黒人だからと差別も扱われていてそこに比重は置かれていないが色々考えてしまう。
主人公の少年は芯が強くてあまり嫌気が差すような展開にならないのもよかった。
ショーンコネリーは偏屈な爺さんが似合うね。
歳の離れた友情でお互いが刺激しあえて変化していく過程はとてもよかったと思う。
ラストもそこそこにスカッとしてエンディングも爽やか、悲しみより前向きな気持ちになれる。
マットディモンがでてくるのもいい演出かと笑
文学を誤解しているのか。本を読んだ回数が多いほど良いわけではないし、本の内容を記憶しているから文学を理解したということにはならない。主人公は、凄まじい記憶力でほかの登場人物を圧倒していたが、それは文学の芸術的鑑賞とは違う次元の話である。ものすごく違和感を感じた。
おまけに、大作家が朗読で悪役を黙らせるシーンでは、さぞかし名文なのだろうが、肝心の文章がわからないまま、ただただ感動と恐れおののく生徒と先生の顔だけが映されている。これでは、よくある御涙頂戴もののテレビ番組と大差ない。わざわざ映画にするほどの内容ではないだろう。
ショーンコネリーも思わせぶりなだけで、視聴者が「この人すごい」というような片鱗を見せてはくれなかったのが残念である。
原題はFinding Forresterでこのタイトルで誰が見るんだろうか
小説家を目指しながらも恵まれない環境にあった主人公と隠遁した小説家との交流を描いた作品
グッドウィルハンティングを引き合いに出されることが多いが
個人的にはこちらの方が人物に現実味があって好きである。
グッドウィルハンティングが超天才だったのに対しこちらは努力で勝ち取っている秀才
さらにフォレスター(ショーンコネリー)の指導内容も面白い
主人公役のロブ・ブラウンはあまり見ない俳優だが
最近の作品ではダークナイトライジングに出ている
脚本も良くできていて映像も丁寧に作られている
非常に面白い
頑固で偏屈で賢い爺さん。
グッドウィルハンティングが引き合いに出されますが、私は断然こちらの方が好きです。
相手役の黒人青年が無名な俳優さんで、先入観なく観れるのも良かった。
最後の自転車で去るショーンコネリーの後ろ姿が名シーンですね。