レイジング・ブル プロット

1940~50年代に活躍しミドル級チャンピオンにも輝いた実在のボクサー、ジェイク・ラモッタの半生を、「タクシードライバー」のマーティン・スコセッシ監督&ロバート・デ・ニーロ主演コンビが映画化。後に「ブロンクスの猛牛」とも呼ばれるようになるジェイクが、八百長試合を強いてくる組織との関係などに悩まされながらも栄光をつかみとる。しかし、妻のビッキーやセコンドを務める弟ジョーイに対し猜疑心や嫉妬心を募らせていき、信頼できる人間が離れていくことで凋落していく。主演のデ・ニーロは引退後のラモッタの姿を再現するため27キロも増量して挑み、アカデミー主演男優賞を受賞。体型をも変化させる徹底した役作りを意味する「デ・ニーロ・アプローチ」という言葉を生むきっかけとなる。

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レイジング・ブルコメント(20)

Smsosspohn
Smsosspohn
アマゾン・プライムに入っていたので、多分、25年以上ぶりに観た。みた当時は批判的な意見が多かったはずだが、今見たら、スコセッシ×でニーロの凄さを身にしみた秀作であった。「ボクサーを辞めたら、皆から愛される人間になったはずだった」と考えていたボクサーの悲哀を苦しいくらいに表現したデニーロは僕の中では大スターだ。
szcvzl
szcvzl
ーこの作品は、何年かけて製作したのだろう・・と思わせるほどの、ロバート・デ・ニーロの1940年代にミドル級ボクサー(時にチャンピオン)を演じた時の、引き締まった体型と、僅か20数年後の腹が突き出た醜く太った姿のギャップに驚かされる・・。-

■印象的な事
・ミドル級ボクサーとして活躍していた時代の、最大のライバル、シュガーとの3戦を含めたボクシング戦の描き方。
ー迫力は十分だが、一線を描く時間の短き事。多数の試合を2時間強の尺の中で描いているからであるが・・、-

・ラモッタの病的な、2番目の妻になった最初に会った際には15歳だった少女ビッキーへの執着心と猜疑心。それは、弟の彼のマネージャーを務めていたジョーイ(ジョー・ペシ)にも及ぶ。
ー可なり、常軌を逸した人物であったらしいが、ロバート・デ・ニーロが見事にその狂気性を帯びた人物を演じている。

・宿敵のシュガーに敗れた後、彼は”ジェイク・ラモッタの店”というバーを開くが、その時点での彼の風貌が見事な太鼓腹であり、顔はパンパンで、”同一人物か?”と思ってしまうほどの変わりようである。

<”デ・ニーロ・アプローチ”と言う言葉を象徴する作品。彼は、いったい今作製作中に何キロ体重を増減させたのだろう・・。>
Shskinpogmx
Shskinpogmx
デニーロの演技で持ってるような作品?
Niiipipkpn
Niiipipkpn
スコセッシ監督作品の中では、グッドフェローズやウルフオブウォールストリート、最近ではアイリッシュマン等と同じ、ある男の栄光と転落を描いた作品。
そして、デニーロ、ペシ、スコセッシの黄金トリオが誕生した作品でもある。

でも他の作品と比べて案外淡白、のし上がっていく過程に痛快さなんてものはない。寧ろ主人公への不快感が増す。なんといっても猜疑心が強すぎる、暴力的。破滅が待っているのが言うまでもなく分かる。
退屈だなと感じたし、もっとボクサー時代に盛り上がる熱い展開があればなぁと思ったけど、それだと他の作品と変わんないってことなんかな?

栄光を手にした人間が引退後、頼れる人もいない状態に哀れみを感じた。八百長した時もそうだが、取り返しのつかないことをして落ちぶれて、初めて自分がどうすべきだったのか気づくのが人間なんだよなとラストで思った。

現役時代あんなに引き締まっていたのに、引退後の肥満体型を表現するために27Kg増量して挑んだロバートデニーロの狂気的な役作りに脱帽する。特殊メイクやCGでええやんとか思うけど、作品の面白さには役者の演技力はもちろん取り組む熱意、思いも大事なんだなと改めて思わされる。今後も役作りで体重の大幅な増減をする人は出続けるんだろうな。
Nsprofsiage
Nsprofsiage
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ロバート・デ・ニーロとマーティン・スコセッシ監督にとって、1980年製作の「レイジング・ブル」はそれぞれのキャリアの一つの到達点で、俳優と監督の才能が見事に融合した映画史に残る作品。

1940年代から50年代に活躍し、ミドル級チャンピオンにまでのぼりつめた実在のボクサー、ジェイク・ラモッタの自伝を元にその半生を映画化したもの。栄光を手にしながら、次第に嫉妬心や猜疑心を募らせて破滅していくジェイクをデ・ニーロが体現。ボクサー引退後の姿を再現するために27キロも体重を増やし、体型をも変化させるその徹底した役作りから「デ・ニーロ・アプローチ」という言葉を生んだのは有名な話。この演技で第53回アカデミー賞主演男優賞を受賞した。

暴力的な人間の弱さや欠点を描き、目を背けたくなるシーンも多く、主人公に共感はできないかもしれないが、スコセッシ作品に通底する「罪と贖罪」というテーマが次第に見る者に迫ってくる。

さらに、そんなドラマ演出、名演を引き立てるのが、意欲的な撮影技法や編集、サウンドだ。ボクシングの試合のシーンでは、180度の切り返しのショットやシャッタースピードを変えるなど、カメラは絶えず動き、パンチの音、観衆の声、マスコミのカメラのフラッシュとその音が合わさった編集とサウンドはまるで飛び散る火花のようで、自分がリングで戦っているような錯覚に陥る。セルマ・スクーンメイカーが第53回アカデミー賞編集賞を受賞した。

本編の約1時間18分あたりから始まる試合直前の約1分30秒のシーンはワンカットで撮影。地下の控え室でジェイクが、ジョー・ペシ演じる弟ジョーイを相手にウォーミングアップしている。そこからバックヤードを抜けて超満員の観衆の中をかき分けてリングへあがっていくまでの間、ピエトロ・マスカーニ作曲の歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」の美しい曲が重なり、CG合成なしのこのシーンは、何度見ても鳥肌が立つ。