レイジング・ユーバリ
プロット
日本
11月01日 1999 劇場で
レイジング・サンダー
プロット
香港
07月15日 1989 劇場で
レイジング・ブル
プロット
アメリカ
02月14日 1981 劇場で
レイジング・ファイア
プロット
香港・中国合作
12月24日 2021 劇場で
ケイン号の叛乱
プロット
アメリカ
08月16日 1954 劇場で
このサイトは、映画のポスター、予告編、映画のレビュー、ニュース、レビューに関する総合的な映画のウェブサイトです。私たちは最新かつ最高の映画とオンライン映画レビュー、ビジネス協力または提案を提供します、私達に電子メールを送ってください。 (著作権©2017-2020 920MI)。メール
レイジング・ケインコメント(2)
ふだん演技についてはあまり気にしないのだが、主人公が多重人格でそれが普通に見えてしまうほどのすごい演技力にはっとする。登場人物が全員ロクでもない。末期癌で死にかけている奥さんの目の前で浮気をする旦那さんとヒロインがもっとも罪深く見える。
クライマックスの1階から3階をカメラが行き来するシークエンスが圧巻だった。何度も見返したいし、パクりたい。
色んな意味で、デ・パルマ節がてんこ盛り。
子供の心理研究に熱心な心理学者カーター。
その対象は我が子だけではなく、遂には他人の子を誘拐しようとする。
そんな彼の前に現れた、双子の弟ケイン。
続出する誘拐、殺人事件。
彼と、同じく学者だった亡き父、衝撃の秘密が明かされていく…。
双子の弟の正体はすぐ察しが付く。多重人格が題材と言ってるし。
実は父親は…。一連の事件の首謀者は…。驚きの展開ではあるが、ツッコミ所もあり、少々奇を狙い過ぎた感も。
でも、それがまたデ・パルマらしい。
長回し、スローモーションなどの映像テク、流麗でスリリングな音楽は勿論。
狂人としか思えない主人公(ジョン・リスゴーの怪演は必見!!)、良妻に見えて昔の男と浮気する妻…一癖ある登場人物たち。
妻の浮気現場を覗き見など、ねちっこい変態気質。
インパクト抜群のショッキング描写。特に、病室で妻と浮気相手が抱き合う背景に、TV画面に映る浮気相手の現妻の形相はトラウマレベル!
トリッキーな作風、ハッタリ感・こけおどし感、大袈裟な演出…時々笑えてもくる。
本当に色んな意味で、デ・パルマ本領発揮の一作と言えよう。