テルマ&ルイーズ
プロット
アメリカ
02月16日 劇場で
ザ・パイロット
プロット
ロシア
02月16日 劇場で
THE WILD 修羅の拳
プロット
韓国
02月16日 劇場で
QUEEN ROCK MONTREAL
プロット
アメリカ
02月22日 劇場で
コヴェナント 約束の救出
プロット
イギリス・スペイン合作
02月23日 劇場で
熊川哲也 K-BALLET TOKYO 「熊川版新制作 眠れる森の美女」 in Cinema
プロット
日本
02月23日 劇場で
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ライトスタッフコメント(14)
多くの命知らずな男達が音速を目指した時代、人類が次に目指したのは宇宙だった。
アメリカで初の有人宇宙飛行を目指す7人の宇宙飛行士。
彼らを心配する妻たち。 宇宙飛行士に国の威信を賭けるアメリカの国民たち。
かつて、世界で初めて音速を越えたパイロット。
競争の時代と対象的なアボリジニ。
同じ時代に生きたそれぞれの感情を的確な描写で上手く表現している。
これぞ群像劇、これぞ映画だ!
カメラワークの芸術性、音楽の質とタイミング、総合演出が素晴らしい。
アメリカという国はいつも英雄を求めている、そして英雄になれるのはいつも1人だ。時代遅れの者、一番で無い者は、同じ偉業を成し遂げても英雄にはなれない。
時代の寵児ばかりを追いかけ、本当に優れているもの、評価されるべきものに興味を示さない大衆やマスコミ。これは、現代の映画業界についても言えると思う。
ニューシネマを打ち破ったと言われる「ロッキー」や「スターウォーズ」より現実に目をやり、ニューシネマ以前のアメリカを描くことによって「個人の可能性」を全面に打ち出した傑作。
男として生きるのなら、ライトスタッフを持ち続けて生きていきたい。ただ生きるのではなく、誇りを持って。たとえ、自分の存在を否定され続けたとしても。
自分にはこのライトスタッフがあるのだろうか。そんなことを考えさせられた映画。自分にとってのライトスタッフは、ここで語られるものとは違うものかもしれない。
ただ、生きるのでは、生きていないのと同じこと。生かされているだけでは、死んでいるのと同じこと。生きていたい。もっともっと生きていたい。自分を以って、突き抜けろや。
その神々が如何に宇宙開発の天土を拓いたのか
一言で言えばこうなろう
しかし、それだけであるなら3時間に及ぶ上映時間は必要なかったはずだ
本作は宇宙飛行士達だけを描くのではない
名も無きテストパイロットたちの物語も描く
そのために長い上映時間が必要だったのだ
モハベ砂漠の僻地の基地で働く名も無きテストパイロット達
彼らは優れた技量、身体的素質、そしてなによりも大事なものを持っていた
それはパイロットが毎週事故死して、気が付けば四分の一は殉職しているような危険な仕事
それであっても限界に挑戦し続けるタフな精神
即ちそれが題名のライトスタッフだ
それを彼らは持っていたのだ
宇宙飛行士は危険な宇宙飛行に立ち向かえるタフな精神を受け継いでいるのだ
冒頭で描かれるのはある天才テストパイロットが世界初の音速突破を達成するエピソードである
そして終盤に挿入されるのは、その彼が当時の航空機の最高到達高度記録を更新するものの機体が制御不能となりケガを負いながらも無事生還するエピソードだ
その二つのシーンが宇宙飛行士達の物語を挟むことで本作のテーマを象徴する構成なのだ
ロケットのように垂直上昇する当時の最新鋭のジェット機が最高高度到達の瞬間のシーンは印象的だ
宇宙空間の星の海が後少しのところまで来ていたのを彼の目は見ていたのだ
しかし、そこでエンジンは力を失い機体は失速してきりもみ落下してしまうのだ
彼は最高のテストパイロットと自他共に認める技量、素質、タフな精神を持っていたのに、大卒ではないということで宇宙飛行士の選抜から漏れてしまっていたのだ
その悔しさが見事に表現されたシーンであった
ベストオブベストの男が宇宙飛行士になれ
パイロットのピラミッドの頂点に立つ
しかし頂点に立つべき本当の男はそのテストパイロット、イェーガーだったのだ
彼の同僚であった宇宙飛行士の一番若手がインタビューで最高のパイロットは?と聞かれる
彼の名をいいかけるが言っても仕方のないこと
それは自分だとジョークでごまかすのだ
NASAの宇宙センターがヒューストンに完成し、その竣工パーティーが盛大に行われる
その余興として女性が沢山の羽を付けてステージで優雅にダンスを舞う
あれはギリシャ神話のイカルスだ
太陽に近づき過ぎて蝋で羽を固めた翼が、熱で溶けてしまい墜落する神話
それはイェーガーの墜落を監督が予告するものであった
その墜落は文字通りの意味のことでもあり、彼には宇宙に手が届かなかったことでもある
本作は宇宙開発の草創期の神々の物語である
そして本作にそのまま繋がる続編のような映画が
2018年公開の「ファーストマン」だ
舞台は砂漠の中の本作と同じエドワード空軍基地から始まる
こちらは神々ではない、人間が月を目指しても耐えうることができるのかを描く
正に本作と対になる映画だ
合わせて観ておくべきだ
アメリカの宇宙計画への挑戦の歴史と、選ばれた飛行士たちの姿を描いた1983年の作品。
スケールも大きく、見応え充分。
これぞ映画と思わせてくれるヒューマンドラマ大作。
音速の壁を超え、可能性が広がった宇宙への挑戦。
しかし旧ソに先を超され、何度も挑戦を試みるも、失敗に次ぐ失敗。
アメリカと旧ソの宇宙計画の競争は色々伝えられているが、初期の数々の逸話と共に、非常に興味深い。
ノンフィクション小説の映画化で、ドキュメンタリータッチの演出が、リアリティ充分。
話のメインとなるのは7人の飛行士。
その家族との関係や、技術者たちとの確執も見所。
前人未到の領域へ挑戦する男たちの姿は格好良い。
挑戦は常に死と隣り合わせ。家族の心労はいかほどのものだったろうか。
結果を急ぐ技術者たち。
着水時、飛行士の救出よりデータの入ったカプセルの回収を優先するシーンは印象的。
ただ感動だけじゃなく、当時の実態も克明に。
ドラマに深みを与えている。
サム・シェパード、デニス・クエイド、エド・ハリス、フレッド・ウォード、スコット・グレンら渋いキャストが揃う。
中でも、音速の壁を超えた実在のパイロットを演じたサム・シェパードの孤高の存在感が光る。
ビル・コンティによるテーマ曲も胸躍る。
1950年代のSF映画で人類が宇宙へ行くのは21世紀になってからとよく描かれていた。
実際は60年代に!
ベタな言い方しか出来ないが、人類の挑戦は偉大だ。
それぞれの目的のため行動していく男たち。
思いがビンビン伝わってくる。
宇宙を目指すものと、空の高さを目指すものとの対比?がまたいいんですね。
そして、ラストの曲。
ちょっと長いけど、見て損はない映画だと思います!