主人公は僕だった
プロット
アメリカ
05月19日 2007 劇場で
戦場はどこだ!
プロット
イギリス・アメリカ合作
01月01日 1900 劇場で
戦争は終った
プロット
フランス・スウェーデン合作
11月15日 1967 劇場で
僕の一番好きだった人
プロット
日本
04月30日 2022 劇場で
君はまだ、無名だった。
プロット
日本
04月01日 2006 劇場で
場所はいつも旅先だった
プロット
日本
10月29日 2021 劇場で
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僕の村は戦場だったコメント(4)
素晴らしい傑作、とは言えないが後々SFの傑作などを撮ることになる彼の特徴や作家性が随所に観られる良作である。
まだこの作品しか観ていないが彼の作品は難解と言われる原因は明瞭である。
主語が無い。これに尽きる。
彼の作品を理解するのは漢文や古文を読解するテクニックと同じようなものである。
説明も無しに主語つまり視点が二転三転するからである。
視点を掴めば簡単なことだ。
しかし、これは映画、読解するのとは言うまでもなく違う。
たとえストーリーが理解出来なくともいいのだ。
ストーリー以上に本質を心に訴えかける映像があるのだから。
戦争という過酷かつ残酷な環境化で復讐に燃える少年、イワン。
イワンが見る夢や回想のシーンは、海や雨など水を使った詩情豊かな美しい映像で、きらきらとした生命の喜びと幸福に満ちている。
それと対比して、現実は残酷で怒りと死の恐怖に支配されている。
単なる戦争映画とは違い、詩的な映像を随所に挿入することで、イワンの心情に入り込むような感覚があった。
※劇場での一度目ではなんとなく少年愛映画っぽい感じもして恐々みたが、二度目DVDでの印象はそうでもなかった。卒業映画とかこの作品では監督の少年性の瑞々しさが過剰で勘違いさせるだろう..
作品の全体的な雰囲気は暗くて鬱屈としている。しかし時々映し出されるイワンが幸せだった頃のシーンがそれとは対照的にとても瑞々しく楽しそうで、幸せを手に取るように感じることができる。そんな幸せだった頃のシーンと暗い戦争のシーンの対比に胸が締め付けられる。戦争の狂気が詰まっている。終盤は特におぞましさを感じた。悪夢の様な戦争と、楽しかった頃の記憶。様々な水を通して戦争の恐ろしさを胸に焼き付けられる。