舞踏会の手帖 プロット

「シュヴァリエの流行児」「望郷(1937)」に次ぐジュリアン・デュヴィヴィエ作品で、彼自ら脚本を書卸したものである。但し台詞は「或る映画監督の一生」のアンリ・ジャンソンがジャン・サルマン及び「女だけの都」のベルナール・ジンメルの協力を得て書いている。出演者は「外人部隊(1933)」のマリー・ベル、「巨人ゴーレム(1936)」のアリ・ボール、「生けるパスカル(1936)」のピエール・ブランシャール、「女だけの都」のルイ・ジューヴェ、「南方飛行」のピエール・リシャール・ウィルム、「ミモザ館」のフランソワーズ・ロゼー、「沐浴」のフェルナンデル、我国には初紹介の名優レイミュという素晴らしい顔触れで、助演者も「シュヴァリエの流行児」のロベール・リナン、「上から下まで」のミリー・マチス、「罪と罰(1936)」のシルヴィー、「どん底」のジェナン、「生けるパスカル(1935)」のアルコヴェー、新顔のベナール等が競演している。、キャメラは「赤ちゃん」のミシェル・ケルベがアゴスチニ、レヴァンと共に担任、装置は「リリオム」のポール・コランのデザインによってセルジュ・ピメノフ及びドゥーアルニヨンが設計した。音楽は「巴里祭」「最後の億万長者」のモーリス・ジョーベールが作曲している。

舞踏会の手帖 俳優

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舞踏会の手帖コメント(6)

Gnkxosmsphi
Gnkxosmsphi
NHKのBS放送の録画を1/31に続いて再鑑賞。

これを切っ掛けにレンタルビデオで
「にんじん」「望郷」「運命の饗宴」
「巴里の空の下セーヌは流れる」
「陽気なドン・カミロ」
「わが青春のマリアンヌ」と続けて
鑑賞したが、デュビビエ作品の中では
この映画が一番好きだ
(残念ながら「商船テナシチー」と
「旅路の果て」は観る手段がありません)。

世間知らずで本当の愛を知らないまま
若くして未亡人になった主人公が
16歳の舞踏会で踊った思い出の相手を
訪ね歩き初める。
そこで若い頃の夢を捨ててしまっていた彼らのかつては受け止めることの出来なかった
想いを知る。
そしてその旅の最後に最も憧れていた彼氏の
亡くなったことを知り身寄りの無くなった
彼の子供を引き取り育て始める。

これらの行動に対し、
人生に幻滅を感じた旅行だったとか、
最愛の彼の面影が残る少年を育てるのは
未だに過去に捕らわれた代替え愛だとか
の評論があるが果たしてそうだろうか。

私はこの映画は優れた
ビルドゥングス・ロマンの物語だと思う。

彼女は思い出旅行で厳しい現実を
見せつけられ、再会を後悔しなからも、
実は人として成長していた。
そして養子にした少年には、
彼女がかつて経験したような素敵な舞踏会
を経験させようとすると共に、
それに上乗せして彼女自身が旅で見てきた
たくさんの生き様から、
人生には厳しい現実がある一方、
時が過ぎても捨てきれない人を想う優しさ
があること等、
様々な人生の豊かさを伝えていくのだろう。

異性愛を母性愛に変えた彼女の新たな
スタートのエンディングに思えた。

人は幾つになっても新たな価値を見つけ
人生の再スタートラインに立つことが
出来る、と教えてくれる素晴らしい
ビルドゥングス・ロマン映画だった。

あなたのデュビビエのNo.1映画は何ですか?
EennhiwsCi
EennhiwsCi
ネタバレ! クリックして本文を読む
ストーリーテラーの名手ジュリアン・デュヴィヴィエ監督の「望郷」と並ぶ戦前の代表作。夫を亡くしたばかりの若き貴婦人が、古い手帖に記せられた男性たちを探し訪ねる物語をオムニバス形式で描いた、過去と現在の移ろい。大戦前のペシミズムが色濃く反映された道程を辿り、ラストの意外な結末にひとつの人生訓が秘められている。人は愛を失っても生きていけるが、自分が抱く青春の想い出は捨て去る事が出来ないと。映画における愛と青春なんて、ありふれた題材ですが、この二つを比較したところが何ともユニークで希少価値があります。恋愛至上主義が強固なフランス映画の多くは、友情と恋愛の二者択一を題材に、そのほとんどが、恋愛優位の結末で占める印象を持ってきました。青春を共に過ごした故人の子息を養子にする貴婦人の選択には、清い友情を交わした青春時代に縋ってしまった人間の正直過ぎる姿があります。それは哀れであり、また羨ましく思えるのです。このラスト数分の為に描かれた超現実的な物語には、人生流転の縮図と青春を想い出に生きる女性の本心が見事に描かれている。
Ospsigxnkmh
Ospsigxnkmh
16歳の舞踏会で踊った相手を20年後に訪ね歩きそれぞれの人生に触れていく。懐かしさよりも虚しさが漂うが、女性の生きる強さがその中に垣間見える。フランス映画らしい香りのする映画だった。
Soknghpxsim
Soknghpxsim
マリーベル扮するクリスチーヌは、夫が手紙を書いている時に亡くなり遺品の整理をしていた。舞踏会の手帖が出て来て、名前を見るとクリスチーヌに言い寄った男たちであった。若くして未亡人になったクリスチーヌは、手帖にある名前を訪ね過去の自分を見つける旅をする事とした。果たしてクリスチーヌは旅でどの様な思いになるのだろうか? 20年も経てばそれぞれ色々と変化が見られるだろうね。40年経っても同窓会の感じであればお互い懐かしいだろうが、勝手に突然来られたら困る人もいるだろうね。まあ、言ってみれば自己満足の旅かな。
Ssipnomghxk
Ssipnomghxk
ネタバレ! クリックして本文を読む
愛を感じられない結婚生活だったと悔いる美しい未亡人クリスティーヌ( マリー・ベル )が、20年前の舞踏会当時に手帳に記していたダンス・パートナー達を順に訪ねる事に・・・。

題名から、華やかでお洒落な作品だと思って観始めたのですが、シビアな現実と向き合う主人公の姿に、身近な者への思いやりや笑顔が、周囲や自分自身を幸せな気持ちにさせるという事に改めて気付かされる、そんな作品でした。

NHK - BSを録画にて鑑賞

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