ハーヴェイ・ミルク

7.9/10
合計27件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   87分
言語   英語
地区   アメリカ
俳優   ハーベイ・ミルク  
劇場で   01月27日 2018
この映画を見たい?
 映画を見たい    しない

50% 欲しいです,合計 125

レビュー  |  共有する 

ハーヴェイ・ミルク プロット

1984年・第57回アカデミー長編ドキュメンタリー賞受賞作品。自らゲイを公言し、社会的弱者の権利獲得を訴えたサンフランシスコ市政執行委員ハーベイ・ミルクの活動を、1978年に同じ執行委員の男に暗殺された事件を中心に追っていく。1987年に初公開され、2009年4月にも、同じハーベイ・ミルクを描き第81回アカデミー作品賞にノミネートされたガス・バン・サント監督作「ミルク」の公開にあわせてリバイバル公開されている。

ハーヴェイ・ミルク 俳優

ハーヴェイ・ミルク 写真

ハーヴェイ・ミルク Related

RED SHOES レッド・シューズオンラインで映画を見る
RED SHOES レッド・シューズ
プロット  オーストラリア
03月15日 劇場で
朝をさがしてオンラインで映画を見る
朝をさがして
プロット  日本
03月29日 劇場で
水平線オンラインで映画を見る
水平線
プロット  日本
03月01日 劇場で
戦雲(いくさふむ)オンラインで映画を見る
戦雲(いくさふむ)
プロット  日本
03月16日 劇場で
ソウルメイトオンラインで映画を見る
ソウルメイト
プロット  韓国
02月23日 劇場で
ほなまた明日オンラインで映画を見る
ほなまた明日
プロット  日本
03月23日 劇場で
オッペンハイマーオンラインで映画を見る
オッペンハイマー
プロット  アメリカ
03月29日 劇場で
ただ、あなたを理解したいオンラインで映画を見る
ただ、あなたを理解したい
プロット  日本
02月23日 劇場で
COUNT ME IN 魂のリズムオンラインで映画を見る
COUNT ME IN 魂のリズム
プロット  イギリス
03月15日 劇場で
劇場版 再会長江オンラインで映画を見る
劇場版 再会長江
プロット  中国
04月12日 劇場で
日日芸術オンラインで映画を見る
日日芸術
プロット  日本
04月13日 劇場で
ホビッツベイオンラインで映画を見る
ホビッツベイ
プロット  ニュージーランド
02月23日 劇場で

ハーヴェイ・ミルクコメント(4)

ivzmxmg
ivzmxmg
「人は本当に怒るべきことで怒らず。怒るべき価値もないことでこそ怒る。」
という格言があるが、ミルクのいた時代。サンフランシスコには本当に怒るべきことがあった。
彼は腕っぷしが強いわけでもなく、財力や権力があったわけでもない。
でも本当に怒るべきことから逃げなかった。

ダイバーシティという言葉が飛び交う今こそ見てほしい映画。

この映画をちょうど見た後にサンフランシスコにいったが、あの通りを見ただけで涙が止まらなかった。

ムーア監督も大好きだが、どうしても皮肉屋の一面が強く出る。
対してこの映画は、純粋に「ねえ?まちがってない?」を問いかける真摯さにあふれた映画。
Sksmoipxhng
Sksmoipxhng
ネタバレ! クリックして本文を読む
映画「ミルク」上映のためのリバイバル上映、ドキュメンタリーの「ハーヴェイ・ミルク」
実はミルクはまだ見ておらず、なんの予備知識もない状況で鑑賞

内容はドキュメンタリなのだけれど、時代と、国と、状況と、ハーヴェイミルク本人の人生が壮絶で、死んだ後も壮絶で、まさに、事実は小説より奇なり。

ドキュメンタリだし、当時の映像をそのまま使っている(あたりまえか)のだけど、映像も音楽も、幻想的にすら感じた。

「ミルク」が見たくなった。

ちなみに「ミルク」も両方見た友人によると、「どちらも見ると、3倍感動する」そうな。
Ltalhteeict
Ltalhteeict
映画「ミルク」は、この作品がなかったら生まれてなかったかもしれない。そう感じるくらいに、「ミルク」以上に「ハーヴェイ・ミルク」は、同性愛者の希望の星となったサンフランシスコ市制委員ミルクの業績を丹念に描いている。さすが、世界的ドキュメンタリー作家ロバート・エプスタイン!、安定した語り口と丹念な取材のたまものだ。

エプスタインはの人物ドキュメンタリーは、関わった人々へのインタビューを細かく積み重ねて、しかも視点がぶれないことで知られているが、この「ハーヴェイ・ミルク」でも同性愛者たちや移民者たちなどのアメリカのマイノリティーたちにたった目線を大事にしている。
それを強く感じさせるのは、ミルクが暗殺された以降、つまり映画「ミルク」のラストシーンのあとのあまり語られていない部分だ。暗殺した犯人の裁判が、いかにもミルクとは反対側の立場の者たちばかりで裁かれ、暗殺者に有利に展開したことを、エプスタインは批判的な目でとらえている。そこには、ミルクが懸命に努力してきた「人権」を守ることができているのか、という国家への疑問があるからだ。

その意味では、この作品が完成してから25年も経過している現在のアメリカ、そして現在の日本で「人権」が守られているのかどうか、この「ミルク」と「ハーヴェイ・ミルク」の両方を観ると心配にもなってくる。アメリカは前政権がキリスト教一派から支援されていたこともあって、同性愛者たちへの理解が薄かったらしい。一方、「ハーヴェイ・ミルク」の裁判の様子を見ると、日本のこれからの裁判員制度で果たして、犯罪の被疑者と被害者の人権が守られるのかどうか、とても不安にも思えてくる。我々は、この両作からもう一度、「人権」についてキチンと考える力をもらうべきではないだろうか。
eyvyxf
eyvyxf
1930年生まれのハーヴェイ・ミルク。海軍を経て証券マンとなった彼は60年代に入ると前衛的な芝居をも世話したが70年代にはベトナム反戦運動に参加。73年サンフランシスコ執政委員に当選し、市長マスコーニとともにゲイやマイノリティの差別撤回運動を繰り広げた。

本人もゲイであるが、なかなかカミングアウトできない世相を変えた男。初の執行委員という偉業もそうだが、保守派の反発も凄いものだったと想像できる。なにしろ遺言には「暗殺されたら・・・」という言葉から始まるのだ。

暗殺後はカミングアウトする人が逆に増えたりする現象もあったが、評決は誰も納得しないもの。一人の証言者に「市長だけを殺していたら終身刑だったかもしれないが、ゲイを殺しても社会のためになるだけ」という言葉があった。それほど同性愛に拓かれてない時代。民主主義とか銃社会の問題よりも人間の尊厳という問題がずしりとのしかかる。懲役も5年ですむのか・・・ううむ。