地下室
プロット
日本
11月21日 2009 劇場で
地下室のヘンな穴
プロット
フランス・ベルギー合作
09月02日 2022 劇場で
スティーヴン・キング 地下室の悪夢
プロット
アメリカ
06月22日 1991 劇場で
ブリティッシュ・ロック誕生の地下室
プロット
イギリス
11月11日 2022 劇場で
地下の民
プロット
ボリビア
10月24日 1990 劇場で
反逆のメロディー
プロット
日本
07月22日 1970 劇場で
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地下室のメロディーコメント(12)
ストーリー: 75
キャスト: 85
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 80
貫禄のギャバンと二枚目ドロンという二人の俳優がいい味を出している。計画を練る老獪なギャバンと、実行役のドロンということで役柄をうまく演じた。
数々の予期せぬ出来事で計画がうまくいかなくても何とか機転で乗り越え遂に金を手に入れる。それなのに最後のプールの場面で、ドロンのすぐ後ろの刑事たちが犯人の存在を知らずに事件の被害者に犯人についての質問をしていくことがドロンを焦らせる。この焦りがもたらした結果を、音楽がまたうまく盛り上げた。
ネタバレはチェックをつけてください、ということだが、ネタバレせずにまともなレビューをかけるのか?この映画の本当の面白さはラストシーンにある。他の映画もたいていは、ラストシーンに力を入れる。というか、ネタバレしてもその映画を見たくなるようなレビューこそが、良いレビューということだろう。
この映画はラストシーンを楽しむために存在する映画である。いちおう犯罪映画であるが、推理ものではない。はらはらどきどきの映画である。そのはらはらどきどきが単なるサスペンスではなく、的確な、しかもユーモアあふれる心理描写で成り立っている。
ヒッチコックも同類といってよいが、ヒッチコックは行動のタイミング、つまり犯罪者が思う通りに(あるいは警官が思うとおりに)他者の行動が進むかどうかが、はらはらのポイントである。人は思うように動かない。だから、面白いので、映画ができる。
映画の表現の問題としては、そのずれをどう感情で表現するか、つまり、思い通りに行っていないことがわかった俳優がそのいらいらやくやしさをどう表現するかということが問題となる。たぶん、ヒッチコックとこの映画の監督との違いはそこで、それは、行動のずれを認識して、その感情を表現する俳優の基本的な世界観のようなものの違いである。ひいては、監督の世界観の違いといえる。ちょっと大げさだが、世界あるいは他者を受け止める受け止め方の違いだろうか。
ラストシーンに言及しなければ映画レビューは成り立たないと断定したので、ラストシーンに言及する。主人公のアランドロンは動かない、表情を変えないのである。つまり、見る人はアランドロンとにらめっこして笑いをこらえるしくみとなっている。アランドロンはいつ笑うのか、笑ったら負けよ、で終わる。今にも笑いそうで笑わないアランドロン、だから何?その先は何?捕まる寸前のアランドロンにそう問いたくなる過剰な余裕は、はらはらどきどきだけのヒッチコックにはない。他にも笑えるけれども笑えないシーン満載のサスペンス映画。ヒッチコックを意識したかどうかわかりませんが、そこを超えた。
ネチネチした終わり方は嫌い!
オッサンたちが散々格好つけまくった挙句
あの間抜けで唐突のオチは爽快さすらある笑
遊ぶためには金が必要→金を得るには仕事→働いていると自由時間がない→遊べない
この矛盾に気づくと、誰しも無限の自由と資産を夢見るものです。
ムショ帰りのチンピラが、そう簡単に旧家の紳士としては振る舞えず。超絶イケメンに引っかからない、女性達の目と勘が肥えていてびっくり。
人間というのは、計算通り、予想通りにはそうそう動かない。それでも、そんな上手く行くかいなぁ〜という展開。そして愉快犯みたいな結果に。恋愛も仕事も短気は損気!もうちょっとだったのにね!!
Alain Delonが眩しすぎる( ̄∇ ̄)。
危険な香りとは正にこのこと。
かっこよすぎてくらくらして来ます(@_@)。