セントラル・ステーション プロット

父親探しを通して芽生えた少年と中年女性の心の交流を暖かく描いたロードムービー。監督はドキュメンタリーも手がけるヴァルテル・サレス。脚本はジョアン・エマヌエル・カルネイロとマルコス・ベルンステイン。製作は「天国の約束」のアルテュール・コーンと「ヴィゴ」のマルティーヌ・ド・クレルモン=トネール。製作総指揮はエリザ・トロメッリ、リリアン・ブリムバウム、ドナルド・ランヴォ。撮影はヴェルテル・カルバーリョ。音楽はアントニオ・ピントとブラジル音楽シーンで活躍するジャキス・モレレンバウム。美術はカシオ・アマランテ、カルラ・カフェー。編集はイザベル・ラテリー、フェリーペ・ラセルダ。録音はジャン=クロード・ブリッソン、「アンダーグラウンド」のフランソワ・グルー、ブルーノ・タリエール、ヴァルディル・グザヴィエ。出演はブラジルの名女優フェルナンダ・モンテネグロ、本作が映画初出演の子役ヴィニシウス・デ・オリヴェイラほか。98年ベルリン映画祭金熊賞(グランプリ)銀熊賞・主演女優賞(モンテネグロ)受賞。第71回(98年度)アカデミー主演女優賞(モンテネグロ)ノミネート。

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セントラル・ステーションコメント(2)

wftqmw
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ブラジルを舞台にし、代筆業を営む初老の女性と、幼くして母を亡くした少年の交流を描く。

始めはブラジルの実情が日本と大きく異なる事に驚く。
途中主人公の悪っぷりに呆れ笑い、
最後は上手くまとまります。

登場人物が皆ちょっとあれなので、見ていて気分がいい映画では無いが、最後まで見れば…
Oxipgmhsksn
Oxipgmhsksn
ネタバレ! クリックして本文を読む
架空の代筆で生計を立てる中年の女はある日離れて暮らす主人に手紙を書いてくれという母子と出会う。「飲んだくれのあんたのことは嫌いだけど息子が会いたがっている。」彼女はそういう。黙って仕事をする女だったが実は手紙はすべて彼女の家のタンスに仕舞われていた。翌日も現れた母子は手紙の内容を改めたいという。素直に「会いたい」と書いてくれという母はその後バスに引かれて死んでしまう。ストリートチルドレンになる男の子が気になる女だったが、ある日彼を連れて帰ることになる。でもそれは善意からなどではなかった。万引きした男をその場で撃ち殺すチンピラの紹介で人身売買の夫婦に少年を差し出しカラーテレビを持ち帰った彼女だったが、友人の叱責もあって自分のしたことを後悔することに。命がけで少年を取り戻し実父のもとへ逃避行を続けることになった二人は次第に心を通わせていく。金もなく行くあてもなくなった二人だったが少年のアイデアで代筆業を再開しやがて実父の息子たち、少年の兄達のもとに辿り着く。愛し合っていた事実。支え合う兄弟の姿に安心した彼女は少年をおいて一人旅立つのだった。

とてもいいロードムービーだった。すぐに騙すしすぐに嘘つく。でも優しい気持ちがないわけじゃない。そういうとっても人間的な中年の女と、まっすぐな少年の瞳。滲むような色合い。バグダッドカフェやスラムドッグ、パリテキサスのような色の鮮烈さがいつまでも記憶に残っている。人間はこんなにもいい加減で弱くてだからこそ愛すべき存在なのかもしれない。バスの中号泣してしまう女の涙と、バスを追いかけ続けた少年の必死さ。あの高ぶりこそ人間の心のリアルな姿なのだろう。