終着駅

6.9/10
合計15件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   00分
言語   英語
地区   アメリカ
劇場で   01月01日 1900
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終着駅 プロット

「ミラノの奇蹟」のヴィットリオ・デ・シーカがセルズニックと提携して製作にあたり、デ・シーカが監督した米伊合作1953年作品。チェザーレ・ザヴァッティーニのストーリーを、彼自身にルイジ・キャリーニとジォルジオ・プロスペリが協力して脚色し、英語の台詞は米国の作家トルーマン・カポーティが書いた。撮影は「ミラノの奇蹟」のG・R・アルド、音楽はアレッサンドロ・チコニーニの担当。主演は「陽のあたる場所」のモンゴメリー・クリフトと「女狐」のジェニファー・ジョーンズで、子役ディック・ディマー、「雲の中の散歩」のジーノ・チェルヴィ、「7つの大罪」のパオロ・ストッパが助演する。

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終着駅コメント(6)

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大昔、シンデレラエキスプレスという言葉があったことを思いだしました
最終の新幹線での別れは男女の恋愛を花火のようにしてしまったものでした

題名通り冒頭のほんの僅かなシーンを除いて全編終着駅ローマのテルミニ駅で物語が進行します

終着駅という雑踏の中での人目を忍ぶ男女の別れの物語です
強烈な磁力のように引き寄せ合う二人の愛情と、それを理性と分別で踏みとどまろうとする葛藤に、列車の発車時刻が迫る焦燥が拍車を掛けます

昔の上野駅地上ホームのような巨大駅の雑踏のなかでの様々な人間性模様も見事に折り込まれています
公衆電話で軟派する中年男
イギリスから帰国してきた失業者一家
救護室の待ち合いベンチで身重の母を心配そうに待つ幼い三兄弟
大統領の出迎え準備で配備されてきた警護兵の一団
海外から出張してきた牧師の一団
騒がしく祝福する親戚一同に見送られて一等車に乗り込む新婚さん
鉄道警察署の署長の温情も心に残ります

主人公二人の別れ話を軸に巨大な終着駅の一日は昨日も今日も変わらず暮れていこうとしています

残照の残る暗い空の闇の中に国際列車の赤いテールランプが消えて行き、ジョバンニは長いホームをとぼとぼと放心して出口に向かいます
この時に涙腺がついに決壊してしまいました

幸せを祈る
できることはそれしかないのです

流石は巨匠ヴィットリオ・デ・シーカ監督でした
不倫の別れ話という見も蓋もないそれだけのお話を、普遍的な名作に仕上げてみせてくれました
名作の誉れ高い名に恥じない作品です

ジェニファー・ジョーンズ34歳
美しいです、大人の女性の魅力を存分に発揮しています
モンゴメリー・クリフト33歳
彼の一途さが前半は観るものに反発心を起こさせ、今度は後半では彼に感情移入させる的確な演出とそれに応えた演技は見事そのもの
エンドマークが出たときには、マリアと同じく観客まで、もう彼のことで頭が一杯になっているのです

本作は1953年製作、同年製作にあのローマの休日があります
またその翌年1954年には愛の泉というローマを舞台にした映画が製作されています
その映画はトレビの泉を中心に据えた物語ですが、冒頭長々とテルミニ駅に着く主人公を写しています
きっとあれは本作のオマージュだったのかも知れません
ジョバンニが車に乗りかけてやめる駐車場まで、同じ角度のシーンがあったように思います

本作は1945年の大人の男女の出逢いと別れの映画の名作として有名な「逢びき」に触発されて製作されたとのこと
あちらはロンドン郊外のローカル駅を舞台にした物語で、男女の物語を真っ正面から豪速球で扱っております
お勧めです
tgkgdy
tgkgdy
ジェニファー・ジョーンズの美しさに打ちのめされました。映画を観て、美しいと素直に表現できることは、貴重なことなんだと思います。
ジェニファー・ジョーンズとモンゴメリー・クリフトの息遣いが聞こえそうなほどの語らいに見惚れ、そしてそのラブシーンにただただ惹き込まれてしまいました。照明の当て方が本当に素晴らしいんです。
また、ディオールがデザインしたというジェニファー・ジョーンズの衣装も素晴らしかったです。途中、悲しさの中でホームをひとり歩くジェニファー・ジョーンズの後ろ姿が移りますが、そのシルエットと駅のホームという設定が、本当に美しい場面を作り上げていました。
これは確かに名作でした。ヴィットリオ・デ・シーカは素晴らしいです。
mqwbsk
mqwbsk
年下のイケメンと浮気しちゃって、別れるに別れられないもったいぶった昼メロを観せられた気分。
モンゴメリー・クリフトが美しすぎて(見ようによってはライアン・レイノルズ)ラストまで観たけれど、
名作という建前に、ある意味ほんとの「終着駅」でした。
Uynisfuqntone
Uynisfuqntone
“恋は盲目”とは良く言いました。
愛に燃えるこの二人、
周りが全く見えなくなってしまっている。

列車に置いてきた娘への道産子、
忘れられたポーターに預けたボストンバッグ、
全く気が付かない近づく列車、
停車中車両への侵入を罪と自覚出来ない、
終いには決定的な危機を寛容に救ってくれた
警察の駅室長に充分な礼も言えない二人
(男性は全く)。

(※それにしてもこの室長、
素晴らしく良く出来た人間だった。
彼女に列車に乗るのかと質問すること
により不倫を諭す、
なんという人生の先生だろうか)

また女性は不倫の進展で夫や娘を
深く傷付けてしまうことを頭で理解しつつも、
周りが全く見えなくなるほど自分に迫る彼
を突き放せない。
想像するに彼女は今の夫と結婚する際は
情熱的な恋の結果では結婚出来ていなかった
のだろう。
もしその経験があったらもう少し
自分以上に盲目的になっているジョバンニ
を理解し諫めることが出来たのでは。

多分に結婚する時はしっかりと
燃えるような恋をしてからでないといけない
のかも(自分のことは不問(笑))。
すいません、
これは映画評論ではありませんね。

このような不倫の男女の想いを深く描けたのが
「マディソン郡の橋」でしょう。
不倫は人生の年輪を充分刻んだ上で行って
初めて美しく耀くのかもしれません。
Ixossmkpngh
Ixossmkpngh
主人公たち以外の駅構内の描写に心奪われた。