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ジャッカル プロット アメリカ 06月20日 1998 劇場で
シベールの日曜日 プロット フランス 06月15日 1963 劇場で
日曜日のピュ プロット スウェーデン 10月04日 1994 劇場で
13日の金曜日 ジェイソンの命日 プロット アメリカ 10月09日 1993 劇場で
イナゴの日 プロット アメリカ 02月07日 1976 劇場で
イルカの日 プロット アメリカ 06月08日 1974 劇場で
ジャッカルの日コメント(10)
対する警視の捜査と読みも冴え、ただのコードネームだけからじりじりと包囲を狭め追い込んでいく。
突然の予定変更で警察の包囲をすりぬけるのは、偶然なのか必然なのか。
良質なミステリーを見ているようで大変面白かった。
で、最後、なんであそこにいるのを警視は気づいたんです?それだけわからんかった……。
ジャッカルという暗殺者が忍び寄る、その忍び寄り方があんまりにも抵抗感がなく、ヌルヌルと、留めようもなく、着実に近づいてきます。おそらくこのあまりのフラットな忍び寄り方に、この「印象」のつけられなさの意味があるように思います。
だって普通、暗殺者が忍び寄るって言ったら、見つかりそうになって、焦って、慌てて、逃走して、追いかけられてって、そんなことを期待するじゃないですか。でもジャッカルにはそんな様子は微塵もありません。たしかに警察は追いつめていきますよ。ひとつずつジャッカルの正体に迫っていきます。でもジャッカル自身はそんなこと、すべて想定内で、結局のところ、計画には何の狂いもないかのように、標的に近づいていくんです。
これはちょっと、不思議な映画ですよ。たぶん、これがある意味、本当の暗殺者の姿なのかもって思わせられましたですね。
得体の知れない、けれどどことなく上品な英国紳士風の暗殺者”The Jackal”。彼が要人暗殺を生業にしているとはとても見えません。後々、甘いマスクも難局を切り抜けるには必須なんだと理解出来ます。
政府は各部署に、警察は隣国にも応援を要請できるのに対して、暗殺は足がつかないよう可能な限り人の助けを借りずに実行しなければならず、当然疲労も溜まるし、一匹狼の暗殺者は大変だなぁ…と何だか同情(^_^;)。暗殺の報酬って桁違いに高いイメージでしたが、これだけの準備には必要経費なんだろうなぁと妙に納得しました。現在では無理でしょ!という企てもありますが、1960年代のセキュリティーの甘さを見ていると現実味を損ないません。
官僚から急に呼び出されて無茶な課題を与えられるLebel警視がシュナウザー犬みたいなんです(^^)。帰れと言われ爆睡していたらまた呼び出されて…。爆笑しました。
Ronald Pickupが若い!
暗殺者の入念な下準備と、それを一つ一つ暴いて追い詰めていく捜査機関。スリリングな知恵比べのようでもあり、とても面白かったです。
ストーリー: 85
キャスト: 80
演出: 90
ビジュアル: 70
音楽: 65
一般的な映画で思い浮かべるような派手なアクションがあまりない。むしろ淡々とそれでいて慎重に細かく殺しの準備をしていく。観客にとってわかりやすい見せ場が少ない。でもだからこそ真に迫った緊迫感と迫力が出る。わざとアクション場面を取り入れる子供騙しではなく、この地味な周到さこそが本当のプロの殺し屋なんだと思わせる。だからこそこの作品は一流のアクション・サスペンスと認められる。物語や舞台背景もしっかりとしている。