市民ケーン プロット

オーソン・ウェルズが1941年に発表した処女作。脚本はハーマン・J・マンキーウィッツの協力を得たが、製作・脚本・監督・主演とオーソン・ウェルズのワンマン映画。撮影は「怒りの葡萄」のグレッグ・トーランド、音楽はニューヨーク・フィル、BBC交響楽団の指揮者として知られ「灰色の服を着た男」のバーナード・ハーマンが担当した。出演はオーソン・ウェルズのほかに、「第3の男」のジョセフ・コットン、「愛情の花咲く樹」のアグネス・ムーアヘッド、「女相続人」のレイ・コリンズなど。

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市民ケーンコメント(20)

Pmiossnhxgk
Pmiossnhxgk
新聞社経営で巨万の冨を築いた経営者の人生を回想で描く。

最後に発した言葉「バラのつぼみ」とは何だったのか?というセンタークエスチョンに観客を引き付ける。巨万の冨を得られたが、結局、愛は得られなかったという展開。

新聞記者が生前の主人公を知る人物を取材して回想する展開。最後に「バラのつぼみ」と書いた少年期で遊んだそりが燃やされていくエンディング。構成力が高いと評価される所以。
Enacctakalt
Enacctakalt
この映画が作られた年代やほぼ1人で成し遂げた事を踏まえると、とんでもない。
何回も観たくなるタイプではないが、確実に映画とはなんたるかを構成する要素を生み出した意味ある作品になっている。
Bteceforelrtnaom
Bteceforelrtnaom
"偉大な映画"と呼んでもおかしくないほどに影響力を与えた作品。
『Mank』に備えて鑑賞しました。

とある絶大な影響力を持った大富豪であるアメリカ市民、ケーンが死に際に遺した「バラのつぼみ」の意味を知るために新聞社がケーンについて調べる、といったストーリー。
ケーンの一生と現代パートで構成され、最初の方は時系列が行ったり来たりすることに気づかす、ノーランの『プレステージ』を初めて観たときのように「ん?今どうゆう状況?」ってなったけど、構成に気づいてからは一気にひきこまれた。

今作が高い評価をされる理由の一つである撮影はやっぱり凄かった。
窓越し、鏡越しの撮影や人物の動きに合わせてしなやかに動くカメラワーク。
不気味な予感をさせる低視点配置や、画面に引きつける上からのショットなど…
現代こそ普通に使われているけど(特に韓国の作品にはよく見られる)それを1941年、約80年前にやってしまうことはやはり凄いと思う。

でも何よりも凄いのは監督、主演を務めたオーソン・ウェルズ。
この野心的な映画構造はもちろん、ケーンの青年期~死までを全て一人で演じきったこと。若い姿と年取った姿はパッと見だけでは違う役者だと思ってしまうし実際違う役者かと思ってた。
役作りまでもこだわるオーソン・ウェルズは調べなくても分かる。完璧主義者だ。

あと技術だけじゃなくてストーリーもなかなか深い。
"バラのつぼみ"の意味を知ったときは
「ほー…」ってなった。(語彙力)
ただやはり物足りない感は感じたしもっと深くできそうな気もした。
まあ未熟者である私の感想なんであんまあてにはならないと思うけど。
年取ってからもう一度観たい作品でした。
Msnpghoxski
Msnpghoxski
ホドロフスキーの『dune』インタビューでその怪物オーソン・ウェールズの逸話を耳にしたが、作品を一度も見たことがなかったので
『第三の男』『市民ケーン』と観賞
若い頃はいい男だったのだな…
しかし、あのいかついドスンとした姿は有名人らしくすぐに思い浮かぶが、何をした人かよく知らない…と首をひねって思い出した!英会話の人だ、CMで見てたんだ…(笑)

傍若無人な25歳オペラ好き、演劇人の作る映画
アイディアてんこ盛り、やりたい放題、手抜きなしの夢の映画?
良いと思います👏🏻
ただ、テーマの「バラのつぼみ」が鮮明じゃないね〜
ソリとバラのつぼみがそり合わない、ソリだけに…
aafinfu
aafinfu
ネットで視聴(英語字幕)

数ある映画のリストの中で、いつもベスト5以内に入っているきわめて評価の高い映画だが、その理由は、この映画が数多くの革新的な技法をもたらしたので、映画監督や映画監督を目指す人、映画を教える人たち、そういった、いわば玄人の間でウケが非常にいいからだろうと思う。
じっさい見てみると、専門家ではない自分にとっては大した映画ではなかった。

まあ最後の部分はハッとさせられたし、冒頭のコールリッジの「クブラ・カーン」の引用はカッコよかったけれども、それぐらいかな、印象に残ったのは。

世評の高さと食い違うもうひとつの理由として、芸術作品(映画が芸術作品とすればだが。イマイチ確信が持てないが)の寿命ということがあるのではないか。

映画の寿命は、100年持たないのではないだろうか。

映画の場合は、オーソン・ウェルズがもたらした撮影技法(非常に効果的なのでいまでは誰もが使っており、その点でこの映画の功績は大きいらしい。門外漢のわたしにはどんなものかわからないが、それと映画の面白さは別だと思う)ばかりでなく、トーキーだとか、フルカラーだとか、ハードの部分も時間とともに大きく変わる。

いまから100年後の映画の形態は、ちょっと想像がつかない。
そういう条件下で作られるので、作品はすぐ古びてしまうのではないか。

映画よりも、音楽の方が、まだ寿命が長そうだ。
18世紀から19世紀はじめの古典派の音楽家たち、ハイドンやモーツァルトやベートーベンは、今でもクラシックの主流中の主流だし、17世紀のバロックだって、バッハやヴィヴルディらがいて勝るとも劣らない。

それより前になると、だんだんなじみが薄くなる。
それ以前の、たとえばルネサンス期や中世の音楽は、限られた愛好家はいるにしても、専門家の分野といっていいのではないか。
そうすると、音楽の寿命は、300~400年か。

次に長いのは文学だろう。
文字で書かれたものであれば、新約聖書にわれわれは感動することができるし、もっと遡ってギリシャ悲劇やイーリアスやオデュッセイアもある。
中国には詩経も論語もある。
口承の時代を含めるとすれば、文学は、絵画とともに、もっとも古くからある芸術の形態ではないだろうか。人類の起源とともにはじまったといってもいいかもしれない。

前評判との落差の大きさに、そんなことまで考えてみたのでした。