市民ケーン プロット

オーソン・ウェルズが1941年に発表した処女作。脚本はハーマン・J・マンキーウィッツの協力を得たが、製作・脚本・監督・主演とオーソン・ウェルズのワンマン映画。撮影は「怒りの葡萄」のグレッグ・トーランド、音楽はニューヨーク・フィル、BBC交響楽団の指揮者として知られ「灰色の服を着た男」のバーナード・ハーマンが担当した。出演はオーソン・ウェルズのほかに、「第3の男」のジョセフ・コットン、「愛情の花咲く樹」のアグネス・ムーアヘッド、「女相続人」のレイ・コリンズなど。

市民ケーン 俳優

市民ケーン 写真

市民ケーン Related

美と殺戮のすべてオンラインで映画を見る
美と殺戮のすべて
プロット  アメリカ
03月29日 劇場で
コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話オンラインで映画を見る
コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話
プロット  アメリカ
03月22日 劇場で
スポットライトを当ててくれ!オンラインで映画を見る
スポットライトを当ててくれ!
プロット  日本
02月24日 劇場で
マリア 怒りの娘オンラインで映画を見る
マリア 怒りの娘
プロット  ニカラグア・メキシコ・オランダ・ドイツ・フランス・ノルウェー・スペイン合作
02月24日 劇場で
π パイオンラインで映画を見る
π パイ
プロット  アメリカ
03月14日 劇場で
ミルクの中のイワナオンラインで映画を見る
ミルクの中のイワナ
プロット  日本
04月05日 劇場で
夢見びとオンラインで映画を見る
夢見びと
プロット  日本
04月13日 劇場で
あまろっくオンラインで映画を見る
あまろっく
プロット  日本
04月19日 劇場で
PLAY! 勝つとか負けるとかは、どーでもよくてオンラインで映画を見る
PLAY! 勝つとか負けるとかは、どーでもよくて
プロット  日本
03月08日 劇場で
人生って、素晴らしい Viva La Vidaオンラインで映画を見る
人生って、素晴らしい Viva La Vida
プロット  中国
04月05日 劇場で
毒親 ドクチンオンラインで映画を見る
毒親 ドクチン
プロット  韓国
04月06日 劇場で

市民ケーンコメント(20)

Igsknoxmshp
Igsknoxmshp
レトロだけど、カメラワークがすごすぎる。本当に今の映画の映像技術はこの映画が走りなんだな〜と思いました。

”ローズ・バット”おしゃれですね〜
Hgsomxknpsi
Hgsomxknpsi
ネタバレ! クリックして本文を読む
私のこの点数は善し悪しとかじゃなくて自分的にハマったかの指標なんだけど、この4.0をつける時は普通に面白かった時と、よく分からなかったけどこの作品に3点台とか失礼、という意味があります。この作品は後者でした。町山さんの解説聞いて勉強してからもっかい見ます。.

新聞社を経営し、政治活動も活発に行い、晩年は1人の女優に入れ込み大豪邸に住んでいたじいちゃんが「バラのつぼみ」という言葉を最後に亡くなり、その意味を調査しながらケーンの人生を描く話。
.
最初に言ってしまうと「バラのつぼみ」という言葉は、ケーンを表すパズルのピースにすぎない(劇中で誰かが言っていた)。この映画、調査のために、仕事仲間やケーンが愛した女優などいろんな人が出てきてケーンの話をするけど
、それぞれが見たケーンが描かれているだけ。
.
人は色んな面があるし、100人いれば100人分のケーンの話がある。皆同じ話はきっとしない。そういうことを「バラのつぼみ」という言葉が表してたんかな。シャレてるな。
knayed
knayed
映画における革新的な技法を生み出した名作中の名作。しかしながら、その素晴らしき技法をみっちり詰めこんだ作品に尽きたが故に、今日の観点から観てしまうと全く面白さを感じとることができないようです。でもそれはつまり、この作品が生み出した功績を我々は知らずのうちに全面的に享受していることを意味しているのです。
外側から窓を捉えたショットから、少しずつ窓に向かって近寄り、そのまま窓を通り抜けて内側を映し出す技法は、当時誰も見たことのない斬新な演出で後の殆どの映画に多大な影響を与えたようです。クレーンを使った撮影も当時はとんでもないほどの衝撃だったでしょう。高い位置から降下する没入感や、鳥にでもなったかのような強い衝撃と映像体験だったに違いありません。
ケーンがスキャンダルによって選挙に敗北した直後のシーンでは、カメラの視点が足元から見上げるようなローアングルで敗北感とマイナス的印象を与えていると同時に、ケーンの変わらない傲慢さを感じますし、オーソンウェールズの顔を映し出す影も、哀愁と孤独感を大いに漂わせる演出です。同じオーソンウェールズの「第三の男」なんてまさに影の映画ですしね。光と影の調整なんて、今日では絶対的に外せない超当たり前の技法で、ほぼ100%の映画で行われている演出なんじゃないでしょうか。
今では当たり前である映画的手法の生みの親みたいな映画だから、今の我々から観れば全然面白くないのは当然です… でもそれがかえって、この映画がいかに多大な功績を遺したのかを物語っているように思えます。
vtplwd
vtplwd
『Mank/マンク』を見たので、やはりこの作品が無性に見たくなる。
オーソン・ウェルズの監督デビュー作にして、製作/主演、ハーマン・J・マンキウィッツと共に脚本も兼任。
映画史上不滅の、1941年の名作。

新聞王、チャールズ・フォスター・ケーンがこの世を去った。
生前は幾つもの新聞社を経営し、多くの女性と浮き名を流し、富と権力を欲しいままに。
が、晩年は廃れた大邸宅に引きこもり。最期の言葉、「バラのつぼみ」を遺して…。
ニュース映画の記者たちは、その意味を探る。
そして明らかになっていく、“一面”では知り得なかった新聞王の本当の“裏面”…。

本作も見るのはかなり久し振り。
改めて見ても、オーソン・ウェルズという天才の才能に圧倒される。
まず、まるでホラー映画のような、カメラがケーンの古城に迫っていくシーンにゾクゾク。
そして謎の言葉「バラのつぼみ」を遺して息絶えるケーン。
これだけでもう、掴みはばっちり!
記者たちがケーンを知る関係者たちに接触して話を聞く。語り出される関係者の証言。
こういうの、我が日本クロサワの『羅生門』が有名だが、それよりも9年前!
記者たちの現在とケーンの人生が交錯。当時としては大胆にして複雑な構成。
パン・フォーカス、長回し、ローアングル…多彩な撮影法は作品に力を与えているかのよう。
…しかしこれら、現在の映画ではどれも当たり前。
そう、その先駆なのが『市民ケーン』と言っても過言ではない。

モデルとなった新聞王ウィリアム・R・ハーストの逆鱗に触れた。
無断でモデルにされ、喧嘩を売られたからか。
プレイボーイで、権力に溺れる傲慢な男だからか。
実際Wikipediaで調べてみると、ハーストはそんな人物。
それらもあるだろうが、別の理由もあるのではないだろうか。
“一面”では知り得なかったケーンの“裏面”。
孤独で、愛を欲していた男。
傲慢な権力者からすれば、侮辱だ。
しかし私はこれで、ケーンに人間味を感じた。
例えどんな莫大な富を築き、絶大な権力を握っても、本当に欲するのは…
彼もまた一人の人間。
…いや、我々以上に哀しい人物。
記者たちが結局分からずじまいになってしまった“バラのつぼみ”。
最後の最後に明かされる。それもまた彼が秘めたるもの…。

『市民ケーン』と言うとどうしても、オーソン・ウェルズ(とハーマン・J・マンキウィッツ)がウィリアム・R・ハーストを“叩いた”作品の印象。それは『Mank/マンク』を見ても。
しかし改めてこうして見て…
権力者叩きじゃなく、一人の孤高の男のドラマチックな生涯。
ひょっとして、オーソンもマンクもそこに自分を重ねたのでは、と。
だからこその“自分の最高傑作”“自分にしか書けない物語”。
改めて見て良かったと思う。
rckylt
rckylt
映画史上に残る傑作だと聞いていたが、その理由はわからないでもない…

ただ個人的には、主人公に魅了を感じなかった。