一九六四年四月、イギリス国立劇場の専属劇団ナショナル・シアターは、シェークスピア生誕四百年を記念して、オールド・ヴィック劇場で『オセロ』を上演した。この作品は、その舞台の映画化である。監督は、舞台・映画・TVに巾の広い活躍ぶりを見せている、スチュアート・バージ。(原舞台の演出はジョン・デクスター)撮影は「ベケット」のジェフリー・アンスワース、音楽はリチャード・ハンプトン、美術は「黄色いロールス・ロイス」のワィリアム・ケルナーが担当した。出演はすべてナショナル・シアターのメンバーで、リーダーのローレンス・オリヴィエをはじめ、マギー・スミス、フランク・フィンレイ、ジョイス・レッドマン、デレク・ジャコビなど。製作はアンソニー・ハヴェロック・アランとジョン・ブラボーン。
オセロ(1964)コメント(0)