宇宙から飛来した電磁波生命体と衛星探査船の乗組員の対決を描いたSFアクション。監督はジェームズ・キャメロン作品の「アビス」「トゥルーライズ」などで視覚効果を担当したジョン・ブルーノで、彼の監督デビュー作。SFXはデジタル・エフェクトを「スターシップ・トゥルーパーズ」のフィル・ティペットが担当。脚本はチャック・ファラー(「バーブ・ワイヤー
ブロンド美女戦記」「ジャッカル」の脚本担当)の同名コミックを元に、ファラーと「スピーシーズ
種の起源」のデニス・フェルドマンが担当。製作は「アルマゲドン」のゲイル・アン・ハード。製作総指揮はファラー、「バーブ・ワイヤー」のマイク・リチャードソンと「パーフェクト・カップル」のゲーリー・レヴィンソンとマーク・ゴードン。撮影はデイヴィッド・エグビィ。音楽は「アベンジャーズ」のジョエル・マクニーリー。美術はメイリン・チェン。編集はスコット・スミス。出演は「トゥルーライズ」のジェイミー・リー・カーティス、「フェティッシュ」のウィリアム・ボールドウィン、「トゥームストーン」のジョアンナ・パクラ、「悪魔を憐れむ歌」のドナルド・サザーランドほか。
ヴァイラスコメント(5)
宇宙からやって来たコンピュータウィルスらしき生命体が、宇宙ステーションと通信していた衛星追跡船に感染。
最新鋭の大型船も、さながら現代の幽霊船のよう。その船内は、海上ではなく宇宙船で未知の生命体と戦うかのような雰囲気。
宇宙人から見たら人間の方がウィルスだとおっしゃっており、それもごもっとも。
南太平洋に浮かぶ幽霊船が癌なら、
乗り合わせた人間がウィルスのように働き
癌を沈めるかのような。
人肉とメカの合体はちょいとグロいです。
期待しなければ、結構ハラハラ楽しめます。
もうちょいグロがあれば採点3.0だった
宇宙船ミールを襲った電子エイリアンが地球上に侵略を開始。キャストは結構いい俳優をそろえているのですがやはり13年前の映画です。メカの描写がちゃちい。恐怖の描写もいまいちです。こりゃ、はやらんわな。アイデアはけっこう目新しい設定なのですが、船じゃなくって、地上にした方が良かったのでは・・・。一部人間を乗っ取ったエイリアンが人間+電気部品のサイボーグみたいな姿で襲ってくるあたりは幼稚なトランスフォーマーっぽい部分もある。気になるのは機械に乗っ取られた大御所ドナルド・サザーランドの姿が痛ましい。大物なのになぜこんなB級の映画にこんな姿で・・・・。トルーライズに出ていたジェイミー・リー・カーティスがヒロインでウィリアム・ボールドウィンが準主役ですが演技もまずまずといったところ。B級SF好きの方にはいいのでは。
海洋パニックにモンスターパニックを追加。エイリアンの要素もターミネーターの要素もぶちこんどけって感じで、もう何がなんだか分からなくなってしまった一品。
モンスターがややグロだが、襲ってきてもただのロボットであんまり怖くない。
最後にどんでん返し風の演出もあり。ほんともう、ぶちこんどけ映画でした。
人間こそがウィルスってコンセプトはいいんだがなあ。