クロスロード(1986)
プロット
アメリカ
04月18日 1987 劇場で
ヒッチャー(1986)
プロット
アメリカ
01月08日 2021 劇場で
ウォンテッド(1986)
プロット
アメリカ
05月16日 1987 劇場で
サクリファイス(1986)
プロット
スウェーデン・アメリカ・フランス合作
04月25日 1987 劇場で
ソウル(1986)
プロット
香港
10月09日 1988 劇場で
タキシード(1986)
プロット
フランス
02月16日 1991 劇場で
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ゴリラ(1986)コメント(9)
FBIをクビになった後、田舎の警察でくすぶっていたシュワちゃんが、個人の依頼で突然シカゴの大きな非合法組織に潜入捜査を始める。それもわざわざ工場を破壊するという特別目立つことをすることで自らの身分を消すことまでして。
そんな何とも二流な設定で物語が始まる。その後も潜入もあっさり出来るし、敵に疑われることも少なくとんとん拍子で物語は進んで行く。妻ともう一人の女の扱いもおざなりで存在感がない。
見せ場としては銃撃戦でそれはそれなりなのだが、単独で多数に突っ込むシュワちゃんがやけに無敵だし若い鍛えられた体を活かした活劇はあまりない。髪を整髪料ですきあげて背広でばっちりと決めた暴力団風の姿を見せたかったのだろうか。
このころのシュワちゃん作品は大概観たことがあると思っていたが、これは記憶にない。だが80年代当時のありふれた活劇作品といったところ。全体として水準が低めで、若くて筋肉ムキムキのシュワちゃんの良さが生きていない。
シュワちゃん39歳、男盛り、それにしてもあんまりな邦題、スターロンの「コブラ」にひっかけてゴリラにしたのだろうか、確かにこの強さは尋常ではない、たった一人でシカゴのマフィアを壊滅させてしまうなんて人間業ではないだろう。キャメロン監督はそれを見抜いてアンドロイドにしたのだろうか。ストーリーはあるけれどお馴染みの潜入もの、見どころはど派手な銃撃戦とアクション鑑賞に尽きましょう。
ただ、変っているのは主人公の女性観、金欠美女には弱いのです、これだけの英雄なら多少色を好んでも不思議はないのだが妙にストイック、といいつつ気はあるようで服を買ってあげたり挙句には25万ドルもの大金をプレゼントしてさようなら。
愛する奥さんが田舎の貧乏暮らしで酒浸り、荒むさまを見て男の甲斐性、愛情は貢ぐことと思い込んでしまったのだろうか、冒頭の夫婦喧嘩が伏線とすれば笑えます。
シュワがFBIの職員によるインディーズの潜入捜査官としてギャング組織に介入する。けっこう渋いリアリズムで描かれていて面白かったのだが、身分がばれそうになってドキドキするような場面はまったくなかった。クライマックスで、シュワが銃を大量に用いて大暴れする廃自動車置き場と、地下のアジトの場面が非常に痛快だった。力持ちの場面は少なかった。