ミスター&ミセス・ブリッジ
プロット
アメリカ
11月30日 1991 劇場で
ロンリー・ブラッド
プロット
アメリカ
02月20日 1987 劇場で
ミセス・ノイズィ
プロット
日本
12月04日 2020 劇場で
ミセス・ダウト
プロット
アメリカ
04月09日 1994 劇場で
オンリー・ザ・ロンリー
プロット
アメリカ
05月09日 1992 劇場で
ミス・アリゾナ
プロット
イタリア・ハンガリー合作
09月29日 1990 劇場で
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ミスター・ミセス・ミス・ロンリーコメント(3)
それにしても主人公の心情を手書きの文字で伝える演出には戸惑う、小説様式の借景であれば映画人の自己否定、自虐性にも思える。
若干21歳の女優が原案、脚本、製作、主演まで、そこまで突き動かしたものは何だろう。本編よりも製作に至る真相の方が興味深い。
原田さんという女優は若くして名だたる監督たちに可愛がられ育てられたのだが必然性のない露出(興業的には保険だが)に躊躇しないことが女優魂と植えつけられたのだろうか、太宰や三島文学にも感化されたというが性に憑かれたオスたちの詭弁の産物にも思える。そんな大人たちの俗物性を見抜いたのか、彼女が外見や所作ではなく内面的な才能の自己実現にベクトルが傾いたとしても不思議ではない。
映画の出来としては灯火に寄りつく虫の生態観察日記の様で珍しさはあるがどうにも感情移入できず戸惑いしか残らなかった。
ストーリーは正直よく分からなかったが、女優・原田美枝子の原点を知ることができて良かった。
強奪したはいいが、番号を控えられた新札のために使えず、その金を誰かに押し付けようという騙し合いのトリックが話の本筋ですが、なんと言っても当時21歳の原田三枝子のかわいさといったらないです。彼女が演じる千里はいろんな男の元を転々として、その度にDVを受けていたらしく、怯えた子犬のよう。それでいて過去の男たちの家の合鍵をこっそり拝借していて侵入し、こそ泥しているという強かさもある。いつも鼻をすすっているし、唇を噛むのも良くするなど、神経質そうな面も。見た目も可愛い。細身なのに巨乳。今の女優でいうと沢尻エリカを巨乳にした感じかな?とにかくマイペースで一緒に生活したら生活が破綻しそう。それでいて別れたら一生忘れられない女、そんなキャラクターです。
そんな彼女に振り回されるバーのマスターの宇崎竜童、悪知恵は働くけど、ちょっと情けない感じもよかったし、知能犯の原田芳雄の渋い演技も良かったです。
脚本の刹那というのは原田三枝子さんのペンネームだそうです。こんなペンネームをつけるなんて若い頃はとがってたのかな?(^^;)