マルサの女

6.9/10
合計19件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   127分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   伊丹十三
劇場で   02月27日 1987
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マルサの女 プロット

国税局査察部に勤める女性が、ラブホテル経営者を脱税で摘発するまでを描く。脚本は監督も兼ねている「タンポポ」の伊丹十三が執筆。撮影は「時計
Adieu_l'Hiver」の前田米造が担当。

マルサの女 俳優

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マルサの女コメント(13)

Hibdaonlur-kigwrd
Hibdaonlur-kigwrd
再々…見。
儲け方そっちのけで隠し方と暴き方だけに手際良く迫る執拗とスピード感。
喜劇であり且つ人の業を優しく肯定する悲劇でもある。
誰もが知りたい金を貯める秘策の身も蓋も無さの滑稽と凄み。
伊丹十三の早逝が悔やまれる。
87年、バブル狂騒が産んだ傑作、怪作。
濃密。
Whrakgiora-ewrnd
Whrakgiora-ewrnd
山崎務の脱税のポリシーを語るシーン
影の使い方が好き
この手の映画はテンションあがる
cioazbe
cioazbe
今まで映画では、余り馴染みのなかった国税局査察部(通称マルサ)の活躍を描いた(脱税者でない限りは)万人が楽しめる破格のエンターテインメント作品。
個人的に伊丹十三監督の『〜の女』シリーズでは、胸のすく活劇を見ているようなストーリーの完成度やイタミイズムが浸透した細部までのこだわりに於いて、本作がベストだと思っています。
山崎努が演じる典型的な悪役ではない、魅力的なまでに屈折したキャラが瞠目の出来でした。
彼がレクチャーするお金を貯める秘訣は耳をダンボにして聞くところですね 。
目からもウロコです。
お金の魔力に取り憑かれてしまった人々の姿は滑稽そのものだが、どこか憐れみさえ感じられる。
品性のカケラもない守銭奴は、私たちのすぐ近くにも潜んでいるように思えるからだ。
税金逃れの為に、そこまでやるか❗と言うエピソードが盛りだくさん。
宮本信子や山崎努の他にも、津川雅彦、大地康雄、伊東四朗ら演技巧者たちの濃密なアンサンブルも見ていて楽しい。
サックス奏者・本多俊之によるシンプルでありながらも、流麗なサウンドのテーマ曲は、一度聞いたら忘れられないほどの印象を残しています。
wsfeizk
wsfeizk
ネタバレ! クリックして本文を読む
「マルサの女」シリーズ第1作。

第11回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作。

レンタルDVDで鑑賞。

ラブホテル経営者・権藤(山崎努)が暴力団、政治家、銀行とグルになって行う巨額脱税を暴こうと奮闘する国税局査察部、通称“マルサ”の査察官・板倉亮子(宮本信子)と仲間たちの姿を描くコミカルでシニカルな社会派エンターテインメント。

トレードマークのおかっぱ頭には常に寝癖、顔はソバカスだらけ…。一見うだつの上がらなそうな外見でも、不正を見抜く観察眼と摘発までの地道な証拠固めの手腕は超一流(どこかしら金田一耕助に通ずるものがあるような…)な板倉を、伊丹十三監督の奥様・宮本信子が好演。
真面目な仕事振りと優秀さからマルサに抜擢されるのも納得(笑) 何より仕事への情熱は人一倍、そして心の底から仕事が大好きなんだなと感じました。港町税務署からの異動が決まった際の歓喜の爆発…(笑) だからこそ、着任早々仲間からの信頼を獲得できるのですねぇ…。
反面仕事第一主義なのか、息子のダイちゃんの世話は母親に任せっぱなしの様子。ですがそのことで悩む姿も見せ、単なる“仕事人間”では無いことが分かりホッとしました(笑)

権藤も単なる悪人じゃないところがミソだなと思いました。内縁関係の女(岡田茉莉子)がいながら特殊関係人(愛人)も複数人いたりと、女性関係はなかなか爛れていますが、裏社会と繋がってまで脱税を働いているその理由とは、一人息子・太郎(山下大介)への愛情からでした。
息子に何不自由無い生活をさせてやりたい…。自分が死んだ後も困らないように、財産を遺してやりたい…。何という親心なのか…。とても人間味があるなぁ、と思いました。子への深い想いが胸に沁みて来ました。
お互いに子供のことで悩みを抱えているという共通点から、敵対関係を超えた不思議な友情で結ばれる権藤と板倉のやり取りが秀逸でした。権藤と喧嘩して家を飛び出した太郎を、ガサ入れの最中であるにも関わらず必死に追い掛けて慰めに行く板倉の優しさと来たら…。

脱税の手口の巧妙さに恐れ入ると共に、そこかしこにバブル期の匂いみたいなものを感じながら、摘発までの攻防がスリリングで引き付けられました。
「関東蜷川組の蜷川だ」でお馴染みの蜷川組長(芦田伸介)ですが、そのセリフの効力が次第に失われていく様はとても溜飲が下がりました。顔の傷が怖い怖い…。
クライマックスの銀行支店長に吼える花村統括官(津川雅彦)が痛快だし、脱税に関わっていた議員からの圧力の電話をいなしてかわす査察部管理課長(小林桂樹)も絶品でした(笑)

【余談】
私が幼稚園から小学校低学年の頃は、頻繁に「ゴールデン洋画劇場」で放送されていたことをうっすらと覚えています。もしかしたら一度くらいは観たことがあったのかもしれません。全く記憶にございませんが…(笑)
今回改めて観て、よくゴールデンタイムに放送していたなと当時の放送コードの緩さにしみじみとしました(笑) 女性の裸は多いし(おばはんなんか股広げよるし…うげぇ…見たくなかった!(笑))、そういう類の場面ももちろん出て来るし、何より摘発対象がラブホテルですし…(笑)
Udlsfleeua
Udlsfleeua
悪い奴らもボロ儲けしていた時代。国税局調査官を“マルサ”と呼ぶことも初めて知った。最初に観た時には権藤の女が尻にティッシュをくっつけていたシーンがもっとも印象的だった。変なところでリアルにしてるんだなぁ・・・と。変なアングルと極端な演出、そして監督夫人を寝癖のついただらしないキャリアウーマンに仕立てたことが面白さを増してある。

晴れてマルサの女になった板倉。税務署と国税局の雰囲気の違いに尻ゴミするかというところで、彼女なりに能力発揮。この微妙な心理状態を演ずるのがすごい。また、色んな隠し場所の面白さ。「特定関係人(2号)」という隠語も参考になった。芦田伸介の「蜷川だ」、大地康雄が「マルサのジャック・ニコルスン」も笑えた。

ガサ入れの直前はドキドキもの。久しぶりに観たけど、面白い映画ですなぁ。赤穂浪士討ち入りの瞬間と同じ感覚になる。

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