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英雄の証明 プロット イラン・フランス合作 04月01日 2022 劇場で
殺人鬼の存在証明 プロット ロシア 05月03日 劇場で
透明人間 プロット アメリカ 07月10日 2020 劇場で
証人の椅子 プロット 日本 05月15日 1965 劇場で
透明人間(1992) プロット アメリカ・フランス合作 01月01日 1900 劇場で
ある女の存在証明 プロット イタリア 06月07日 1986 劇場で
人間の証明コメント(13)
「犬神家の一族」に続く角川映画第2弾。1977年の作品。
メディアとミックスし、大ヒットした。
このメディアとのミックスは、最近氾濫するTV局主導の映画の宣伝手法。その最初とも言えるのが、角川映画。
昔も今も批判の声はあるが、大きく違う点も。
最近はやれTVドラマの映画化だの、やれ人気優先のスターの起用だの、客寄せが多いが、かつての角川映画の場合、ちゃんと大物俳優を起用したりして本格的なエンタメ映画を作ろうとする意気込みが伝わってくる。
映画は日米を舞台にし、ハリウッドスター(オスカー俳優ジョージ・ケネディ)も出演した大型サスペンス・ミステリー。
正直、強引な展開やご都合主義も感じるが、「砂の器」のようなミステリー+哀しき人間ドラマとして見応えアリ。ジョニーの最期は切ないものがある。
何だかんだ言って、かつての角川映画は面白味があった。
戦後まもなく、様々な人種がそれぞれ混乱の中を生きていた。
その30年後にそれぞれが再会し過去が繋がっていく・・。
有名デザイナーのファッションショーの最中に黒人男性が殺される。
その捜査をすることになった刑事は、有名デザイナーと戦後の闇市で会っていて、そのデザイナーを助けたせいで刑事は父親を殺されていた。
黒人男性の地元へ捜査しに行く刑事。そのパートナーとなった刑事は父親を殺した一味の中にいた刑事だった。
そんな偶然があるのかというぐらい登場人物がつながっていきます。
また、この殺人事件での裏側で時を同じくして、デザイナーの息子がひき逃げ事件を起こしています。
舞台はアメリカと日本と、さらに事件は殺人事件とひき逃げとエピソードが複雑に絡み合います。
日本人と手を組むのはいやだと思っているアメリカ人、父親を殺されたアメリカ人が憎くてしょうがない日本人、日本人と手を組んでいるアメリカ人を憎むアメリカ人などと、戦争が生んだ感情をそれぞれが持っています。
戦争で傷ついた心や人間性はみんなそのままで、誰も幸せになってない終わり方でした。悲しい。
推理ドラマとしては、霧積をキスミーとした仕掛けがおもしろいと思いました。
物語はしっかりしていて、戦後の混乱の中である人々の、特に一人の女のたどった悲しい人生が描かれていた。
だが演出が古臭い。効果音・音楽がテレビの2時間枠でやっている「○×サスペンス」のような使い方で劇的場面を盛り上げようとするのはがっかり。松田優作演じる刑事の押しの強いはみ出しぶりも、現実の警察にはいないけれどこの時代では格好良かった刑事という感じで時代遅れな感じ。大物俳優も出ているしアメリカロケまでやっているようだし金がかかっているみたいだけど、その割には今一つ。
【人間の証明:おすすめポイント】
1.「ストウハ」と「キスミー」から導かれるドラマが凄すぎる!!!
2.ニューヨークのシーン映像が個人的には大好き!!
3.日本最高峰の豪華なキャスティング!
【人間の証明:名言名セリフ】
1.棟居(むねすえ)役松田優作の名言名セリフ
→「私自身の足で ジョニーの本当の母親は誰なのか 決定的な証拠を掴んできます」
→「ばかやろう てめえそれでも人間か てめえいったい日本人何人殺せば気が済むんだよ」
→「あんたの息子 郡恭平は死んだよ」
2.ジョニー・ヘイワード役ジョー山中の名言名セリフ
→「ストウハ」
→「ママ ボクがそんなに憎いかい?」
3.八杉恭子役岡田茉莉子の名言名セリフ
→「刑務所に入れば死んだ人は蘇えるの」