殿さま弥次喜多 怪談道中
プロット
日本
07月13日 1958 劇場で
殿さま弥次喜多 捕物道中
プロット
日本
01月03日 1959 劇場で
真夜中の弥次さん喜多さん
プロット
日本
04月02日 2005 劇場で
歌う弥次喜多 黄金道中
プロット
日本
01月03日 1957 劇場で
多桑 父さん
プロット
台湾
08月26日 1995 劇場で
お遊さま
プロット
日本
06月22日 1951 劇場で
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殿さま弥次喜多コメント(1)
以前にも鑑賞しており、内容自体は把握していたのですが。今回再見して思った事は…。
「これ程までに面白かったとは…」
殿様が町人に化けて悪人を退治する…。それ自体は対して目新しさは無いのですが。とにかく沢島忠監督による、明朗快活なる東映時代劇の良さを満喫出来ますね。
中村錦之助と中村賀津雄の実の兄弟コンビによる、2人のお殿様の羽目を外した楽しさ。それに美空ひばりの瓦版屋の娘と、丘さとみの焼き芋屋さんの町娘2人が絶妙に絡んで行く。
普段ならば錦之助と丘さとみのコンビなのだが、美空ひばりが出演しているだけに彼女の相手は弟の賀津雄が担当。何度もお芋を持った丘さとみが倒れるのが可愛い。
出演者の中では、何と言っても。腕っ節はからつきし弱いのに、やたらと喧嘩の仲裁に入りたがる大河内伝次郎がやたらめったら可笑しくて館内笑い声が絶えなかった。
他の出演者では千秋実と田中春男の側近2人が、名古屋弁と和歌山弁を駆使した凸凹コンビ振りを発揮。更に薄田研二の悪役演技がもう最高!
前半から沢島コメディここに有り!とばかりに飛ばしに飛ばす。殆ど全編でてんやわんやの大騒動が展開。何度も何度もお殿様の側近達が「こりや大変だ!」とばかりに、走り回るその可笑しさ(笑)
沢島演出の楽しさと、編集のカッティングの妙が一体となり。更には、東映が誇る大美術監督井川徳道氏によるセット美術を、出演者達が縦横無尽に駆け回る。
これぞ日本が生んだスクリューボールコメディの傑作ですね。