仁義なき戦い

7.4/10
合計21件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   99分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   笠原和夫
劇場で   01月13日 1973
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仁義なき戦い プロット

名匠・深作欣二によるヤクザ映画の金字塔「仁義なき戦い」のシリーズ第1作。日本暴力団抗争史上で最も多くの血を流した“広島やくざ戦争”の当事者・美能幸三の手記を基にした飯干晃一の同名ノンフィクションを原作に、ヤクザたちの壮絶な戦いを実録タッチで描く。敗戦直後の広島・呉市。戦争から帰ってきた広能昌三は、山守組のケンカに手を貸して殺人を犯し、刑務所に入る。広能はそこで知り合った土居組の若杉と意気投合し、盃を交わす。やがて出所した広能は、山守組の組員となる。当時まだ弱小組織だった山守組は次第に勢力を拡大し、土居組との抗争に全力を注いでいく。広能は土居の暗殺に成功し、再び刑務所に収監される。その間、呉を代表する大組織にまで成長した山守組では、内部抗争が激化していた。

仁義なき戦い 俳優

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仁義なき戦いコメント(20)

Xcmedieeoct
Xcmedieeoct
戦後の広島を舞台に“広島抗争”と呼ばれたやくざたちの争いを描いた飯干晃一のノンフィクションを映画化したシリーズ第1作目。
本作が無ければ『極道の妻たち』も『アウトレイジ』も『孤狼の血』も無かっただろう。
日本映画史に残る金字塔。

本音を言うと、やくざ映画は不得意ジャンル。
劇中の時代にも本作が公開された時にもこの世にまだ生を受けておらず、縁も所縁も無い世界。
自分如きが本作について知ったように語れない。
が、それでも、漢たちの荒々しく激しい生きざまには痺れ、圧倒される。

戦後日本は目覚ましい発展を遂げたが、その裏にあった日本暗黒史…。
裏切り、殺し合い、報復…。
そんな殺されるか生き残れるかの世界で、藁を掴むような義理、人情、仁義…。
「ワシら、何処で道を間違えたんかのぅ…」
殺伐とした闘いの中で、漢たちの儚い青春群像劇をも感じ取れる。

監督・深作欣二、脚本・笠原和夫、菅原文太、松方弘樹、梅宮辰夫、渡瀬恒彦…。
先日顔に大怪我を負った梅宮辰夫以外、主要関係者は故人。
以前『サイコ』のレビューでも書いたが、時に監督/俳優と作品の必然的な巡り合わせを感じる事がある。
彼らは、本作を撮る為に、出演する為に、生まれてきたと言っても過言ではない。
作品を盛り上げる津島利章の名曲。
鮮烈な漢たちの姿は永遠に忘れられない。
Oikgsshmpxn
Oikgsshmpxn
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映画館は再開されても新作映画の公開はまだまだ躊躇されている状況で各館で過去の作品が再上映されていると中には"観たいな~"と思うのよりも"別に正規料金に近い金額を払ってまで過去作を観るのはどうかね?観ようと思えばDVDでも良い訳だし"と思っている御仁も多々おられると思います。
勿論、見逃した作品が映画館で観れる喜びはありますが、どうせなら何十年も前に上映されていて、リバイバル専門館でもなかなか観られない作品の上映の方がいっそ清々しい感じがします。

そんな"今映画館での観賞は無理!"って作品が上映されているとやっぱり興味はそそられる訳で、銀座の「丸の内TOEI」で「仁義なき戦い」が上映されると聞いて俄然興味が沸いた訳です。
なんでも「故・深作欣二監督生誕90年、日下部五朗プロデューサー追悼特集」の特別上映らしいのですが、なんせ60~70年に一世を風靡した任侠映画の中で大ヒットとなり、東映実録路線の中でも一際異彩を放つ「仁義なき戦い」を映画館で観れるのは映画好きにはたまらないんではないでしょうか?
と言う訳で時間を調整して観賞しました。

で、感想はと言うとめっちゃエネルギッシュ!
タイトルは仁義なき戦いですが、主人公の広能昌三は仁義に翻弄されていて、その苦悩が荒々しく迸っています。

今から47年前の作品で今の作品に比べ粗さは正直あり、臨場感を生むハンディカメラの撮影も見辛さはあり、セリフにセリフが被っていたりで聞き取れにくいのもありますが、深作欣二監督の「細かい事はどうでもいいんだよ!」と言わんばかりの様々な手法がスクリーンから迸るエネルギーとダイナミックさを生み出し、観る側を圧倒して来ます。
映画産業が熱かった時代の熱気が感じられ、劇場で観れた事に満足♪

何よりもあの東映のオープニングから始まり、「仁義なき戦い:メインテーマ」が流れるとやっぱりゾクッとざわっとしますねw

多くの方が語られている名作ですが、ヤクザ映画でありながら、優れた群集劇であり、今のヤクザ映画の基本となる物が全て詰まっています。

それぞれの個性豊かなキャラクターがシビアな極道社会に翻弄されていく中のは刹那でありますが、何処か憎めない所もあり、現在は故人となられた方々も多いんですが、スクリーンに映る方々の勢いがこれでもかとぐいぐいと迫ってきます。

主人公の広能昌三役の菅原文太さんを始め、松方弘樹さん、梅宮辰夫さん、伊吹吾郎さん、渡瀬恒彦さんと魅力的な人物が登場しますが、やっぱり山守組組長、山守義雄役の金子信雄さんとおかみさん役の木村俊恵さんの個性は際立ってますね。
だからこそ、山守に翻弄される昌三の苦労が際立つ訳ですが、かなりコミカルにデフォルトされてますが、希代のキャラクターかと思います。
また、時折見せるコミカルな部分も良いんですよね。

史実を元にして製作されていて、映像化を熱望されながらも多大な労力と苦労を有する作品を映画化したのは役者・製作陣の熱意があっての賜物。
そんな貴重な作品を劇場で観れた事に感謝です。
Smphngxsoik
Smphngxsoik
闇市。豚の顔が怖い。文太さんがお人好しすぎ。
理不尽な事ばかりで悲しい話。
たっちゃんが死んだときが一番衝撃的。
Emieaddcse
Emieaddcse
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「仁義なき戦い」シリーズ第1作。

Blu-rayで2回目の鑑賞。

原作は未読です。

第一次広島抗争を背景に、やくざたちの思惑が入り乱れ、その結果巻き起こった血で血を洗う凄惨な戦いを、徹底的なドキュメント・タッチと壮絶なバイオレンスで描いた、「東映実録路線」のはじまりにして金字塔的傑作。

高度経済成長が行きつくところまで行きつき、華やかな時代が終息を迎えようとしていた頃―。戦後日本が一気に駆け抜けて来た時間を総括する気運が高まっていたのでしょう。そして目が向けられたのが、光のもたらした影の部分…。本作が生まれたのは必然だったのかも…。

喰うか喰われるかの世界で生きる男たちが繰り広げる人間ドラマは、凶悪で陰惨極まるものばかりではありましたが、同時にものすごく愛しく思いました。
描かれる抗争や殺人の数々は、決して今のアクション映画みたいな洗練されたカッコいいものでは無く、死物狂いで殺し合うような、まさに命の取り合いと云えるに相応しいもので、その様子がとても人間的で泥臭く、いくらか滑稽味を帯びているように感じました。
そこら中を転がり回りのたうち回りもがき苦しみ、構わず応戦する者もいれば必死に逃げ惑う者もいて…。それぞれの模様がなんだかとてもリアルで、それが凄惨さに拍車を掛けているように思いました。
ひとりを仕留めるのに、何発も何発も撃つ。何度も何度も刺す。確実に殺すにはそのやり方で合っているのかもしれませんが、それだけで無く、相手を確実に仕留めなければ自分がやられるかもしれないと云う恐怖心が、過剰とも云える行動に結びついているのかもしれない。

やくざ同士のパワーゲームにハラハラさせられました。殺るか殺られるか…。一進一退の駆け引きがとても面白くて、めちゃくちゃ興奮しました。
やくざ社会で成り上がろうと、あの手この手を使う男たち。翻弄され滅びる者もいれば、敵や味方を上手く利用して潜り抜ける世渡り上手がいたり…。
多種多様な人間がいて、それが織り成すドラマが重層的に描き込まれ、圧倒的な大河のように荒々しい物語が展開されて秀逸の一言でした。

――

マイ・フェイバリット・キャラは、断然、山守組長!
稀に見るクソ野郎ですが、そんなヤツが混迷を極めるやくざ社会の中を上手く泳いで行く…。そんなヤツだからこそなのかもしれません。こう云うのが結局最後まで生き残るのですから、このシリーズが描いているのは人間社会の縮図なんだなと納得しました。実際こう云うヤツ世の中にいますもん(笑)
ですが、手下どもに馬鹿にされる“担がれる神輿”でありながら、ちゃんと手綱は握っていると云う、したたかで君主としての器も持ち合わせている不気味な存在でもあるなぁ、と…。底知れぬ怖さを感じました。

――

“広島弁のシェイクスピア”とも形容される名ゼリフのオンパレードに心の底から痺れました。思わず真似したくなる言葉ばかり…。それを見事に体現した役者魂に敬服しまくりでした。印象的なセリフに籠められたものには社会人として頷けるものがたくさんありました。
組織を描いた作品として観た場合、現代社会でも通じるような場面が多いのも特徴で、自分が身を置く組織に置き換えて観ると、また違った発見があったりするのが面白い。やくざ映画の範疇を越えて、今でも熱狂的なファンがたくさんいることも納得出来るなと思いました。

――

本シリーズに出演していた俳優さんたちの多くが、近年立て続けに鬼籍に入られていることを、非常に悲しく思います。本当に寂しいです…。
本作のようなギラギラした物語は最近ではあまり見掛けません。やくざが登場する作品はたくさんありますが、どこかカッコ良さみたいなものがあって、全然人間臭さが感じられないなとつくづく思います。
自主規制やコンプライアンスが厳しい時代を迎え、このような類の映画がつくり難くなっている現状だから、致し方無いことなのかもしれませんが…。

※追記(2019/06/29)
シリーズ3周目に突入(笑) 観るたびにその魅力に取り込まれていきます(笑) ストーリーを把握している分、他の部分に目が向けられるようになって来たので、より深く世界観を堪能しながら鑑賞出来ました。

※追記(2019/08/12)
AKB48グループが総力を結集して本作を舞台化するとのこと…。全く想像がつかん! そもそも何故本作を選んだ!?(笑)
あのギラギラ、あの狂熱…凄惨かつ滑稽な男たちの世界を、いかにしてかわいいアイドルたちがつくり上げるのか…。気になる! 博多座行こうかしら?(笑)
ニュースを知って、ふと想像したこと―グループ内では日々“仁義なき戦い”が勃発してそうやなぁ、と思ったのは私だけでしょうか…?(笑)

※鑑賞記録
2019/06/29:Blu-ray(3回目)
2021/01/07:Blu-ray
Errwdarkoim
Errwdarkoim
日本映画史に残る傑作。
笠原和夫の素晴らしい脚本に深作欣二の大胆な演出が絶妙にハマり、独特の熱を帯びた作品になっている。

それまでの「ヤクザ映画=人情ものの任侠映画」という流れに一石を投じた作品。
出て来るのはヤクザと、ずぶずぶの政治家。全くの必然性無く人を殺すし基本的に悪い人達ばかりしか出てこない。比較的人格者として描かれていた若杉ですら、結果的に同じ穴の狢である。社会的にはどうしようもない人達な訳だが、全力の生き様が妙に格好良く見えてしまう。

シリーズを通して使われた広島弁は、作品に速度を与える役割と所々見られるコミカルな印象付けをするのに完璧に機能しているし、実録物として必要不可欠なリアリティを付加している。
役者陣もそれぞれに素晴らしい演技で、後に大御所と呼ばれる方々が目白押しな訳だが、それにしてもこの時代の役者さんの層の厚さと演技の幅は凄い。
もう亡くなった方も多くて本当に悲しい。
特に金子信雄の山守はこの役がなければ「仁義なき戦いシリーズ」はここまで成功しなかっただろうと思えるほど。

まさに1970年代の日本に存在した熱量が滲み出した映画で、見方を変えれば現代にも通じる社会の縮図でもある。広島の裏社会というミニマムな視点の中で終戦以後の社会動勢を透かして見る事のできる作品。

今後日本でこのレベルの作品は撮られないだろう。というか、最近の日本映画はどうしちゃったの??とあらためて考えてしまう次第。

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