新幹線大爆破

7.1/10
合計17件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   152分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   小野竜之助
劇場で   07月05日 1975
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新幹線大爆破 プロット

東京・博多間を走る新幹線に仕掛けられた爆弾をめぐって、犯人と捜査当局の対決を描いたサスペンス映画。脚本は小野竜之助、監督は「ゴルゴ13(1973)」の佐藤純彌、撮影は「怪猫トルコ風呂」の飯村雅彦がそれぞれ担当。

新幹線大爆破 俳優

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新幹線大爆破コメント(20)

zgykigg
zgykigg
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高倉健をはじめ、懐かしい超豪華俳優陣で楽しめるパニックムービー。
スピードの元ネタと言われているけど、そのはるか前この設定でよく
作られたなぁと思う。当時の日本では見向きもされなかったらしいが
そうなの?というくらい面白かった。犯人側運転側追跡側それぞれの
描写が心情豊かに長々と描かれていくあたりが昭和らしくて懐かしい。
Mhokxpsgnis
Mhokxpsgnis
制作当時、国鉄が花形の新幹線を爆破するとはけしからん!と激怒したため国鉄協力が一切得られなかった。
インテリ左翼を演じさせると、山本圭はむちゃくちゃハマる。千葉真一よりも山本圭に惚れた。
dbnjfo
dbnjfo
ネタバレ! クリックして本文を読む
DVDで鑑賞。

新幹線ひかり109号に爆弾が仕掛けられた! 爆弾はスピードが時速80kmを下回ると爆発する仕掛けになっており…。
キアヌ・リーブス主演のアクション映画「スピード」の元ネタになったとも言われている和製パニック映画の大傑作!

不穏な雰囲気漂う夕張のシーンから始まり、犯人グループの紹介と新幹線運行の仕組みの解説、新幹線に乗り合わせた乗客たちの様子を短時間の内に畳み掛けて見せた後、鉄道公安部長に繋がれた犯人からの電話、そして「ひかり109号に爆弾を仕掛けた!?」と云うセリフからのタイトルドーン!!! ―ひたすらイカす導入に引き込まれました。

高倉健、千葉真一、宇津井健など、オールスター・キャストが豪華共演。それだけでも観る価値のある映画だなと思いました。これを超大作と言わずしてなんと言う!
上映時間が2時間32分と云う大ボリュームですが、ご安心あれ! 最後の瞬間まで全くダレることなく、テンションを持続させているのが素晴らしい限りでした。

社会への怒りから、国家へ挑戦する決意を固めた犯人たち。華麗な犯行計画に翻弄されながらも、犯人に肉薄する警察。乗客乗員の命を守るため、打開策を模索し続ける国鉄。未曾有のテロ事件のために、パニックに陥る乗客たち。
―それぞれの視点が交互に配置され、どの描写もおざなりになっておらず、パワフルかつリアリティーに溢れていました。常に息詰まるようなスリルを維持しながら、怒涛の勢いで突き進んでいくストーリーに釘付けになりました。
ハリウッド経由のパニック映画ブームに便乗して製作されたとは云え、後にハリウッドでプロットが模倣されているし、本作自体日本国内よりも海外での評価が高いのは、クォリティーが世界水準であることの証左ですよねぇ…。

犯人グループの犯行に至るまでの背景がきちんと描かれていて、単なるエンターテインメント大作に留まっていないのが本作の大きな特徴。そこから浮かび上がって来たのは、戦後日本が突き進んで来た高度経済成長の光と影でした…。
犯人たちの抱える想いと、人生を賭けた決死の挑戦が胸に迫って来ました。クライマックスも、やるせなさと悲しさが同居していて、決して後味の良いものではありませんでした…。では、彼らはいったいどうすれば良かったのか?

――

佐藤純彌監督が死去したと云うニュースを受け、3年程前に鑑賞した本作を思い出しレビューすることにしました。
代表作は日本映画が誇る大作ばかり。中にはとんでもない作品もありましたが、そのどれもが有名なものばかり。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

※リライト:2020/05/09

※鑑賞記録
2020/05/10:Hulu
2021/01/24:Blu-ray
Tnncseeimemdeu
Tnncseeimemdeu
新幹線に爆弾が仕掛けられ、時速80キロを下回ると爆発するというアイデアが秀逸だ。後のヤン・デ・ボン監督、キアヌ・リーブス主演の『スピード』の元ネタとなっているが、新幹線という限定空間の緊張感に加えてスピードも落とせないからタイムリミットも生じるので、さらなるスリルが生まれる。しかも、このアイデアは新幹線の安全神話の盲点をついているところが素晴らしい。新幹線は、何か異常を検知したら止まる仕組みになっているが、止まったら爆発してしまうからだ。
運転手、乗客、国鉄、政府に警察らの思惑が交錯する人間ドラマも非常に見応えがある。なにより犯人側のドラマがきちんと描かれているのが良い。この爆弾テロは弱者である犯人側の異議申し立てであり、戦後日本経済の成長に取り残された人々の怒りなわけだ。テロとは本来、弱者によって引き起こされるものだ。テロを卑劣だと断じるだけでは、テロを根絶できない。弱者救済こそが本当の「テロとの戦い」なのだとこの映画は教えてくれる。
kzbnbtx
kzbnbtx
引きで高倉健の最高傑作は幸せの黄色いハンカチではなかった。
これはたまげた。スピードやアンストッパブルよりもずっと前に日本にこんなに面白いサスペンスがあったなんて。でこれは日本のカラー実写映画の中で1番面白いんじゃないだろうか。そしてまたこの映画の原案が本当は黒澤明の脚本チームだということに唸らされる。黒澤明凄すぎる。

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