ファブリック プロット

呪われた赤いドレスを巡る恐怖を独創的な世界観で描いたイギリス製ホラー。離婚したばかりで公私ともに冴えない日々を送るシーラは、セール中のデパートで真っ赤なドレスを買う。その魅力的なドレスは不思議と彼女の身体になじみ、シーラには自分の人生を変えてくれる幸運の贈り物のように思えた。新しい出会いを求め、ドレスを着てデートに出かけるシーラだったが、不可解な出来事が次々と起こり……。「秘密と嘘」のマリアンヌ・ジャン=バプティストが主演を務め、「アフター・ウェディング」のシセ・バベット・クヌッセン、「わたしは、ダニエル・ブレイク」のヘイリー・スクワイアーズ、テレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のグウェンドリン・クリスティーが共演。監督・脚本は「バーバリアン怪奇映画特殊音響効果製作所」のピーター・ストリックランド。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2021」上映作品。

ファブリック オンライントレーラープレイ

ファブリック 俳優

ファブリック 写真

ファブリック Related

見知らぬ人の痛みオンラインで映画を見る
見知らぬ人の痛み
プロット  日本
04月19日 劇場で
劇場版 再会長江オンラインで映画を見る
劇場版 再会長江
プロット  中国
04月12日 劇場で
FEAST 狂宴オンラインで映画を見る
FEAST 狂宴
プロット  香港
03月01日 劇場で
変な家オンラインで映画を見る
変な家
プロット  日本
03月15日 劇場で
貴公子オンラインで映画を見る
貴公子
プロット  韓国
04月12日 劇場で
PLAY! 勝つとか負けるとかは、どーでもよくてオンラインで映画を見る
PLAY! 勝つとか負けるとかは、どーでもよくて
プロット  日本
03月08日 劇場で
辰巳オンラインで映画を見る
辰巳
プロット  日本
04月20日 劇場で
ブルックリンでオペラをオンラインで映画を見る
ブルックリンでオペラを
プロット  アメリカ
04月05日 劇場で
劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦オンラインで映画を見る
劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦
プロット  日本
02月16日 劇場で
恋わずらいのエリーオンラインで映画を見る
恋わずらいのエリー
プロット  日本
03月15日 劇場で
異人たちオンラインで映画を見る
異人たち
プロット  イギリス
04月19日 劇場で
とりつくしまオンラインで映画を見る
とりつくしま
プロット  日本
03月30日 劇場で

ファブリックコメント(1)

Siensewtlt
Siensewtlt
ネタバレ! クリックして本文を読む
You who wear me will know me
超自然的な力を備えていると信じられる人間が造った物品で、普通の製作品を凌駕する、圧倒的に大きな超自然的な力を備えるもののことであり古くは宗教的な意味もあるフロイトに代表される精神分析の議論においてさらに深く展開するフェティシズム... 性対象の不適当な代理としてフェティシズム(fetishism)があり,この場合,性的対象の代理として,性的な目的にとってふさわしくない身体部位(足,毛髪),性の対象である人物との性愛の関係が証明される無生物(衣類,下着)が選ばれる...  ここでは鮮紅色(せんこうしょく)である動脈の血と同じドレスの色

この映画は1970年代の活気に満ちたジャッロ映画、イタリアのジャッロの伝統の中で『血ぬられた墓標(1960)』のマリオ・バーヴァ監督、1975年の映画『サスペリアPART2』のダリオ・アルジェント監督など60年代から80年代頃までのジャッロ映画のオマージュとしてピーター・ストリックランド監督は映画に臨んだと聞く。

呪われた、殺人狂の鮮紅色のドレス...
1950年代のイギリスでの悲劇的な一群の反体制的な若手小説家や劇作家、いわゆる「怒れる若者たち(Angry young men)」とシンクロした動向であるキッチンシンク・リアリズムであり消費者風刺のこの不気味なブレンドは、それを身に着けている人の人生もろとも地獄に落ちていく。

この映画は主に二部構成のアンソロジーになっている。
1970年代のイギリス、銀行ではマイクロマネジメントの上司の監視下におけるシングルママのシーラ。家に帰ればバカ息子が年上の女とイチャついている。そんな恵まれない彼女も赤いドレスでブラインドデートに挑戦するが...
後半は洗濯機の修理屋のスピークスと奥さんと赤いドレスと織りなす恐怖となっている。前半のシーラの話が分かり易く、後半は、監督の独特なシュールレアリスム感が理解をするのを阻んでいる。
監督は、1993年の設定と言っていたが、本人がそういうのだから間違いがないにしても赤いドレスを売る店員たちがビクトリア朝時代の喪服をきていたり、留守番電話の古さやテレビがブラウン管であったりとはっきりとした年代はつかめないモノとなっているし、こだわらなくてもいいのかもしれない。
それでもストップモーションの一種であるフリーズフレームショットなんかを取り入れているあたり、この監督さん、結構洒落ている。

chic menstrual tasting
赤いドレスを売るブティックの販売員ミス・ラックムーア... この映画ではカツラを被り、ズルッパゲで異彩を放ち、差別的発言でした失礼。加えておぞましいシーケンスとして、生理中?のダミー・マネキンの生理の血⁉を舐め、それを見ているブティックの老醜プンプン放ちまくりのオーナーは自慰行為からの精液発射... そんな書くのも恥ずかしくなるような場面なんて、ある意味無謀のようにも思えるけど、案外と世間の受けが良い?
またスピークスの妻バブスが帝王切開でもうけた赤子が赤いドレスを着て生まれてくるなんて⁉しかも生まれて間もないのにも関わらず中指を立てるって、アリ?... 一瞬、超ゲテモノ過ぎるようにも映るが...

グロス・ホラー映画である本作品... 色、音、質感の歓喜の祭典であり、抽象化のポイントにほぼスタイリッシュでエロティックなフェチ化されたサディズムを大胆に描いたと言えるけどハッキリと言うけど、こんな映画って、人好き好き⁉

ストリックランド監督が Vulture のインタビューに答えていた。
「私にとって、映画全体は非常に論理的です。人々はそれを奇妙だと呼んでいますが、私はそれを奇妙だとは思いません。超自然的な-ええ、それは不条理な要素です-しかし、その周りのすべてのものは、私たち全員が経験したことの誇張です。」あんた、分かっていらっしゃる!

ラストのオチは理解するのが人にとっては簡単な事かもしれないけど、個人的には非常にむつかしいものになっているので、この映画の好き嫌いは"ラストのワンシーンで決まる"と言えるかもしれまない。  そんな古典的でもあるキショイ、ジャッロ映画でした。

共有する

関連映画

DIVE ダイブ 海底28メートルの絶望 オンラインで映画を見る DIVE ダイブ 海底28メートルの絶望
プロット  ドイツ
02月02日 劇場で

ピッグダディ オンラインで映画を見る ピッグダディ
プロット  日本
02月02日 劇場で

沖縄狂想曲 オンラインで映画を見る 沖縄狂想曲
プロット  日本
02月03日 劇場で

レディ加賀 オンラインで映画を見る レディ加賀
プロット  日本
02月09日 劇場で

風よ あらしよ 劇場版 オンラインで映画を見る 風よ あらしよ 劇場版
プロット  日本
02月09日 劇場で

WILL オンラインで映画を見る WILL
プロット  日本
02月16日 劇場で

ニューリリース