飢餓海峡

7.2/10
合計19件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   182分
言語   日本語
地区   日本
劇場で   01月15日 1965
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飢餓海峡 プロット

水上勉の同名小説を「鮫」の鈴木尚之が脚色「宮本武蔵
一条寺の決闘」の内田吐夢が監督した推理劇。撮影は「路傍の石(1963)」の仲沢半次郎。16ミリからのブローアップ、ネガ像とポジ像を密着してのポジ焼きつけ、現像途中での意識的な露光による「東映W106方式」を採用。1964年12月27日公開予定であったが制作の遅れから、翌年の1965年1月15日公開へと順延、「あの雲に歌おう」との二本立て興行となった。1964年度キネマ旬報ベスト・テン日本映画5位。

飢餓海峡 俳優

飢餓海峡 写真

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飢餓海峡コメント(18)

Ikopngmssxh
Ikopngmssxh
ある事件をきっかけにそれに関わる人々の人生が大きく変わっていく。そして、月日が経ったとき、事件が動き出す。
戦後の貧困は、きっと私が想像する以上の生活だったのだろうなぁ...。
映画のように、人を変えてしまうほど。
貧困の者の気持ちは貧困を経験した者にしかわからない。確かに。

娼婦のヒロインは、キャラがちょっと苦手だったので映画の中盤は辛かった。
高倉健が出てきたところから最高。

事件や人の思いを考えさせられる作品だった。
Diuyppaenh
Diuyppaenh
昔の映画って役者が作ってるなと唸らせる作品。高倉健がその他大勢になってしまうほど3人が世界を作ってる。
ストーリーとしては、実際にあった岩内大火と洞爺丸事故が出てくるほか、当時売春が違法になった事が絡むなど、より現実味を帯びる構成が素晴らしかった。
myegvym
myegvym
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総合70点 ( ストーリー:65点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:60点|音楽:60点 )

前半の事件の後で、左幸子演じる娼婦の杉戸八重がやたらと尺をとる。まるで主人公が一晩過ごしただけの八重が実は主役なのかと思うほどに長い時間登場する。貧困に苦しみながらも明るく純に生きる八重についてはよくわかったし演技も良かったし観ていて思い入れが深くなったが、こんな脇役の人の人生ばかり追いかけていったいどうしたのかと途中までは思った。
それなのにその間は三國連太郎演じる主人公の犬飼或いは樽見はさっぱり登場しないのだ。結局最後まで主人公の正確な過去も若い頃に彼が人格形成を成すどんな経験をしたのかもわからず調査で示唆されるだけで、だから彼の本当の人物像に迫れていない。そんな彼が犯罪の容疑をかけられ、北海道の昔の事件のことを持ち出されても、視聴者としては真実を推理したり想像するための判断材料が少ないし、彼の人となりについてもわかりにくいままに残されてしまう。一番重要で一番掘り下げるべき人物は誰なのか、それをしないままに事件のことを追及しても中途半端。証拠が無いままに事件のことを遡るのだから、最初から事件の真実を明かす謎解きが作品の目的ではないはずなので、それならばもっと主人公の人物像に迫るべきなのではないか。設定や主題は面白いのだが、長い作品の割りに主人公のことを理解出来ない構成には不満が残る。

物語の一つの中心となる、樽見は北海道の事件に自ら関わっていたのかという疑問について。最初から見直してみると、確かに質屋から飛び出してきたのは木島と沼田の二人だけであって、質屋の事件では彼は首謀者ではないかもしれないし、意図せずに巻き込まれたというのはありうる。だが樽見は取調べの告白の中で、汽車の中で事件に巻き込まれたことに気がついたと言っているが、汽車に乗る前に「顔を見られてはまずい」と言って切符を買いに行かされている。そこで顔を見られてはまずい何かがあったことを当然知っていたはずだから、取調室で言った、汽車の中で事件に巻き込まれたことに気がついたというのは嘘だ。
しかも自分の過去を暴かれまいとして八重を殺し心中事件を偽装し、北海道に行くためにも嘘をついた。そのことだけでも彼は平気で嘘をつけるというのがわかるし、自分のことだけを守ろうとする自己中心的な人物だ。だから最初は成り行きで事件に関わったのだとしても、津軽海峡で二人を始末した可能性は十分にある。もちろん、真実はわからない。だがかつて樽見の命運を左右した津軽海峡でわざわざ彼は死を選んだ。まるで自分の運命を決した原点の場所に戻るかのように。
Mgsnshxpiok
Mgsnshxpiok
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日本の犯罪映画史に残る名作に位置付けられているが、人物描写がやや雑な気がする。
三國連太郎演じる犯人と、左幸子演じる娼妓は、二人とも直情的で感情の変化が唐突だ。殺す側が常軌を逸するのはよしとしても、女にも一瞬で我を忘れてしまう理解し難い感情の起伏が見られる。

前半の事件を追う刑事伴淳三郎は、キャラクターが立っていてアジがある。
自分の勘を頼りに地道な捜査を続ける。
実直で頑固一徹、現場叩き上げ刑事のステレオタイプだ。

一方、後半の事件を担当する刑事高倉健は、その上司も含めて説得力に欠ける。
伴は自分自身が気になってしまう謎を反芻しながら地道な操作を行う。が、高倉は直感的に疑いを持ち、そこには根拠が乏しい。部下の勘を盲信して上司は捜査方針を決めてしまうのだ。

犯行の動機が犯人の生い立ちに起因するところも、説得力がなく、砂の器に比べると大いに見劣りする。

ラストは警察の大失態で、まさかの終わり方。
何やら社会性を匂わせようとしているが、伝わらない。

3時間の長尺を一気に観せる迫力があり、その演出は評価できるが。

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