夜顔
プロット
ポルトガル・フランス合作
12月15日 2007 劇場で
シャフト(2000)
プロット
アメリカ
11月11日 2000 劇場で
サイレンス(2000)
プロット
イラン・フランス・タジキスタン合作
12月02日 2000 劇場で
ホワイトアウト(2000)
プロット
日本
08月19日 2000 劇場で
エアポート2000
プロット
アメリカ
01月01日 1900 劇場で
ギフト(2000)
プロット
アメリカ
06月16日 2001 劇場で
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顔(2000)コメント(11)
この話の内容で、この映画の作風というギャップ。
時代なのか出会う人たちがみんな優しい。
「許してもらわんでもええよ。」
「うち間違った人好きです。」
などセリフもインパクトある。
妹を殺してしまい逃亡するんだけど、初めてみる世界や経験や出会いによって変わっていく。
観ているこっちも幸せになってほしいと思ってしまう。
しかし藤山直美さんサイコーです☆
「とっとけ!」と「さらばじゃ!」思わず繰り返して観ちゃった(笑)
追い詰められていくのに、より逞しくなっていく主人公がいい。
そして豪華な面子。
ごちそうさま。
もちろん主人公の正子の不美人顔のことです
そのために彼女は劣等感の塊となってしまっています
本作はミステリーものでも、犯罪ものでも、逃亡劇でもありません
コンプレックスの塊の女性の魂の解放の物語です
だからラストシーンに私達観客は彼女の味方になって応援すらしているのです
島の祭りのお囃子の唄の歌詞が、正子の物語とリンクしてくるのは出色の演出でした
藤山直美は、ご存知のとおりあの喜劇王の藤山寛美の娘
顔がそっくりです
彼女もまた子供の頃からの喜劇人としての舞台のキャリアがメインなのでどうしても笑いのシーンは舞台ぽさを感じてしまいます
それでも強烈に映画の中に私達観客を引き込み一気にラストシーンまで連れて行く演技力は凄い力です
スナックの女性となって髪をセットし、綺麗なドレスをまとい、化粧もして、弾けた様子は本当にそれなりに魅力的です
大楠道代の律子ママも鶏ガラのような細い体、ヘアスタイル、あの衣装、立ち振る舞い、言動
ものすごい実在感があります
二人とも全国のどこのスナックでもいそうな迫真のリアリティです
あのお店の楽しそうなシーンが輝いているからこそ、前半の鬱屈からの魂の解放と、終盤の逃走もまた、その解放を失いたくないという説得力を増しているのだと思います
素晴らしい演出力です