Love Letter

6.9/10
合計16件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   113分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   岩井俊二
劇場で   03月25日 1995
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Love Letter プロット

「Undo」「花とアリス」の岩井俊二監督の長編第1作。事故で婚約者の樹を亡くした博子は、国道になってしまったという彼が昔住んでいた住所に届くはずのない手紙を出した。しかしその手紙は、婚約者と同姓同名の女性のもとへ届き、2人の不思議な文通が始まるのだった。中山美穂が博子と手紙を受け取る女性、樹の2役を演じ話題となった。

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Love Letterコメント(20)

mlvtdss
mlvtdss
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画面の美しさ、映像美。
それまで邦画では追究されなかった物だった。
それが岩井俊二という人を一躍有名にしたのだと思う。

雪の中を歩く 喪服姿の中山美穂。

女優とは これです。と思わせられる圧巻の目鼻立ち。

一人二役で進むストーリーに
中学時代の酒井美紀。

酒井美紀は嫌いじゃないし、白線流しの時の彼女はもうセーラー服着せたら右に出る者はないって程の人だと思っている。

けれど!

酒井美紀が大人になって中山美穂には ならんでしょ〜。
だから 中学時代に好きだった人に似ていたからなのかもしれない なーんて思うべきなんだろうけど ちょっとなあ、、ってなる。

図書カードの裏の似顔絵で
ああこの人だって後輩たちが思うわけないと思うと 全然グッと来ない。

若い時代を別の人が演じるのは 全然ありだけども
顔はこの場合結構重要だと思うのにな。

死んだ人間に何度も何度も 元気ですか〜って
あの時代なら あり得たのだったろうか。
今はもうアントニオ猪木しか浮かばない。

豊川悦司の役の男の人は
自分の親友の彼女を好きで、そのうち結婚もして幸せに暮らすのだろうけれど、

彼は余裕である。
いくら彼女が死んだ彼に思いを残していても、相手はもう死んでいるのだ。
だから いくらでもこの先 自分が彼女を包み込む事が出来るしそのうち彼自身の方が死んだ親友に勝る思いを彼女から得られる自信がある。

こういう懐の深い男を
最近 なかなか見ない。
関西弁のこの豊川さんに男の度量を見た映画だった。

昔見たような見なかったような
出だしは既視感あったけれど内容は全く記憶になかった。
Amazonプライムにて視聴。
poprya
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初見は随分昔。まだスワローティルも上映されて無い頃にレンタルで。
買っておいたBDで夕べ観たので鑑賞日に設定。

当時、身の回りで観た人間では男の方が好きなのが多かった記憶。主人公は女性で有るが、「女の恋は上書き」と言われるように、死んだ相手をいつまでも(死んでまだ二年だけど)思っているのは共感出来ないのかな?
情報一切無しで観た最初の方では、中山美穂が二役と言うのに気付かずに「?」となってしまった。どちらも雪が積もっているし、髪型も同じだし。髪型を変えるとか、分かりやすくしてくれても良かったかなとは思う。
まぁ、他の方のレビューに多い、酒井美紀→中山美穂?と言うのは同意。イメージと演技力的に中山美穂より和久井映見の方が良かったんじゃないかなぁと(まぁ、この作品の中山美穂は頑張ってたけど)
少し前に「ラストレター」を観たけど、岩井監督、若い頃に何か有ったんだろうなぁ。と思わざるをえない。
zgykigg
zgykigg
日本映画の新作を観て久し振りに満足した。人気タレントの中山美穂が対照的な性格の二役を演じるテレビ局制作の単なる商業映画と高を括っていたら、語り口がとても素直で心優しく映画的なのに嬉しくなってしまった。まず、タイトルバックがいい。何でもない冬山の白雪の上を主人公が歩いていくだけなのだが、これが唸るくらい良い。現在進行形で亡くなった男を愛する女性と、中学時代の過去から現在のエピソードを綴りながら自分が密かに愛されていたことに気付くまでの、とても繊細で壊れやすい青春期の淡い心情。しかも、その女の嫉妬と自慢の相反する女性的な深層心理を同時進行で描く脚本が深いし、演出も嫌味なく自然に流れて素晴らしい。これで豊川悦司演じる男の嫉妬と欲望が生活感豊かに描かれれば文句なしなのだが。制作のコンセプトには初めから入っていないのを承知でも、作家としての本当の命はそのバックグラウンドの充実にあると思う。他脇役も良く描かれているだけに実に勿体ない。
遥か遠い山の頂に向かって、主人公が(お元気ですか、私も元気です)と何度も叫び語り掛けるシーンの、何とも乙女チックで少女趣味の色合いが健気に見えるとは、己は確実に年を取りもう若くないと自覚させる映画でもあった。
1995年 11月13日

男性監督で少女期の心理を描くのは大変難しいと思われるが、この岩井俊二監督の繊細さは外国映画を含めても大変貴重な存在と思う。ジョージ・ロイ・ヒルやロベール・アンリコと挙げることはできるも、岩井監督の独特な繊細さは唯一無二の映画タッチを持っている。
Iishghkmmo
Iishghkmmo
少し泣けたけれど、普通位の映画でした☆
Oikgsshmpxn
Oikgsshmpxn
25年ぶりに鑑賞。
初めて見たときは、博子が雪の中で叫ぶシーンに心揺さぶられ、トヨエツの茶化すような演技が邪魔に思えた。現実にこれをやったら気恥ずかしいのは承知の上。現実を写実的に炙り出すタイプの作品ではない。これは美しい小説を読み進めていくような気持ちを味わえる、ファンタジーなのだから、徹して欲しいと。

今回、相応のおばさんになり、トヨエツの演技もありと理解した。亡き人を思い続ける主人公と現実をつなぐ役として。現実を生き抜くには、ユーモアと、「茶化し」、デリカシーがなさそうに振る舞う(秋葉の包容力は誰にでも一目瞭然)ことも、時に必要なのだから。

婚約者が自分に一目惚れした理由が初恋の相手と似ていたからというのは、ほろ苦い、と25年前は思ったが、この苦味も博子が今後を生きていく上で必要な栄養と、今回知った。
婚約者に、自分の入り込めない時間ー自分以外の異性を思った時間ーがあった様に、自分もこれから、亡き婚約者には入り込めない時間を秋葉と重ねていく、それでいいんだと思わせる。

お互いに完璧に重なり合う人生は不可能。思い出を意識あるいは無意識に抱きながら、その時々、今を重ね合うことができる人に視線を戻すことを繰り返して、人は結局一人で生きていく。初恋の人の面影を足場に新たに人を愛することも、二度と会えない婚約者を思いつつ新たに人を愛することも程なく許容するほど、時は懐が深い。

壮大な物語ではなく、このくらいのささやかさが、繊細さを損なわず、心地いい。昔もいまも、大好きな映画。