クロッシング・ガード
プロット
アメリカ
01月01日 1900 劇場で
ミッドナイト・クロッシング
プロット
アメリカ
03月24日 1989 劇場で
クロッシング(2008)
プロット
韓国
04月17日 2010 劇場で
クロッシング・ザ・ブリッジ サウンド・オブ・イスタンブール
プロット
トルコ・ドイツ合作
03月24日 2007 劇場で
クロッシング・ウォー 決断の瞬間(とき)
プロット
ドイツ
11月29日 2014 劇場で
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ミラーズ・クロッシングコメント(9)
「New Fliex」という今の同名の雑誌とは全く違っていたお洒落な雑誌で、偶然、知ったのだが、身震いするほど、面白かった。
ボスと部下との友情。
ありえないことに、部下のガブリエル・バーンは、ボスを見限ってしまうのだ。
ダメ男・タートゥーロの姉との愛憎まみれた確執。
めったにお目にかかれない練りこまれた脚本。
ガブリエル・バーン、ジョン・タトゥーロ、他にも芸達者な役者が集まっており、その細かな人物造型もすばらしい。
あたたかいランプの明かりがもれる窓をバックに、ガブリエル・バーンに、ジョン・タトゥーロの姉・マーシャ・ゲイ・ハーデンが、ハスキーな声でピストル片手に「弟を殺したでしょう?」と迫る名シーンは、めったに観られるものではない。
ラストの多分、『第3の男』へのオマージュ、物語の3人の主人公、男、ボス、女が交差するシーンもぞくぞくする。
コーエンを語るにゃ、まずこの映画を観なきゃ!
登場人物はすべて持って生まれた性に従って生きている、誰も悪くないけれど犯罪にまみれている世界が、なんだかセピア色の風景のように懐かしい。
・レオはどーんと構えた威厳のあるボス
・キャスパーは小物感漂うチンピラ風情なボス
・バーニーはイカれたズル賢い奴
・ヴァーナは男にスガるアバズレ
映画が始まりそんな印象を持ちながら観ていたら物語が進むに連れてそれぞれに思う印象が徐々に変わってしまいコーエン兄弟の手腕に驚かされる。
トムが危険を冒してまでヴァーナに惚れる理由や起こしてしまった行動はレオに対しての友情だったのか?
計画通りに巧くヤッているようで詰めの甘い部分が目立ち始めトムの本性が曝け出されそうで毎度起こるピンチからは事なきを得る。
クリーンな心で誠実だったのは二人のボスだけか?
コーエン兄弟の常連であるタトゥーロのキャラと演技は最高で出番は少ないがブシェミも良かった。
だが一番に印象が強かったのはキャスパー役のJ・ポリトで子供との遣り取りは特に最高。
物語の展開が全く読めずハラハラ、ドキドキはラストのオチまで持続されギャング映画ってジャンルを背景に騙し騙されな人間活劇として興奮してしまう。
そして最低ヤローな筈のG・バーンがクールで上品な外見も手伝ってそんな人間には思えなくなる所がまたニクい!?