クロッシング(2008)

7.6/10
合計25件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   107分
言語   韓国語
地区   韓国
書かれた   イ・ユジン
劇場で   04月17日 2010
この映画を見たい?
 映画を見たい    しない

50% 欲しいです,合計 157

レビュー  |  共有する 

クロッシング(2008) プロット

「火山高」「彼岸島」のキム・テギュン監督が、脱北者の過酷な現実を描く社会派ドラマ。北朝鮮の炭鉱町に住む元サッカー選手のヨンスは、妻ヨンハと11歳の息子ジュニとともに、貧しいながらも幸せな日々を送っていた。しかし、ヨンハが肺結核に倒れ、ヨンスは治療薬を手に入れるため中国へ向かう。決死の覚悟で国境を越えたヨンスは、必死に働いて薬を手に入れようとするが、北朝鮮では夫の帰りを待ちながらヨンスが静かに息を引き取る。孤児となってしまったジュニは、父との再会を信じて国境を目指すが……。

クロッシング(2008) 俳優

クロッシング(2008) 写真

クロッシング(2008) Related

雨降って、ジ・エンド。オンラインで映画を見る
雨降って、ジ・エンド。
プロット  日本
02月10日 劇場で
津島 福島は語る・第二章オンラインで映画を見る
津島 福島は語る・第二章
プロット  日本
03月02日 劇場で
ソウルメイトオンラインで映画を見る
ソウルメイト
プロット  韓国
02月23日 劇場で
π パイオンラインで映画を見る
π パイ
プロット  アメリカ
03月14日 劇場で
戦雲(いくさふむ)オンラインで映画を見る
戦雲(いくさふむ)
プロット  日本
03月16日 劇場で
フレディ・マーキュリー The Show Must Go Onオンラインで映画を見る
フレディ・マーキュリー The Show Must Go On
プロット  イギリス
02月16日 劇場で
劇場版 怪獣は襲ってくれないオンラインで映画を見る
劇場版 怪獣は襲ってくれない
プロット  日本
03月29日 劇場で
デ ジャ ヴュオンラインで映画を見る
デ ジャ ヴュ
プロット  スイス
03月08日 劇場で
アイアンクローオンラインで映画を見る
アイアンクロー
プロット  アメリカ
04月05日 劇場で
K‐9 L.A.大捜査線オンラインで映画を見る
K‐9 L.A.大捜査線
プロット  アメリカ
02月23日 劇場で
落下の解剖学オンラインで映画を見る
落下の解剖学
プロット  フランス
02月23日 劇場で

クロッシング(2008)コメント(11)

Reideveere
Reideveere
悲しくて理不尽だ!ペットの犬を食べなくてはならないくらい貧しく、必要な薬もてにはいらない!家族の為に脱北したのに…T^T
Sgknoxshmpi
Sgknoxshmpi
父親と息子。双方に取っての“岸壁の母”状態。

「これでもか〜」とばかりに、北の悲惨な生活状況を抉る様に描写する。
まさに情け容赦無しだ!

話自体に目新しさは無いかな?寧ろ予想通りに進んで行く。
基本的には父親と息子の親子愛が根底に有り。その間に、ジュニとミソンの恋とまでは言わないが、淡い物語が入る。

多分に南側の主張が強調されているのは、両国の歴史的な背景を考えたら当然の事なのかな?と言える。
それにしても、よく国として未だに機能しているものだ…と。「そりゃあ!あんた。独裁政権なんだから、当然だよ!」…と、言われたら返す言葉も御座いませんです。はい!

作品自体は、過去の脱北者達の証言を基にして、脚本を構成し製作されているとの事。そんな脱北映画と言えども、そこはそれ。一応は娯楽性を織り込んだ韓流映画の1本でも在りますから!
“雨”だったり“サッカーボール”(石蹴り)。又“指輪や”“靴”と言った、日常的な物を使って泣かせに入るのを良しとするか。「いや、ちょっと…」と、拒否反応をするかで、評価は両極端に別れそうな気がします。

とても悲しい物語なんですが。最後に“或る意味”でのハッピーエンドを用意して在るのは、とても良かったんではないでしょうか。

(2010年5月8日ユーロスペース/シアター1)
Noskmghxpsi
Noskmghxpsi
「生き地獄」ってこういう事かな。
信じたくないけど、実際にこういった事は起こっている。
他人を大切にしない人間がトップにいる恐い国。
Igsknoxmshp
Igsknoxmshp
かなり衝撃的な内容でした
脱北を題材にした本作ですが、助監督は脱北者とか(たしかNHKニュースでみた)
内容は2時間ずっとヘビーな内容。み終わったあとに今の自分がどれだけ恵まれているか、今この間も北ではどれほどの人が苦しい思いをしているのかかんがえると胸が苦しくなります。
若い人にみてほしい作品
Gxshisokpmn
Gxshisokpmn
上映が始まるまでは、北朝鮮で行われているという圧政の恐ろしさを克明に訴えようとする映画かもと身構えていた。

だが日本の昭和を連想させるような、平和な家族風景を描くオープニングに虚を突かれる。
鉱夫として働く父とその息子が楽しげにサッカーボールを蹴り合う姿。
狭苦しい家で、家族と共に食事を囲む姿。
ペットの犬を可愛がる姿。
そこにあるのは万国共通の温かな家族の姿だ。

だがその平和も極めて脆い基盤の上に成り立っている事が、物語が進むに連れて分かってくる。
“南朝鮮”のテレビを見てはいけない。聖書を読んでもいけない。酒や薬やガム等の“贅沢品”を中国から持ち込んだ為に破滅させられる家族もいる。

主人公一家も、母親が結核にかかった事で生活が一変。薬を買う金も手段も無い。栄養のある物を食べさせる手段も殆ど無い。
薬を入手するべく、父親は単身中国に渡る事を決意するのだが……

北朝鮮の国境を越えただけでは“脱北”とは言えない。むしろその後の方がずっと危険だ。そして脱北に成功して薬を入手できても、今度は様々なしがらみに囚われて家族の元へ帰る事が出来ない。
実際の報道でも家族を残して脱北に成功した方が登場する事があるが、彼らが一体どんな思いを抱えて生きているか、垣間見る事が出来た気がする。

脱北に失敗して送還された者には、更に惨い仕打ちが待っている。女子供だろうが病人だろうが収容所に送られ、劣悪な衛生環境の中で、情け容赦無い強制労働を課せられるというのだ。
収容所の看守達はまるで怪物で、同じ人間とはとても思えない。
この辺りの描写は涙が出る程に悲惨だ。

現状をロクに知らない僕には、この映画の内容をどこまで鵜呑みにして良いのかの判断は出来ない。
だが、脱北の困難さやそのシステムを描いた部分については、僕には少しも誇張しているようには感じられなかった。
ドラマチックな演出はあるが、家族や親しい人々がばらばらに、ぼろぼろにされる悲しみを端的に示したいが為だろう。『あざとい』とは思わなかったし、離れ離れになった父子を結び付ける土砂降りの雨の美しさに心を動かされない人はいない筈だ。

この映画は授業教材として有用かも知れない。誤解しないでいただきたいが、教科書的な映画と言いたいのではない。
北朝鮮の現状について興味を持つ切っ掛けを作るという意味で、非常に良い映画だと思うのだ。

……知りたい方は、是非。

<2010/8/1鑑賞>